見えないモノを想像する。
分かる人には分かる事。
土の勉強をし始めた頃、僕は静岡で菌の培養をしている父を馬鹿にしていたと思います。何せ、理論がなかったから。
「こうなるんだから、使ってみたらわかる」
何度言われたことか。
そんな事では誰にも使ってもらえないよー…と思っていたのを思い出します。今はどんなに背伸びをしても、父に追いつける気がしません。多分弟が父の担い手をやってくれる気がします。(僕は競争を辞めます。笑)
見えないモノを認識する為には、向き合う必要があるようですね。
土壌菌たちの働き。
自然の中にいる菌の事を「土壌菌」と言います。
人が培養したわけではないので、人や植物に悪影響を与える菌もいます。
より自然な菌は土壌菌と思ってください。
土壌菌はいくつもの大切な働きをします。
鉱物を分解して、植物に与える事。
土の構造を改善すること
PHを改善すること
自然の中から肥料を取り入れる事
どれを見ても優秀です。まだまだあります。
でも先に言っておきますが「土壌菌を散布したら全部上手くいくじゃん!」なんて事はありません。
栄養をバランスよく取るからサプリメントが効くし、
降りてきた自分が素敵だから、ベンツが映えるのです。
つまり、知って、取り組んだ結果、土壌菌も生きてくる。という事です。
なぜ僕が不耕起栽培を勧めるのか。
これは昨日のnoteの続きです。
不耕起を勧めるのは「土壌生物が一番大切だ」と思っているからです。彼らが生きていたら、数が多ければ土壌はどんどん良くなるのですから。
そして、土壌菌が生息する場所は
土の表面から10cm前後
という、表面に多く存在しています。
ちなみに1haに土壌菌は700kgいます。
耕すと多くの菌の「頑張りを無駄に」します。
例えば。
彼らはグロマリンというタンパク質の管を伸ばします。これは保水性に富み、更には栄養素を植物に引っ張る根っこの役割をします。(良い土は気象に左右されにくい。のはこの役割も大きい)
良い土はしっとりしているのも彼らの働きがあるんです。
さぁ、耕すぞー!
となれば…当然ぼろぼろです。
結論→菌や生き物中心の畑造り!
今までは、草の量を取ろう!土には何が足りない?肥料入れよう!!!
と、「土の上」の事ばかり考えていました。
でも今は「土壌生物がどうしたら増えるかな?」と考えるようになりました。
これは圧倒的にコストがかからず、環境にも良くて、再生可能な取り組みになる。
そう思って土壌菌の販売をしています。
明日は土壌生物を増やすには?を書いていきますね。
今日も最後までありがとうございました!
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