マガジンのカバー画像

2浪宅浪体験記

23
不格好な自分を赤裸々に描いた2年間の宅浪体験記です。
運営しているクリエイター

#ポンコツ

2浪宅浪体験記① ~終わりと始まり~

これからどうするんだろう。 大学受験がいろんな意味で終わった帰り道、電車に揺られながら …

2浪宅浪体験記② ~ナニモノ~

前回の話はこちら 卒業式当日、ほとんどの同級生が今までの高校生活の思い出話や これからの…

2浪宅浪体験記③ ~変われない自分~

前回の内容はこちら 結局、考えても自分が何者かは分からなかった。 そうしているうちに時間…

2浪宅浪体験記④ ~抜け出したくて~

前回の内容はこちら 人はすぐには変われない。 そんな当たり前の現実を僕は受け入れられな…

2浪宅浪体験記⑤ ~どうせ、僕なんて~

前回の内容はこちら なんとか図書館に到着した僕は勉強ができそうな場所を探していた。 案内…

2浪宅浪体験記⑧ ~完全消火~

前回の内容はこちら E判定。 勉強が少しできるようになったと思ったら、どん底に落とされる…

2浪宅浪体験記⑨ ~stand by me~

前回の内容はこちら 孤独に押しつぶされそうになりながら、重い足取りで会場の前に到着した。 そこには思いもよらない光景があった。 僕は目を丸くした。 高校生活で嫌と言うほど見てきた顔の人物がそこに立っていた。 整った顔だがどこかふてぶてしさが残る、いつも見ていた顔のガタイが大きい男が立っていた。 そう、高校生活のほとんどの時間をともにした友人がそこに立っていたのだ。 僕はとっさに「なんでここにいるの!?」とつぶやいた。 「はぁ!?応援しにきたやつに言う第一声がそれか