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…自由な発想の難しさ…

定期的に小学校などから声をかけていただきお子さま向けのワークショップをしています。

今日は小学校の放課後クラブでの出来事を書こうと思います。
『自分の世界観を自由に表現しよう』というコンセプトを元にミニチュアの世界を制作しました。
子どもたちの元をまわって一緒に配置を考えたり、工夫にコメントしたりという時間の中で、子どもたちの大人の思いをくみ取りたいという気持ちを感じ、こうやって大人になっていくのか。。。
と驚くほど、大人びた子どもたちに“気づき”をいただきました。

煙突作りました!という子
見本はいたってシンプル


ある女の子の製作中に私が
『あっ!それ!』(いいね!と言いたかった)
と声をかけると女の子が『これ、やめます!やっぱり岩みたいにします!』と即座に言ったのです。
流木を岩に見せる作品が多かったのですが、その子は流木をコケで隠して山を作っていて、私は立体的でとてもよいな〜。と思い声をかけたのです。
私の反応をうかがうような素振りをみせるので申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
『岩もいいけど、奥行きを感じられる山が素敵なアイデアだな〜。と思って声をかけたんよ。』と伝えると
『山ではなく橋です😅』と応えてくれたので
『橋!めっちゃカッコええがん😳』と言うと
『ここをこんな感じにして…』と説明をしてくれました。
子どもの気持ちに寄り添いたい私と大人の思いをくみ取りたい子どもたちとのやりとり(笑)
最後に『先生!今回はなんで箱庭なが?』と言われ
『持って帰りやすいし、ご家庭でもコンパクトな方がいいかなー?と思ってさ。』と言うと
『みんなのこと考えてくれちゅうがやね!』と子どもたち。
はい。自由人のくせに忖度しました。

そんなこんなで17人の子どもたちと自由な発想で作品づくりに取り組んだワークショップ。
子ども大人にかかわらず多くの人が他人の気持ちを推し測りながら生きているのだ。自由な発想って難しい。と感じました。
けれど、この人の気持ちをくみ取りたい。という想いも自由。
あっ、またぐるぐるしてしまいました。
本日もとりとめのない投稿でございました。

200円の参加費は高い。とある子ども言われてしまったので
来年はどうしたものか。
ワンコインで子どもたちの思いに応えられるか?私
うちの子たちは本当に自由(笑)

自由だから『推し測る』のも自由な発想なのよね。


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