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雑感など

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雑感、歴史教育についてのことなども含みます。
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#世界史教育

実験 Chat GPTに所見を書いてもらう

プロンプト、というのでしょうか。最近はChat GPTをめぐる話題はこういうものが多いですよね。つまり、どんな指示を出せばChat GPTが思い通り動いてくれるかをみんなが実験しているみたいです。 僕もやってみよう! 以下は、ただの実験です。調査書や学籍簿の所見をやってもらおう。たぶんアメリカの先生達は絶対やってる(失礼)。 さあ、このプロンプトでどうかな?(「プロンプト」とやらの使い方はこれでいいのか?) さて、どうなるか。 うーん、「である調」とか、「2項目だて

感想 カーマインストリートギター

僕にとっての作品の要点: リックとシンディは、マンハッタンのルシアー。NYの150年以上前の建物の廃材で、日々ギターを作る。彼らの日常を撮影したドキュメンタリー。歴史、ノスタルジー、ロマン。 表題のギターショップは、マンハッタンのカーマインストリートにあります。店主はリック・ケリーさんで、ギター制作家です。お弟子さんがシンディ・ヒューレッジさん。リックは60代くらいかな、シンディは20代だろうな。 監督のロン・マンは、有名映画賞の受賞歴のある名人。この監督が、このお店に

教育と宗教と自由と

驚いた事件がありました。僕の周囲では話題になっていないのですが、書いてみたいと思います。 ニュースの内容は、アメリカで学問の自由に関する議論が起こっているということ。僕はある人のTwitterの記事でこのニュースを知りました。 昨年2022年の10月に起こった事件がその発端となっています。 以下がニュース記事です。 ショートにまとめたものでしょうか、10日ほど前の記事ですが、こういうものもあります。 このニュースがどの程度、議論をよんでいるのか。 宗教をめぐって、歴史や

「尋常ならざる」

2007年から、2009年にかけてのどのあたりかのことです。 僕は学生だった頃、イギリスの中東学者を対象に研究していました。 彼の名はエドワード・ブラウン(Edward Granville Browne 1862-1926)。 アラビア語とペルシア語とトルコ語とサンスクリット語とヨーロッパ諸語を操る、中東、特にペルシア文学史の大家でした。ケンブリッジ大の先生です(写真はブラウン)。 ブラウンにはもうひとつの顔がありました。文学史研究のかたわら、自分の中東とのネットワーク