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雑感など

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雑感、歴史教育についてのことなども含みます。
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#こども

エンデのインタビュー

実はケストナーもヤンソンも、僕は少年時代に読んだことはありませんでした。 僕にとって児童文学というときに一番に思い出されるのは、『はてしない物語』であり、エンデでした。 あまり本を読み返す習慣のない僕ですが、大人になり、教師になってから、ふとエンデを手に取ったことがありました。昔も今も、彼は僕にアイディアを与え続けてくれる人のひとりです。 いつか自分も、創作をしたい。そのときには、自分にとってのエンデのエッセンスが、作品に反映されていて欲しい。ちょっと大胆なそんな願いもこ

noteでやりたいこと、考えてみたいこと

歴史は暗記科目か。 結論からいえば、違うと思います。 僕はこれについてはずっと、長い間考えてきました。仕事柄、考えずにはいられませんでした。 学校で習う歴史は、日本史であれ世界史であれ、一般論として暗記科目と見なされていることが普通です。そしてここでいう暗記にはたいてい悪い意味合いが込められています。 本来の歴史科目は、ひとことでいえば、「歴史的思考力」を養うことが目的になっています。少なくとも国はそういうのを目指している。 そしてこの「歴史的思考力」とは、なにかを丸覚