VJ活動のPR手段
ダイヤモンド a.k.a ジェネシスです。
最近自分にもVJ教えて欲しいとかVJで呼んで!(これは言われてもどうしようもないが)という声をちょこちょこ貰います。どこまで本気で言ってるのか分からないけど実際に因子を引き継いだ人もいるしもっと出て欲しいのはあるので現状も踏まえて言うだけタダプランを実施していきたいと思います。
例によって、というかこのnote自体が私見の塊です。
・VJのPR手段
結論から言うとこれがめちゃくちゃ難しくて、現場を見てもらうのが多分1番良いです。理由はなんとなくわかると思いますがmixとかセットリストのように分かりやすくプレイが残せないからです。〜系が得意です!って書いても文章だけじゃどんな感じなのか分からないし何よりVJは現場での対応力とかアドリブ力が要ると思っているので直接見ないと判断ができないからです(プレイ中に本人はどういう動きしてるかとかも含めて)。ただこの見てもらう、というのも実は割とハードルの高いことだったりします(後述)。
・VJをする理由(後ろの話に繋がるので先に書きます)
5000万回ぐらい言われてますがVJというのはDJに比べて圧倒的に分母が少なく常に人手不足です。理由は自分の主観なので正しいか分からないですが、
・DJに比べて華がない、地味
・難しそう、映像集めが大変そう
・PCや機材、ソフト等の敷居が高そう
だいたいこの辺になると思います。まぁあとは単純に興味がないとか。自分も昔はそう思ってましたし実際ほとんど正しいです。
これらを乗り越えてまでやるということは何か理由が必要です(逆に言えば理由があるからやるんだと思いますが…)。もちろん軽い気持ちでやっても全然良いですしむしろどんどんやって欲しいのですが理由とか目標があるほうが絶対に活躍の場は多くなるし続きます。ぶっちゃけ慣れてない時のフリーセットVJは苦行で何回も挫折しかけました。
ちなみに自分がVJを始めた理由はめちゃくちゃ単純で、「VJ」という字面がカッコよかったからというのと途中からVDJをやってみたいという思いができたからです。特にVDJをしたかったというのがモチベ維持で大きかった。今はVDJも出来るようになったし遊べるようになって楽しいです。でも逆にVJでしか呼ばれなくなりました。
・VJの現状
上で言った通り、VJは絶対数がとても少ないです。ならVJになればバンバン出番も増える…となれば良いのですが実際はそうでもないように感じます(増えることは間違いないです)。
自分が考える理由は3つあって、1つはまず「VJという枠が少ないこと」。VJというのは基本的に1イベントに2〜3人で、イベントや箱のお抱えVJというのも存在している事が多いです。となると空いている枠は1つか多くても2つ、0というのも珍しくありません。DJと違って最低1人、最悪0人でも成り立たないことはないですし。居るのにわざわざ呼ぶ必要がない、ということですね(ちなみにめちゃくちゃ個人的な意見ですがVJが2人というのは少ないです。プレイ中の事故とか急用で辞退とか色々考えると本音を言えば最低でも3人は欲しい…)。
VJの絶対数は少ないのに出れない…矛盾を感じますね。
2つめは「VJはPRというものがやりにくく、初心者であればあるほど爪痕を残しにくいこと」だと思います。VJはDJほど簡単に鮮烈なデビューができる場が少ない気がしていて、大抵の場合はレギュラーイベントのオープンターン等かなり心理的負担が少ない部分でデビューすると思います。正直最初は必死なので印象に残るようなことはし辛く、DJのようにデビュー時にセットリストとかmixを残すようなことも出来ません。選曲でぶっ刺すということも出来ません。印象に残らないということはどんなプレイをしてるのか分からない=呼ぶ理由を作れないということです。更に厄介なのがVJは練習らしい練習が出来ずスキルアップは場数を踏むことのみ、さらにDJありきなので組んでる人によって振れ幅が出るという点(得意コンテンツの時もあるし苦手コンテンツでやる時もある)。持ち味を出し切れるかどうかはちょっと難しいところ。。。
DJはデビュー直後は補正が掛かってかなりオファーが来たりすると思いますが(自分は全くでしたが)VJは真逆でデビューしたからといってオファーが来まくることはまぁ中々ないと思います(自分も当然そうでした)。これも上の話と少しリンクして、数少ない枠に初心者VJをわざわざ入れるかどうか、、、。もちろん決めるのは主催陣なのでイベントの相性とか仲の良さで話が来ることもあると思いますが。ちなみに自分はオーガナイザーをやったことがないのでぶっちゃけ憶測で喋っている節はあります。
3つめは「VJの固定化が激しい」こと。これが1番大きな理由な気がします。自分は拠点が大阪なので大阪の目線で話しますが現状本当にVJの固定化が激しいです。ジャンル問わず名前を見るのはほぼ同じ人…めちゃくちゃあるのではないでしょうか(それはそれでその人の評価の表れなのでむしろいい事なのですが)。これまた箱の専属だったりオーガナイザーと仲が良かったりイベントの相性だったり等の影響は大だと思いますが…これも1つめの話と関連して今大多数のイベントがレギュラーVJ+中堅〜ベテランVJという構成になっているような気がします。
理由に関しては正直分かりません。ただ私見ではありますが多分「安定感」を求めた結果そうなるんだと思います。言い方があまりよくないかもしれませんがアニクラVJというのは正直誰がやっても"ある程度"は同じになり(「もたつかず映像を正確に出せればそれで良い」という明確なボーダーが存在する為)、主役であるDJに追従してプレイしているのでどんなDJと組んでも大丈夫そうな人、どんなジャンルでも合わせられる人を選んでいるんだと思います。まぁビール瓶で殴られそうなぐらいめちゃくちゃ当たり前のことを言っているのですが。要は減点方式。安定感を出されたらそりゃあ若手は入り込みにくいですね。結果、前も無難にやってくれたし今回も…とか他でも安定してたからこっちでも大丈夫だろうって感じで固定化されていくんだと思います。ただの勝手な想像です。
・現場外での戦い方
上の話を要約すると「VJは現場で見てもらうしかない割に初心者は印象に残りづらく、それ以前にそもそも参戦する席がない。」と、どうしようもないように書いてしまいました。
それだけだと散々言いたい放題しただけで何の解決にもならないので自分がフィールド外でやっている戦い方を記します。盤外戦は決闘の基本。
・VJについてネットに書く
論を語れと言ってるわけではないです。むしろ語らない方がいいです。例えば今日VJやってるあの人ヤベェとか、あのエフェクト綺麗だから真似したいとかVJソフトのここが分からんとかそういう「自分もVJやってて向上したい」って感じの事を書いてます。こうしてnoteを書いているのもその内の一つ。要は意欲が見えるってことですね。運が良ければ誰かに届きます。ちなみにFESに出た時、選考理由を聞いたら「意欲が見えた」ってのも理由の一つであったらしいので多分効果あります。プラスの事は言うだけタダ。私の好きなry
・公募があれば出す
あたりまえ体操。ただしVJの公募というのはめちゃくちゃレアです。なのでDJ公募出す時にVJも出来ますというのをしれっと添えてます(自分はそもそもVDJスタイルというのもあるけど)。後に繋がればラッキー程度で。本当は反則なのかもしれない。まぁ言うだけタダ、出すだけタダです。公募に関してはガチでこれ。
・VDJをする
リーサルウェポン。DJとして出演する機会があるならその時にPRしてしまえという発想。無理矢理見てもらう機会を作るということですね。セットリストを組めば初めてでも意外といけます。多分自分がVJとして呼ばれ出すようになった理由の一つ。かなりすごい技術に見えるらしいけど実際そんなに難しくはない。VDJ程楽しいものはないよ。
まとめると
大阪のVJは初心者でも息をするようにリップシンクこなすしResolumeは標準装備だしフリーセットでも余裕で適応するし作品への理解が高いからめちゃくちゃ刺さる映像ばっかり出すし挙げ句踊ったりするしでレベルが高過ぎる。なんだこの魔境。
以上です。
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