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手のひら開発法

いらっしゃいませ、お客様。
私たちエステティシャンは、マッサージを行う時に「手」の感覚を高めることが非常に大切になります。そのために、施術前に手のひら開発法を行って「手」を良い状態にする必要があります。
「手」が良い状態である事は以下のメリットがあります。

1.タッチの質: 手の感覚が鋭敏であることによって、施術者はクライアントの体の状態をより詳細に感じ取ることができます。硬さ、緊張、こり、コリなど、体の様々な状態や異常を感知する能力が高まります。

2.圧の調整:手の感覚が研ぎ澄まされていると、施術者は適切な力加減でマッサージを行うことができます。強すぎず、弱すぎず、お客様が快適に感じる圧を正確に把握することができます。

3.筋肉や組織の理解:手の感覚が鍛えられていると、筋肉や組織の特性をよりよく理解することができます。例えば、筋肉の緊張を感じ取ることで、その部位に適したアプローチを選ぶことができるでしょう。

4.お客様とのコミュニケーション:手の感覚を磨くことで、お客様がどのような施術を求めているか、好む圧や動きをより正確に察知することができます。これにより、クライアントの要望に沿った効果的なマッサージを提供できるでしょう。

5.リラックス効果:手の感覚が優れていると、お客様に心地よさや安心感をもたらすことができます。優しいタッチや滑らかな動きは、リラックス効果を高め、施術の効果を向上させる要因となります。
その手の感覚を高めるために、手のひらの開発法をご紹介いたします。これらの方法は、リラックスした状態で行うことで、より効果的に気感を高めることができますよ。

以上のエステティシャンとしての基本的な準備ができるんですね。ですのでエステティシャンでない方も、手の開発法を行う事で自分自身へのマッサージで高い効果を出すことができるんです。これから手のひら開発法をいくつかご紹介させていただきますので、興味ある方は是非参考にしてみて下さいね。

まず【指のストレッチ(3種)】をお伝えします。

1.指を広げた形の手で、左右の指を合わせ、押し合うようにしてください。指同士が触れる感触を意識しながら、数回繰り返してみてください。

2.次に親指を、反対の手で握りこみ、後ろに軽く反らすストレッチを行います。(左右の親指から小指まで、各指1本ずつ行います。)痛くなる前に、十分に伸ばす感覚を楽しんでください。

3.両指を交互に合わせて握りしめ、組んだ手の上下を変えて組んでみてください。どちらか片方が自然な感じで、反対にすると違和感があることが多いですね。違和感がなくなるまで、交互に組み合わせていくと、右脳と左脳のバランスが整っていくことでしょう。これはいつでもどこでも行うことができますので、気軽に試してみてください。

次に、【手まさつ】という方法をお伝えします。

両手をこすり合わせて熱くする動作を、36回行ってみてください。手のひらが温かくなったら、そのまま離さずにその感覚をじっくりと感じてください。

手のひらが冷たくなってきたら、再びこするようにして温かさを取り戻します。この繰り返しを行うことで、手の気感が育まれていきますよ。



最後に、【爪モミ法】をお伝えします。

1左右の手の指で、爪のつけ根あたりをもう片方の指でつまむようにして、軽く押したりもんだりすることで、指先の感覚を研ぎ澄ませていきます。(左右の親指から小指まで、各指1本ずつ行います。)

これらの手のひらの開発法を日常的に行うことで、気感が高まり、リラックスした心地よい状態に導かれるでしょう。ご自宅でもお試しいただける簡単な方法ですので、ぜひお気に入りの時間に取り入れてみてくださいね。



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