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思春期のトリセツ ! 親は子供のことを、あきらめてあげてほしい!

昨日のクロアチアと日本の
サッカーの試合を
リアルタイムでみていた。

ひりひりとした
PK戦でのゴールキーパーの
権田選手の心情を思うと
気高くあろうとうする姿に
涙がでてきた。


彼の親なら何を思うのか?

勝っても負けても
どっちでもいい!

いままでを積み重ねて
楽しんでこれて、よかったね!

と、私の勝手な思いだけど
そうおもうんだろう、と思う。

そして
全世界注目の中、孤独な
ゴールキーパーとして
たたえかるご子息に
もう、大丈夫!
ひとりで生きていける!
と、確信していると思う。


親としては、もう、
子どもに何かを
してあげられることは
無いがゆえに
ぽっかりと心に穴が
あいてしまうかも
しれない。

その穴は自分が
楽しいことをみつけて
自分自身でうめていく
必要のある穴なのだと
思う。

子どもの自立と
親の自立。

思春期の子どもに
あれしろ!これしろ!は
もう不要なんだと思う。

それよりも
もう、あきらめてあげてほしい。

親の期待や
親の敷いてきたレールを
はずれても
子どもは自分で考えて
生きていかれる力を
もって生まれてきている。

そこを信じてあげてほしい。

だから
あれしろ!これしろ!
と、指示や命令もしないで

これどう?あれどう?
と、いちいち誘ったりもしないで

子どものことは
あきらめてあげてほしい。


私の好きな脳科学者の
黒川伊保子さんによると

思春期の子どもたちは
子どもの脳から
大人の脳に変わって
いく時に

自分の立っている
意味さえ
わからなくなる。

他者と比較ができるから
もう自分は特別では
ないとわかる。

そんな思春期の子に
愛情という松明をあげる。


それがこの本のテーマ
だそう。

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「思春期のトリセツ」
黒川伊保子著
小学館新書
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以下、一部抜粋させて頂く


子ども脳から大人脳への
変容期には誤作動するのが
想定内なのに
親ががっかりするのも
無駄すぎる。

だれもが
自分の脳を楽しめばいい。

12歳から15歳までの
3年間をかけて変化する。


思春期は脳の変化期なのだ。

思春期といったって
わずか13年しか経っていない。

どうしたって
「世間並」や「世間体」に
こだわってしまうだろうけれど
今こそ、そのしっぽを切り落とそう。

人工知能の時代、
「人と同じようにできる」なんて
何ら意味がない。

「人と違ったことをしてしまう」
が、価値を生む時代である。

思春期。
はみ出したり、足りなかったり
空回りしたりしながら
子どもたちの脳は
個性を際立たせていく。


そのもがき方は、寝返りが打てずに
ぐずって泣いていた赤ちゃんのときと
なんら変わらない。

叱っても、なだめても
本人にさえ、どうにもできない。

親はただそばにいて
しっかりごはんを食べさせて
しっかり眠らせるしかない。

親が戦略的に与えることは
できない。



あれ、やってみれば?
これはどう?

と目の前に並べると
かえってそれらは対象外に
なってしまう。

脳は自ら見つけたものにしか
好奇心の回路を活性化できない
からだ。

だから、かわいい子には
旅をさせよ、なのだろう。


親の知らない子どもの時間が
必要だし、そのための多少の
出費もしてあげていいのでは?

意味わかんない!
そんな無駄なもの!
と、一蹴せずに。

14歳の脳が何に出会うのか
それが一見くだらないことのように
見えても
それこそが好奇心の回路の
始まりなのである。

世間が鼻で笑っても
せめて親だけは、彼らの
「大人になりたての脳」が
何を面白がるのか
そっと見守って
背中を押してあげたい。

やがてその好奇心の回路が
進化して、世の中を変える
原動力になるかもしれない。

この世を変えた
「夢見る若者たち」も
最初はきっと親からみたら
くだらないことをしていたと
思う。


勉強に関係ないことに
時間をつかわないでほしい!
経済観念を身につけさせなきゃ!
なんて、思い込みすぎて

すきのない
ゆるみのない
正しい
子育てをしちゃってないだろうか?


本当は親自身が
無駄なこと
くだらないこと
他人にはどうだっていいこと
に没頭しているのが
一番いいんだけど
やってみては?



以上、一部抜粋おわり

親が緩んで
たのしくなってきたら
子どもも同じように
ゆるんで楽しんでいくと思う。

親子って、やっぱり
潜在意識で伝え合って
響き合っているようなものだから


歩むスピードは、同じかもしれない。

だからこそ
まずは親が楽しんで
ゆるんでいったらいい✨

きらり✨きらきら✨

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