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生の理由

このまま何処かに行ってしまえばいいと思うほど、
生の終わりを切望する私は、直ぐには終わるはずもないこの先に不安を持つ。

私は割と常に生きていることに感動を味わえないタイプだ。

人は面倒くさい。
社会も面倒くさい。
苦しいことはしたくない
というと甘いといわれるのも面倒くさい。

他者に過度に興味を持ち、それなしでは生きられない集合体。
その異常さに反吐が出る。

私が生きる日常は、何故生きているのかを反芻する日々だ。

目一杯生きているつもりでも、
ふと何の為に生きているのか
この場所に存在しなければならない理由が解らず、

どこか遠い懐かしい場所を思い出して
胸が苦しくなる。

だから今日も
「人は生きているのではなく、生かされているのだ」と何処となく理解不能な

そんな言葉に慰められながらやり過ごす。

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