マイケル・モーパーゴ 『だれにも話さなかった祖父のこと』
僕にとってのこの本:
年長者とこども。傷つき生きること。やがて許される。通じ合う。こどもだけができること、祖父の歴史を継ぐこと。
素晴らしい本でした。本当に僕は何にも知らない。この人を知らずに39年間もよく生きてこられたなと。そのくらい素晴らしいと思いました。
年長者とこどもの対話です。マイケルの目線でおじいちゃんのことが語られていきます。おじいちゃんは、戦争で傷を負った。心身ともに。
その傷が、どうしようもなく痛かったし、傷が別の傷を生み出すように、痛みをひろげていっ