自分の心のしずかな革命（未完成）027

《第19場》
アタリナチュラの対話

オダヤカームとヒョウキンファニイのもとにヨウジンケアと名乗る者がやってきた。

（ヨウジンケア）
アタリナチュラにこの手紙を渡すように頼まれた。

（オダヤカーム）
アタリから？

（ヒョウキンファニイ）
生きていたんだ！

（アタリナチュラの手紙）
ぼくは無事だ。
もう少ししたら帰るから心配しないで。

（ヒョウキンファニイ）
手紙はたったそれだけ？
ねぇ、アタリは今どこにいるの？

（ヨウジンケア）
われわれの村にやってきて何日か話し合ったあと去って行った。
全国を訪ね歩いているようだったが、今どこにいるのかはわからない。
それとアタリナチュラが来た前の日に不思議な声を聞いた。
それはこれまでに聞いたことがなかった声だったが、アタリナチュラの話を聞いたとき、不思議な声も何か大事なことを伝えていたような気がした。

つづく。