5/01、転医

今日は、新患の服薬指導及び処方解析をした。
他院より転院の患者: エリキュース錠5mg, ノイロトロピン錠4単位, メチコバール錠0.5mg, エナラプリルマレイン酸塩錠2.5mg, カルベジロール錠10mg, プラバスタチンNa錠10mg, ベラプロストNa錠20μg, マグミット錠330mgの処方。
まず他院から転院してきた患者さんの場合、他院で出されていた処方と同じ薬である場合がほとんどであるため、お薬手帳を確認し、処方内容が同じであるか否かの確認をする。異なる薬になっていったり、薬の種類が変わっており、意図的かわからない場合は疑義照会をする。今回はヘパリン類似物質クリーム(先発ヒルドイド)がなく、マグミットが追加されていたが、特に問題はないと判断された。
次に新患に特性等の聞き取りを行う。内容は、他科他院の受診の有無、医療用医薬品•一般用医薬品の使用の有無、アレルギー歴、副作用歴、嗜好品の有無の6項目である。この患者さんは全項目なしであったため問題はなかった。
各薬の適応より、エリキュース→抗血小板薬、ノイロトロピン→腰痛症、メチコバール→VB12欠乏による巨赤芽球性貧血、エナラプリル→高血圧症、カルベジロール→心疾患、プラバスタチン→脂質異常症、ベラプロスト→1日60μgで原発性肺高血圧症、マグミット→便秘症であると推察される。注意すべき副作用として、出血傾向があることを伝え、血圧など体調がコントロールできていることを確認した。またマグミットは自己調節可能であることを伝えた。
新患さんでは、こちらに情報がなく、患者さんの特性やコンプライアンスもわからない状態で対応することとなる。その中でできる限りの情報収集及び服薬指導を行うことが今後の治療に欠かせないのだと学んだ。

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