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肥料≠土が良くなる。

牛の胃が4つあるのは有名な話ですが、
1つ目の胃(ルーメンといいます)には微生物を飼育しているのを知っていますか?

牧草を食べる牛ですが、彼女らは草を消化できません。
(牛の先祖は食べるに困って、草を食べる道を選んだのかな…なんて考えてしまいます)

実は、牛ではなくて微生物が分解してくれているんです!
たくさん牛にエサをあげても、牛が栄養を吸収するのではない。微生物が消化して牛はエネルギーをもらっています。共生ですね!

そしてこの構造は土も一緒です。
微生物や土壌生物(ミミズとかね)にエサをあげる事で数が増え、結果的に土が良くなります。

僕も間違えていましたが、化学肥料(人が作る肥料)は土を良くするわけではありません。

本質的なお話をすると、「肥料をあげないと植物は育たない」というのは間違いで「そこは植物が育たない土」生き物が住めない土だというだけなのです。

でも、毎年農家さんは化学肥料を撒きますよね。
何ででしょう?…みんなに理由を聞いてみると、こう答えるのではないでしょうか。

「植物が育たないからだ」と。(なんだか落語のようですね)

つまり、植物にエサを与えているという認識。もしくは、土に良いんだ!と思っている人もいると思います。

前にお話ししましたね。
土の中の土壌生物を増やすと土が良くなる。

…じゃあ
ミミズは化学肥料を食べるのか?
答えは小学生でもわかりますね。

意外と答えは単純で、本質的です。

今回は土目線の話なので、化学肥料は悪いよ!みたいに聞こえると思いますが、そんな事もないのです。
使い方を間違えると悪いというお話し。

次からはもう少し詳しく、土が良くなる仕組みや化学肥料が土にどう影響を与えるのか?をお話しします。
「うちは化学肥料お金使いすぎてるかも…」と思えたら、この先の経営を見直せるかもしれませんね。
一緒に考えて!という方はsoilまでご連絡下さい!

読んでくれてありがとうございました!

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