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Tofu65 2.0を作った件について


初自作キーボードです。


表題そのままです。


以下構成
Keyboard:Tofu65 2.0
Switch:Durock Ice King Tactile
Keycap:PBTFans Retro100 Base Kit

Q.なんでこれを作ろうと思った?

A.実はこれ、ゴールじゃなくて途中経過にすぎませんでした。
詳しい経緯は省くのですが、ざっくり言うと次の3行になります。

・唐突に自作のハイエンドキーボードが欲しくなる
・いきなりハイエンドに手を出して壊したら怖くね?という指摘をいただく
・ごもっともと思い、入門キーボードを作った←今ココ

Q.入門編ってことは安いの?

A.安いです。

Tofu65 2.0                       ¥31,900
Durock Ice King Tactile(70個)               ¥6510
PBTfans Retro100 Base Kit                         ¥13000
潤滑油(金額僅少につき検討Pass)    ¥0
スタビライザー(ついてた)      ¥0

合計                           ¥51410 

安いですね。


おまけ:自キー未経験~一台目完成まで

ここからは完全に自分語りのフェーズに移行するので興味のある方だけ進めていただければと思います。

直近まで自キーの知識ゼロだった人間がとりあえず一台完成させるまでの過程をざっくり書くので、私と同じ状況の人の参考になれば幸いです。

最初の関門:基本知識

自キーで私が最初に躓いたのは、そもそもキーボードのパーツ構成みたいなものがよくわからなかった事でした。ベアボーンって何?というか何買ってどう組めば完成品になるの?みたいなことですね。

これは自分の中でベイブレードのカスタム要素みたいだなーと思って理解したつもりになっています(芯食った表現なのかはかなり怪しいところがありますが)
私はメタルファイト世代なのでその前提で話を進めますとベイブレードには

・下から上にパーツを重ねて作る
・各パーツごとにカスタム可能
・パーツごとの重要性が違う
といった特徴がありました。

接地する軸(ボトム)→土台(トラック)→相手と弾き合う面(メタルウィール)→飾り(クリアウィール)→コマ全体を固定するネジ(フェイス)みたいに積み上げて組み立てていた記憶があります。

これをキーボードにあてはめると、

①まず土台になるベアボーンがあって

Tofu60 ガイドより引用

②その上にPCB(基盤)、キースイッチの順に重ねて

Tofu60 ガイドより引用

③最後にキーキャップを重ねて(ベアボーンのフタをかぶせて)完成

みたいな感じでしょうか。

また、ベイブレードだとボトムやメタルウィールはかなり性能に影響した反面、クリアウィールとかは割とどうでもいいパーツだったりとカスタム可能なパーツにも優先度があったことが思い出されます。

キーボードの場合、ベイブレードほどパーツの優先度の差が明確だとは思いませんが、それでも多少の影響度の差はあるのではないでしょうか。

多少無理のあるこじつけですが私は以上のイメージで理解しました。


さて、構成を覚えたら次はパーツ選びです。

と言っても製品の知識が無いうちはそもそも何がいいのか分からないので、私はアキバの遊舎工房で展示品を色々触ってみました。そしたら運命的な出会いがあったんですよね……

それがTofu65 2.0(ベアボーン)とDurock Ice King Tactile(キースイッチ)の組み合わせでした。
特にDurock Ice King Tactileの押し心地は最高で、しばらくはこれしか使えなくなるかもしれません。

Durock Ice King Tactile

キーキャップは有識者のアドバイスによりGMKかPBTfansのものにしようと思っていた矢先、安くなっているのを見つけたのでPBTfans Retro100にしました。GMKも先々で購入予定です。

この色合いが結構好きなんですよね。


第二の関門:組み立て

上記の経緯でパーツを買ったので次は組み立てです。ですがここも初心者には少々厳しい要素がありました。

日本語の解説が無いのです。より正確には、無いキットはマジで無いということですね。まあ写真付きの英語ガイドであれば何となくの雰囲気はつかめるので、あとは翻訳かけるなり海外の動画漁るなり勘で進めるなりしてどうにか作る感じです。

ちなみに一番苦労したのはスタビライザーの組み立てでした。あのバラバラのパーツだと初見では本当に全く分からない。
(スタビライザー:Spaceとかのでかいキーの補助になるパーツ)

左右についてる黒いのがスタビライザー

幸いなことにスタビライザーの構造自体は標準化されているようで、そこだけ日本語の別のガイドを参照して組み立てられたのですが、危うく爪をへし折るところでした。おお怖い怖い。

ちなみにスタビライザーは潤滑油が必要なのですが、それを知らずに組み立てたところ見事にキーが帰ってこなくなり、一度解体して組みなおすことになりました。


教訓:ちゃんと説明書通りの手順を踏もう 

当たり前ですね。



完成品を見て

いざ完成させてみれば、そこまで難しくはなかったなというのが正直な感想です。細かいパーツが多いので紛失にさえ気を付ければ意外にハードルは低めでした。
(Tofu65 2.0ははんだ付けも不要で作りやすいキットという理由も大きい)

それでいて完成品は結構美しくて気に入ってるので、高級キーボード作るのって凄く楽しいなぁ……と思い始めています。


おまけ2:このキーボードで満足できたのか?


ある意味一番重要なところですね。ハイエンドキーボードに手を出さずとも満足できるならそれに越したことはありません。

気になる結果は……







まだ旅は始まったばかりです。次はTKLで作ろうと思います。





終わりに


1台目のキーボードを完成させるまでにコミュニティの多くの方々に助言いただきました。この場で今一度感謝致します。


それでは最後に、知識を授けてくださった偉大なる先輩方に敬意を表し、キーボードを自ら作りし者の行儀作法に則って筆を置きたいと思います。


この記事はTofu65 2.0で書きました。








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