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ブンブンジャーロボを待ちきれず、令和6年にDXパトカイザーを遊ぶ

 パトカイザー、開けます。

 「今?」という感じかもしれないが、ブンブンジャーロボの発売を待ちきれず、同じビークル系の戦隊ロボであるDXパトカイザーの新品未開封(Amazonの表記を信用するならば)を購入した。当時はまだ一人暮らしをしていなかったので、戦隊ロボ(に限らず玩具全般)を買い始めたのは比較的近年になる。結構安かったので衝動的に注文した。

 「紙の説明書」だ…。BANDAI玩具は基本的に電子説明書に移行したので不思議な気分だ。あと箱も段ボール紙になっている。今は基本的に厚紙の箱になったが。

 中身の確認。まずはグッドストライカー(トリガーマシンモード)。先に断っておくと、今回はレビューの体裁を捨てるつもりです。今更って感じなので。

 発売から6年、2018年の玩具になりますが、電池生きてた。まだ音鳴ります。

 変形と連動して認識ピンが変形する仕組み、凄いね。ブンブンカーも認識ピンシステムだからどこかで使われないかな。

 一応ダイヤルファイターモードも。今回は出番無いです。

 1~3号のトリガーマシン達。トリガーを引いて発動する瞬間変形ギミックがめちゃくちゃ気持ち良い。前から引っ掛かってたけど3号のアタックモードはムズくない?これで戦えるつかさは凄いと思う。

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警察・ガッタイム!

完成、パトカイザー!

 令和も6年目に突入した現在にパトカイザーを組み立てる迷シチュエーション。ここ最近の戦隊ロボは可動を重視した傾向だったが、こちらは王道の戦隊ロボ。可動は腕の8クリックくらいだが、これで良い。ドンオニタイジンとキングオージャーで学んだのだが、ある程度のサイズを超えるロボ玩具の可動は時にストレスを伴う。可動フィギュアのあるあると言えば、「カッコいいポーズで自立させようとして転倒させてしまう」ことだが、戦隊ロボのDXサイズでそれをやると大惨事だ。シンカリオンのときは特に問題なかったが、ドンオニタイジンのセールスポイントの1つにあった「鬼デカイ」は正直マイナス気味だった。キングオージャーはそれらの中間で丁度良かったので、個人的にはそのサイズが限界だ。小型の可動変形ロボはタカラトミーが頑張っているので、バンダイの戦隊ロボは大型不動路線で良いんじゃないかな。

 一応、グッドストライカーの翼の変形を活かせば、腕を前に出すことは可能。ユーザーが遊び方に工夫を出せる所は結構好き。
 パトカイザーはキングオージャーとだいたい同サイズ。キングオージャーとブンブンジャーロボは同サイズで並べられることが公式ブログで明記されているので、パトカイザーとブンブンジャーロボも並び立たせることができる。ビークル系戦隊ロボ同士の並び立ちはアツい。

 ちなみに、部屋にまともな背景がないので大きめのものを撮るときは厚紙を立て掛けて撮影しているのだが、この厚紙、実はドンの屏風絵の裏である。こんなところで縁を結ばれるとは思っていなかっただろう🍑

いつもお世話になっております

 ここまでで若干薄味のように感じるが、パトレン(とルパン)のDXシリーズのセールスポイントはVSチェンジャーとの連動アイテムになる点なので仕方がない。連動アイテムを買い集めていくと、ロボ遊びも充実していくというコンセプトだったので、リアタイしながら遊んでいくことが想定されている。6年後に開封してロボだけで遊ぶことは当然想定されていない。なので、ブンブンジャーシリーズでそれを体験できるのが今から楽しみになっている。

 ところで、有り難いことに直近の戦隊の1、2話がYouTubeの公式チャンネルで先日配信された。

 でも2話までだからパトカイザー見れない!見たかった…。手元にDXパトカイザーを置きながらパトカイザーの活躍を。
 気持ち程度だが、一応OP後のクレジット画面でちょっとだけパトカイザーの劇中スーツが映る。あとビークル単品での出番はある。

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 パトカイザーについては以上になるが、冒頭に貼っていたAmazon箱の画像を覚えている人は、まだ触れていないものがあることに引っ掛かっているだろう。

 実はDXパトカイザーと合わせてサイレンストライカーも購入している。

『グレイトパトライズ!』

『超・警察チェンジ!』

『スーパールパンエックスにパワーアップ!』

『完成!サイレンルパンカイザー!』

 何だその矛盾の塊は。せめてパトレンエックスであれ。

 戦隊ファンは忘れることのない事件(?)、ルパン側へのVSビークルの偏り。一部トリガーマシンがルパン側のアイテムとして販売されたこと。これがわだかまりとして、どこか心の隅っこで引っ掛かっていた。
 良い機会なので、ここでサイレンパトカイザーを作って心のもやもやを晴らそう。

 キャタピラと砲台を備えた戦車型のビークル。ビジュアルはめちゃくちゃ好み。渋い藍色のボディ成形色も良い。

合体!

完成、サイレンパトカイザー!

 か、感動…!本物(?)のパトカイザーだ…。厳密には本編のサイレンパトカイザーと合体させているビークルは異なるが、今回はこれで許して欲しい。トリガーマシンだけで成立しているという事実が重要なのだ。

左腕にも砲身

 せっかくなので1号を腕メカとして合体。ジョイントが共通なので、胴体担当でも腕として成立させられる。自由に組み替えが出来るのが換装式ロボの魅力だ。

 逆にサイレンストライカーを腕として合体。2号も含めての両腕キャノンスタイル。

 前垂れをクローに見立てての近接戦闘スタイル。立てた砲身が肩アーマーに見えないこともない。

 良いじゃん、サイレンストライカー。楽しい。唯一の心残りはVSチェンジャーとのトリガー連動を体感できないことだけだ。トリガーマシンの面白いところは、ビークルのトリガー造形がそのままチェンジャーのトリガーと一体化するところだが、劇中では一貫して上側(ルパン側)に回転させて使用されていた。説明書でも上側に回すように記載してしまっているので、そうせざるを得ないのだろうが…。
 サイレンストライカーを介してトリガーを引きたい人生だった。

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 ことのついでに、変形合体ロボに対する個人的な考えについて触れておくと、変形メカのモチーフとしてはビークル系が最適だと思っている。何故なら、ビークルというモチーフは動かないからである。分かりにくいので裏に言い換えると、生物系のモチーフは関節などを持っていて、動くことが自然だからである。生物に変形する変形玩具は大抵関節が固定された置物であるのだが、本来生物は動くものなのでどうしても玩具が生物のマネキンに思えてしまう。一方でビークル系は無機質な物体なので、関節を作る必要がないのである。そのため、結果的にビークルモチーフの方が本物に近いと感じてしまう節がある。とはいえ、戦隊メカは元モチーフに比べてデフォルメが強い傾向にあるので、例えマネキンでもそこまで気にならないことが多い。なら今の話はなんだったんだ。

ブンブンジャーロボが待ちきれない!

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