6/04、PPI、詳細

本日の実習では昨日に引き続き、プロトンポンプ阻害薬(PPI)の処方について深く学習した。本薬局ではPPIの処方は要因は様々だが逆流性食道炎の改善のためが多い。用いられる薬剤としてはパリエット、ネキシウム、オメプラゾール、タケプロン、タケキャプが代表的なものである。本日はこれらの使用法や性質などのの違いについて学習した。
本薬局に来客する逆流性食道炎の患者さんには長期的に服用している方が多い。PPIを逆流性食道炎へ用いる場合、初期治療と再発・再燃の場合で用量が異なることが多い。特徴的なものとしてタケプロンとタケキャプは初期治療が30mgと20mgに対し、再燃では15mgと10mgとなり、効果不十分の場合30mgと20mgへと増量するというものがある。これは。長期的な治療では一度減量してから再度増量することとなるためコストや効果の面からあまり好まれず、本薬局では見ることはあまりない。それに対して、オメプラゾールとネキシウムは初期治療の20mgに対して再発は10-20mgと減量しなくても良いため使いやすいため、本薬局でもよく調剤される。
また、パリエットは初期治療が10mg、症状が著しい場合は20mgであり、再発が10mg減量せず使いやすい。パリエットは効力比が小さいため、少量だが他の薬剤の用量と同等に作用を示すとされているが、臨床試験などでの確実なエビデンスは示されていないため、本薬局ではあまり使用されない。

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