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しょうもないが心地よい

更年期で反抗期44歳娘のボヤキ
『私ってなんなんやろう』

父『Ich denke, also bin ich』

反抗期の娘『えー。誰の言葉?』

父『考えてみ』

娘『ドイツ人?』

母(急に入ってくる)
『ギリシャ人?!ソクラテス!』

父『違う。フランス人。降参?
名前のヒントは【デ】』

母『どこにデ?』

娘『それは最初じゃない?』

父『降参?』

娘『降参せん!イヒ効果や!』 

母『アハ効果やろ!』

娘『ピカール?(フランスの冷凍食品やん)
降参!』

父『デカルトよ』

娘『そもそも知らん』

『人間は考える葦である』という言葉の意味が入ってこず、葦を見るたびイライラする私に
我思う、ゆえに我あり。と似たような意味だよ。と教えてくれる父。

おぉ!今悩んでるこの私が私ってことね!
疑いようがないこの私(笑)

少しすっきりしました。(ほんとに?)

父の口癖
『人と生まれたからには知と徳の探求をしなさい。獣ではないのだから。』

父の恩師の著書

『深く考えず直感だけで行き当たりばったりに生きる私は、経験を重ねて行動するカラスより獣らしいでしょ?』と父に言うと


父『間違いない!』(否定せんのんかい!)

思想や哲学にふれ面白い!という父は
『いつか考える時がくるわね人間だもの』という。

いつもとりとめのない話をして過ごしている私たち 

あの時、父と母はどう考えていたのだろう。とふと考える時が来るかもしれない。

歳を重ねて両親と過ごす時間がふえた。

きっともっと過ごす時間がふえる。

自分が赤ちゃんからここまで育ててもらったように私たち娘がふたりに寄り添う日々が訪れる

ふたりが私の成長に目を細めてくれていたように
私もふたりが歳を重ねていく姿に目を細めていたいと思います。

でもまだまだ
『この子はホンマしょうもな〜』とふたりに笑ってもらいたい
道化のような私です。

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