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【『存在の詩』〜01beat〜 『 : reborn 』 】


今日は、昔に書いた詩を
載せていこうと思います。

最近、独りで想いにふけている時

俺って、なんなんだろ?、、、
なんで、ここにいんだろ?、、、

なんて、
まるで中学生の頃に
戻ってしまったかのように
ぼーっと、考えています。

もし、そんな季節が
自らの心に訪れている方がいらしたら

この詩を、あなたに
届けたい。


【 : reborn 】

真っ暗だ

こんなに真っ暗な世界に入った先には
いったい何があるのだろう

でも

何があったとしても
真っ暗なんだから
この眼で見る事は出来ないのだから

でも

真っ暗な世界の中で
見たいって
思う自分がいるんだ

でも 

いったい何を見たいというのだ
真っ暗で何も見えない世界の中で
いったい何を
 


懐かしい
なんか、懐かしい
そんな感覚があるのが不思議だ
 

その懐かしい感覚に
引っ張られるように
俺は真っ暗な世界に

この肉体を  溶かしたい

俺という肉体は
真っ暗に
溶けてなくなり

俺の名前という記号も
真っ暗に
溶けてなくなり 

俺は
真っ暗な世界そのものになるんだ

ただ、この魂だけを残して


真っ暗そのものになった世界の中
この魂はいったい何を見るのだろうか
 

どっちが天で、
どっちが地なのかもわからない、
何も頼るものもない
果てしのない真っ暗な世界に 

浮かぶ    この魂は 

何を見るために 
どの先へと向かうというのか

そもそも先などあるのだろうか
無いのだろうか

もう入り口が何処かもわからない 

ましてや 

出口など本当にあるのかもわからない 

真っ暗な世界に浮かぶ魂

この魂は、いったい 

どこから来て
どこへ帰るというのだろうか
 
 

人は自分の親となる者を
自らが選んで、
この星に産まれてくるという

それなのに

この星に産まれ着いた場所に
結ぶ事が出来なかった

この魂は

いったい 

どこに帰るというのだろうか
 

この星に産まれ着いた場所で
親に殺されてしまった子供達 

その子供達も
自分を殺す親を自分で選んで
この星に産まれて来たのだろうか

なぜ 

なんのために 

わざわざ自分を殺す親を 

選んだというのだ
 
 

真っ暗な世界に浮かぶ
この魂から放たれた
その問いは 

キラキラと輝きながら
真っ暗な世界に向かって
放たれだしていく
 

ゆっくりと 

ゆっくりと 

ゆっくりと 

 

四方八方に散らばりだした
その問いは
キラキラ輝く星達となり


真っ暗な世界を
宇宙へと変えていった
 

懐かしい
なんか懐かしい 

そんな感覚があるのが不思議だ
 

キラキラ輝く星達のおかげで、
さっきまで真っ暗だった世界に

出口なのか 

入口なのか 

どちらなのかはわからないけれど
 
青くてまあるい
ひとつの光が
浮かんでいた

この懐かしい場所に
このまま浮かんでいたい

でも

その気持ちとは裏腹に 

青くてまあるい
ひとつの光の奥から 

聞こえてくる呼び声に
引き寄せられていく
 

やれ、やれ、
まだ、この魂は
星になる事を
許しては貰えないようだ
  
 

マブヤー マブヤー
戻ってこい 

マブヤー マブヤー
戻ってこい 

マブヤー マブヤー
戻ってこい
 
  
 

 《word by HIROTO》


《photo by HIROTO》



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