当たり前を疑う
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
稲作をやり始めて3年目です。
私は農家の生まれでもなく、JAとはなんのつながりもない人間です。
田んぼをしているというとだいたいの人がわぁ、大変なのに!と驚きます。
私にしたら、畑のほうが何倍も大変だろうと思っています。
樽栽培をはさんで3年目の稲作。
今年は樽栽培も田んぼも両方します。
田んぼを1年半も水を入れずに放置したので、イグサがいっぱい生えてしまい、しろかきがとても大変でした。
しろかきの道具にコート整備に使うようなのがあります。
名前を調べたら、「代かき」でした。
これを使うと水の抵抗を受けるので大変。
そこで私は熊手とかレーキとか言われる道具を使います。
幸いなことに工房に古いのがあったので、それを借りてやっています。
隙間から水が抜け、草はひっかかるので、抵抗が少なく、土を馴らし、同時に根の浅い草なら抜くことができるのです。
代かきを使うよりかなり効率的だと私は思います。
力の強い男性なら逆かもしれませんから、これは私の私見です。
でも、こんな発見が田んぼ作業を楽しいものにしてくれるのです。
やった!いいもの見つけた!という喜びは田んぼ作業のきつさをかなり薄めてくれます。
田んぼでニヤニヤする危険なおばさんなんですけどね(笑)
それから、もう一つは田植えの時のバケツ。
100均でみつけた小さなバケツにひと苗ずつほぐした苗を入れて田んぼに入りました。
手で苗をつかんでやっている様子が多いのですが、私は手が小さいので、少ししか持っていけません。
また、苗を取りにいくのは非効率。
歩くのに足を取られるのが田んぼだからです。
そこで小さなバケツに入れて腕にバケツの持ち手を通してやりました。
畦に新しい苗を取りに行く手間がなくなってとても楽ちん。
そして、もちろん田植えの時間も短くて済みました。
熊手は一昨年の発見。
バケツは今年の発見です。
こういう発見をしながら自分らしい田んぼ作業をするのは楽しいこと。
当たり前を疑って批判して終わるのではなく、自分らしい工夫にたどり着くことこそが当たり前を疑うことの意義です。
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