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【このラノ2024】SoLsの投票候補10作品を紹介!!

・挨拶

みなさんこんにちは、SoLsです。
気づけばもう9月ですね。早いものです。(笑)
さて、9月6日から「このライトノベルがすごい!2024」Webアンケートの投票が始まりました。みなさんは投票していますでしょうか?(ちなみに投票する場合、5作品投票が必須ですので、ご注意ください。)
私は2年ぶりの「協力者」として選ばれたのですが、(前回は2022年)今この記事を書いている瞬間も、どの作品に投票しようかとても悩んでいます。(笑)
 そこで今回は、「このラノ2024」対象期間内に発売された新作ライトノベルのうち、私SoLsが個人的に投票の候補にしている10作品を紹介しようと思います。(紹介順は刊行された月順です)
感想ポストへのリンク(投稿済み作品のみ)とその作品に対してのコメントを書いているので、ぜひ最後まで見てもらえると嬉しいです。


・SoLsが選びたい候補作10選

1.『死亡遊戯で飯を食う。』

2022年11月刊行(MF文庫J )
作:鵜飼有志 イラスト:ねこめたる

《感想ポスト》
なし(後日投稿)


単なる「デスゲーム」作品かと思っていましたが、グロさなどはあまりないデスゲーム系で、また少女や女性キャラしか登場しない作品です。単にデスゲームをするのではなく、登場人物それぞれが「デスゲーム」に対する思いや信念を持っており、頭と体を使い、他者と協力し、時に裏切るというデスゲーム的な要素は多数あるが、主人公の幽鬼はそこまで「主人公」をしていないという異質感が否めない作品です。(しかしそれがまた面白い)終盤には読み手をいい意味で裏切ってくるところも必見です。



2.『僕らは「読み」を間違える』

2022年12月刊行(スニーカー文庫)
作:水鏡月聖 イラスト:ぽりごん。

《感想ポスト》
なし(後日投稿)


さまざまな文学作品になぞらえて描かれていく青春作品です。登場人物それぞれの視点で話が進んでいくので、彼らが持つ「文学作品への思い」に注目して読むと、より一層この作品が面白いと思えるのではないかと私は考えます。また、人間関係のすれ違いや交わりなどを通した恋愛模様は、活き活きしつつも「悩み」「モヤモヤ」を持っている「10代の青春」の独特な雰囲気を表しており、とても面白かったです。学園ミステリが好きな方にはきっと刺さる作品だと思います。(ちなみに岡山県が舞台)



3.『十五の春と、十六夜の花』

2022年12月刊行(講談社ラノベ文庫)
作:界達かたる イラスト:古弥月

《感想ポスト》
なし(後日投稿)


主人公たちの周りで起き始める怪現象。しかし、彼ら以外の人は誰もそれに気づかないというミステリー的要素を持った作品です。ヤンデレな幼馴染が2人に分裂したり、クラスメイトが急に男になったりと、界達先生の独創的な世界の中で繰り広げられる物語はとても面白かったです。最後の最後まで物語が転回していき、ラストまで私は予想することができず、あっと驚かされました。(細かい文章までしっかり注目していると、引っかからないかもしれませんが、、、笑)



4.『VTuberのエンディング、買い取ります。』

2023年1月刊行(ファンタジア文庫)
作:朝依しると イラスト:Tiv

《感想ポスト》
なし(後日投稿)


推しのVTuberが炎上し、最期を見届けることができなかった主人公、業(乃亜推しカルゴ)のVTuberに対する心情の変化から展開が始まっていく物語です。VTuberのリアルとその裏側を扱っており、Vの中の人の描写はとても細部まで描かれており、独特なドキュメンタリー的なテイストがこの作品の臨場感や緊張感を助長しているなと思いました。VTuberを「推す」者から「救う」者。また推しの「意思」を継ぐ者たちのそれぞれのストーリーや物語は、個性があってとても面白かったです。



5.『週に一度クラスメイトを買う話』

2023年2月刊行(ファンタジア文庫)
作:羽田宇佐 イラスト:U35

《感想ポスト》


カーストの異なる世界にいる2人の少女が、ある出来事をきっかけに5000円で「買う」「買われる」の関係になっていくストーリーは異様で、一味違う面白さを持った百合作品だなと思いました。ここまでドライな雰囲気なものは見たことがなくて、とても新鮮でした。「友達」でも「恋人」でもない「主従」関係が、時間を経ていくことで互いが互いに依存していき、自分に必要な存在として互いを認識していくようになっていく。そんな2人の姿と心情の変化はとても心に来ました。



6.『この青春にはウラがある!』

2023年6月刊行(電撃文庫)
作:岸本和葉 イラスト:Bcoca

《感想ポスト》
なし(後日投稿)


ラブコメ大好きな私ですが、この作品は大いに期待できる作品です。青春における「オモテ」と「ウラ」という「人間の二面性」をタイトルなどで全面的に押し出した作品はあまり見ないですが、この作品はコメディ要素と上手くマッチしていてとても面白いです。また、ジャンルとしては「生徒会」系のラブコメでとても読みやすく、主人公の夏彦が女子だけの生徒会の新メンバーとして過ごす日々を見ていると、なんだか楽しく、羨ましく感じれると思います。(これがラブコメの醍醐味)



7.『いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。』

2023年7月刊行(ガガガ文庫)
作:詠井晴佳 イラスト:萩森じあ 

《感想ポスト》


主人公の成央、ヒロインの明澄が抱く「憧れ」と「葛藤」、そしてそれらから生まれた「キャラクター」である響來(ゆら)、2人の人間と1人のキャラが再会し、彼らなりに「変化」をしていく物語です。思春期真っ盛りな15歳と、成長した19歳の2つの視点の比較を通して「なりたかった自分」になろうとストイックに、真面目に努力した明澄と、逃げてばっかりで、自分に対して劣等感をもってしまい、なりたかった自分に「なれなかった」成央の対比がすごく印象に残り、とても魅了されました。



8.『透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。』

2023年8月刊行(GA文庫)
作:志馬なにがし イラスト:raemz

《感想ポスト》


「目が見えない」ハンデを背負ったヒロイン、小春とそれを支える主人公、かけるの姿を儚くも美しいテイストで描いた作品です。普通の生活、普通の恋をしようとする 小春の姿は、まさしく「勇気」という言葉の体現ではないかと思います。心に刺さるシーンもありますが、読了後は前向きな気持ちにさせてくれ、単に「悲しい」気持ちで終わらないのもこの作品の良いところです。 また「目が見えないのに?」という思い込みで人生を縛るのではなく、そのハンデを持つ中での人生の楽しみ方や恋のあり方を伝えてくれるものであったとも思います。



9.『獄門撫子此処ニ在リ』

2023年8月刊行(ガガガ文庫)
作:伏見七尾 イラスト:おしおしお

《感想ポスト》


「怪異vs怪異」のバトルというのは異様な作風のように感じましたが、正直とても斬新で面白い作品です。主人公の撫子(鬼)と人間のアマナが躍動するバトルシーンは細部まで細かく書かれていて迫力がすごく、とてもカッコよかったです。また撫子とアマナの関係性が程よくて、アマナに振り回されることによって変化していく撫子の心情にも注目して読んでほしいと思います。ある種のガールミーツガールや百合のような作風をもったバトル系で、本当に読んでいて「楽しい」と思える作品です。




10.『バスタブで暮らす』

2023年8月刊行(ガガガ文庫)
作:四季大雅 イラスト:柳すえ

《感想ポスト》


「バスタブ」という閉鎖された空間を通し、現代社会の不条理や理不尽から逃げる主人公、めだかとそれを取り巻く家族の在り方を強調した作品です。めだかが人間関係に悩み、辿り着いた「逃げ場」であったのは、実家のバスタブと家族。そんなバスタブと家族の日常の変化が、独創的に描かれています。また身近な人間関係の変化とネット社会、VTuberなどに触れていくことによって、めだかが少しずつ前向きに変わっていく描写たちには、きっと共感することができる部分があると思います。



・まとめ

今回は、「このラノ2024」に向けて、SoLsが選びたいなと思う候補作を紹介してきました。いかがだったでしょうか?
どの作品も個性が溢れていて素晴らしく、5作品に絞ることが難しいです。(笑)
みなさんもこの機会にぜひ読んでみてください!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上、SoLsでした。

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