【日記】スキー場で娘見失う

主題から離れて育児に関わる所感を日記的に綴ります。

ウィンターシーズンには4歳の娘と2人でスキーをしています。

去年3歳に初めてスキー板を履き、今年は所謂初心者コースと呼ばれるコースは支障なく滑り降りれるようになりました。

仕事のある平日はなかなか遊べない(というかほとんど会わない)ので、泊まりで行くスキー旅行を娘も楽しみにしているようで、

僕も仕事と家から離れて一日中娘と過ごす時間を楽しんでいます。

ところで、子供にも絵本をなるべく多く読んであげることを心掛けていまして、

娘も絵本をたいそう好きになってます。

絵本とはいえ、活字の詰まった書籍と変わらない、もしくはそれ以上の学びを得ることがあります。

「あさえとちいさいいもうと」という絵本、これもその学びを与えてくれた大切な絵本です。

お母さんが銀行にちょっと出ている間に、起きてきたいもうとと家の前で一緒に遊ぶことにしたあさえ。

いもうとのために地面にチョークでお絵描きをしますが、お絵描きに夢中になってしまい、いもうとを見失ってしまいます。

ドキドキハラハラしながらいもうとを探すあさえ。

そしてとうとう、いつも遊んでいる公園でいもうとを見つけます。

あさえは何も言わず、ぎゅーっといもうとを抱きしめます。

満面の笑みで。


スキー場でも、公園でも、

居なくなってしまった子どもに

「なんで勝手にいなくなるの!」

と親が叱り飛ばすシーンを見ることがあります。

たしかに、

勝手に居なくなると危ないです。

その親心はすごく分かります。


でも、見つけた子どもを叱りつける、

それよりも、もっと、

何か伝えたいことがあるはず。


つい先日、スキー場のリフトから、不覚にもスマートフォンを落としてしまいました。

スタッフの方に落とした場所を伝え、探してきてもらうことに。

娘には、

1人だと危ないから、パパが戻ってくるまでここで待っててね、

と伝え、

リフトのスタッフ部屋に入っていました。

すぐに戻ると、

娘はもういません。


しまった!


すぐにスキー板を履き、坂を下り降ります。


娘のスピードなら、まだ近くにいるはず..!


しかし、下れど下れど娘が見つからない。

しまいには娘に会えないまま、コースを下り降りてしまう。


どこかで見過ごしたか..?!


まさかコースの外に飛び出してないか..!?


板を担いで、降りてきたコースを駆け上がる。




クロスカントリーコースのコブの向こうに

小さな頭がひょこひょこと動くのが見える。


あさえー!!(仮名)


ひょこひょこ。


あさえー!!



小さな頭がこっちを向いて、

小さな体を最大限使って

手を振っている。


あさえだ、


あさえだー!


娘に駆け寄って

ぎゅーっと、

抱きしめる。


ここにいたのかぁー


よかった、いてくれて。


よかったぁー


ほんとに、何もなくてよかったです。

もうそれだけ。

パパがすごく心配してたこと、

見つかってほんとに嬉しかったこと、

伝わったかな。どうでしょう?


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