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s20最終18位 海王サイクル


はじめに

初めましての方は初めまして、リグです。久しぶりに満足できる結果を残すことができたので、構築記事を書くことにしました。svでは珍しい、スカーフカイオーガを軸にした攻めサイクルとなっています。ぜひ最後までお付き合いください。それではどうぞ!

構築経緯

シーズン序盤にカイオーガとテツノカイナの相性が良いと聞いたので、試してみたくこの2匹から構築を組み始めました。カイオーガの型はスカーフ持ちやsブーストのカミツツミ以外を上から縛っていけるスカーフ型とし、パオジアンを始めとする苦手な物理への引き先としてテツノカイナはhbオボンで採用しました。

基本選出をカイオーガ(エース)+テツノカイナ(対物理クッション)@1としたときに、特殊に対するクッションが入ってくると思いました。この枠には、環境トップの特殊禁伝である黒バドレックスとミライドンにしっかり役割を果たせることを評価し、突撃チョッキゴリランダーを採用しました。

この3匹の選出で環境トップの禁伝(黒バドミラコラ)のうち、黒バドレックスには勝つことができると思いましたが、ミライドンとコライドンには勝てないため、対策が必要でした。そこで、ミライドンに対してテラスタルによる耐性変化を活かして崩し、詰めを行うことができ、コライドンに対してはテラスタルを強要させてカイオーガの一貫を作りながら相手のコライドンの一貫をカイオーガと合わせて切ることができる地面テラスハバタクカミを採用しました。対面操作から着地させたときに大きな負荷をかけるため、持ち物は拘り眼鏡です。

この4匹に加えてhdアーマーガア+電気テラス球パオジアンを使って中盤にレート2000を達成しましたが、ザシアンに対し厳しい立ち回りを強いられていたこと、アマガの役割対象であるテラパゴスが消滅していたことから代わりにhbゴツメランドロスを採用しました。また、オーロンゲ+黒バドorミライドンの並びにも勝てなかったことからパオジアンを剣舞瓦割り採用の襷型に変更して最終日の構築が完成しました。

コンセプト

高火力+対面操作によってサイクル勝ちを狙う
プレイングの出るサイクル構築

個体紹介

ポケソル様のテキストを使わせていただいてます。感謝。

カイオーガ @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: みず
特性: あめふらし
性格: おくびょう
175-108-113(20)-202(252)-160-154(236)
しおふき / なみのり / かみなり / れいとうビーム
C…ぶっぱ
S…準速イーユイ抜き
先制技への耐性を少しでも付けるため余りはBに振りました

禁伝枠。水技の一貫を作った時の崩し性能、抜き性能は凄まじいです。テラスしおふきの火力はh振りウーラオスを余裕を持ってワンパンできるくらい高いため、
生半可な受けを許しません。
一方で単体だと禁伝枠ではミラコラ、一般枠ではパオジアンやカイリューに不利をとるため、雑に使っても強いポケモンでは間違いなく無いと感じました。構築単位でこいつを活かせるように組む必要があります。
前期のカイオーガは天敵であるミライドンの減少により、今までの3シーズンの中では一番動きやすかったと思います。上位のカイオーガはほとんどがチョッキだったため、スカーフが警戒されずにイージーウィンする試合も偶にありました。
最終戦はこいつが鬼の自覚を見せてステロの入ったテラパゴスとカイリューを2タテ(凍らせたわけじゃないです)してくれて勝つことができました。元々好きなポケモンではなかったですが、一ヶ月使い続けて流石に愛着が湧きました。ありがとうカイオーガ。

テツノカイナ @ オボンのみ
テラスタイプ: みず
特性: クォークチャージ
性格: のんき
261(252)-161(4)-176(252)-70-88-49 *S0
ドレインパンチ / サンダーダイブ / れいとうパンチ / ボルトチェンジ
HB…特化
S…ヘイラッシャやキョジオーンの下からボルチェンを打つために最遅

カイオーガの相方。カイオーガの苦手なパオジアンに受け出せて(悪電気半減なためタイプ的にも噛み合ってます)、対面操作も行える神のポケモン。
パオジアン以外にもほとんどの物理へのクッションになることができ、非常に強かったです。ただ、剣舞パオジアン+鉢巻カイリューのような物理の役割集中には流石に崩されてしまうため、少し難しいところはありました。
パオジアンに後投げした後は、多くの場合ボルトチェンジを押していました。ほとんど引いてくるため、上手くカイオーガ(偶にハバカミ)を着地できれば一気に勝ちに繋がります。最悪居座られても不意打ちを受けながらオーガで倒すorもう一度投げてドレパンで処理のルートが取れるため、試合は続きます。ちなみにパオジアン以外にはボルチェンが安定択となる場面も多いです(襷オオニューラ等)。
技構成はドレパンとボルチェンは確定として、有象無象への最高打点となるサンダーダイブとカイリューに打つ冷凍パンチで確定だと思います。この構成だと相手の起点になりやすいため、ボルチェンを上手く使うことが重要でした。
テラスタイプは水。多くの物理技に耐性を付けることができるため崩されにくくなります。

ゴリランダー @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: グラスメイカー
性格: いじっぱり
192(132)-176(116)-111(4)-72-122(252)-106(4)
ドラムアタック / グラススライダー / はたきおとす / とんぼがえり
H…16n
A…11n
D…ぶっぱ、できるだけ高く

対特殊クッション。グラスフィールドがテツノカイナと相性がよかったり、こいつの苦手な特殊であるイーユイにはカイオーガが強かったりと、構築と噛み合っていました。チョッキ枠でありながら、カイオーガの雨で最強になってしまう相手の水ウーラオスに隙を見せないのも偉いポイントです。
技構成はこの4つで確定だと思います。強いて言うならドラムアタックをウッドハンマーにするかどうかですが、s操作をして上から縛る動きが強いため、変える選択肢はありませんでした。
黒バド、ミライドン、カイオーガ構築にはほぼ投げて、ひたすらに無難な活躍をしてくれました。

ハバタクカミ @ こだわりメガネ
テラスタイプ: じめん
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
149(148)-67-88(100)-178(180)-156(4)-181(76)
ムーンフォース / シャドーボール / テラバースト / ほろびのうた
うわっきーさん調整からcを削ってsを1伸ばしました

対ミラコラポケモン。
ミライドンに対してはカイオーガの代わりに選出し、崩しを担います。地面テラスは序盤から切るのではなく、相手が地面テラスのケアをする余裕がない、またはできない終盤の詰めとして使うのが重要でした。
コライドン構築には初手に投げてコライドンとの対面を作り、テラスを強要しながらカイオーガに引きます。ハバタクカミを受けることができない場合はテラスを切りながら炎技かアイへ(偶に後攻蜻蛉)しか押せないので、カイオーガ引きが成立し、雨下の水技を押し付けることができます。初手電気テラバだけやばいですが、グライオンの増加とミライドンの減少からいないだろうと思っていたのと、電気テラスでもニトチャを押されることがほとんどだったので割り切ることにしていました。スケイルショットでsを上げさせないのが凄い偉くて、カイオーガで確実に上から縛る展開を作りやすいです。対コライドン構築は、この動きが上手く決まった試合は大体勝てた印象でした。
地面テラバが強くて、重いヒスイヌメルゴンに役割集中をかけたりシンプルに毒タイプへの打点としても打つ機会がありました。
滅びはギミック構築への対抗策として採用。小さくなるベトベトンを滅ぼしてるときが最終日で一番楽しかったです。

ランドロス(霊獣) @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: みず
特性: いかく
性格: わんぱく
196(252)-166(4)-156(252)-112-100-111
じしん / とんぼがえり / ちょうはつ / ステルスロック
HB…特化

構築に地面タイプが欲しかったこと、ザシアンが辛かったことから投入されたおじさん。採用してからの試合数が少ないのもありあまり語ることはありませんが、ちゃんとザシアン構築とコライドン構築に選出してそこそこ活躍してくれたのでよかったです。
技構成は地震蜻蛉返りに加えて受けに抗えるステロ挑発で採用。
テラスタイプは水テラスザシアンに勝つために水です。

パオジアン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ステラ
特性: わざわいのつるぎ
性格: ようき
155-172(252)-101(4)-99-85-205(252)
つららおとし / ふいうち / かわらわり / つるぎのまい
ミラー意識で最速

壁オーロンゲに勝てなかったので採用しました。オーロンゲに当たらなかったのでほぼ出してないし、なんなら出した一回は2連痺れでハバタクカミに対面負けてました。
というかウーラオスとヘイラッシャが多すぎてこの構成だと投げにくいなと思う対戦が多かったです。
見た目の圧力で相手に自由な選出を許さない役目を果たしていたはず…。
最終日前までは命の珠を持たせた氷柱不意電気テラバ剣舞の構成で使用しており、結構強かったです。カイオーガが切らせやすい水テラスを殴れるのが高相性でした。受け系統が重めだったので、普通にこっちのままでよかったかも。

選出

取り巻きによって変わりますが、多かった選出です。

対コライドン カミオーガ@1
書いた通りです。オーガを受けるためにちゃんと裏からコライが出てくるときつかった印象でした。

対黒バドレックス ゴリラオーガカイナ
できるだけ黒バドに引きたくないため、初手はゴリラかオーガから投げます。草テラスが一番やばくて、スカーフも少しきつめです。

対ミライドン ゴリラカイナカミ
初手にミライドンがきやすいためゴリラを合わせ、後攻蜻蛉や叩き落とすから展開していきます。そこそこ勝てました。

対ザシアン オーガランド@1
ランドを上手く使ってザシアンを上から縛れる状況を作ることを意識します。構築の欠陥でパオカミザシアンに対して選出が纏まらないので気合いで頑張ります。

対ホウオウ オーガランド@1
オーガでホウオウにテラスを切らせながらランドを絡めて頑張ります。パオが珠だったらもっと楽なはず。

対テラパゴス ランドオーガ@1
ステロを撒けるランドは投げたくて、オーガも多分投げることになります。正直きついですが、s20のテラパゴスが環境的に逆風で、実際数も減らしていたためなんとかなりました。

対白バドレックス オーガ@2
オーガのテラスしおふきで白バドの取り巻き含めだいたいワンパンできるので、トリックルームを張らせないことを意識します。ミミッキュがいたらランドを初手に投げて挑発を打ちに行きます。

対カイオーガ ゴリラカイナオーガ
初手オーガにゴリラを合わせて圧をかけていきます。全員ゴリラの前でテラスを切らずに突っ込んできたため、対面したときはドラアタを押していました。

対ルナアーラ オーガ@2
よくわかってないです。有利マッチらしいですが、結構負けました。オーガがだいたいのルナアーラに強いため、一般枠への対応が鍵になってくるはずです。

対ムゲンダイナ オーガ@2
きついです。だいたいラッシャがいるので剣舞パオで崩せないため、頑張ってダイナにテラスを吐かせてオーガで崩す方針になります。一応ダイナの配分次第ではテラスしおふきが受からないため、無理矢理頑張れないこともないです。

対ルギア ランド@2
ランドでステロ撒いてパオとかオーガで頑張って崩すことになると思います。結構きついですし、特に結果残してた身代わり飛ばし系統は多分勝てないです。

見ての通り、結構きつい構築も多いですが気合で頑張ってました。

重いポケモン

コライドン+水受け(ミナモとか)
コライにテラス吐かせてオーガで崩すのが基本方針なのできついです。

草テラス黒バドレックス
オーガが返り討ちにされるし、グラスラで縛れないしで終わってます。無理です。

貯水組(ドオー、水ポン)
シンプルに嫌です。選出と立ち回りで頑張ります。

チオンジェン
倒せません。

グライオン
みがまもループを抜けるのが厳しいです。出てこなかったので助かりました。アマガ抜いた弊害。

テラパゴス、ムゲンダイナ等中堅禁伝
選出のところに書いた通りです。当たらなくて助かりました。

結果

最高最終レート2111 最終18位

レンタルチーム

レギュg中は残しておくと思います

最後に

久しぶりの2桁、しかもこんな高順位を取れて本当に嬉しいです。前期の目標を最終50位以内に設定していたのですが、ここまでいけると思っていなかったのでそこも嬉しいですね。
最終日はマッチングもよく、スムーズにレートを上げることができました。実を言うと、この並びに変えてから10戦しか潜ってないんですよね(サブロム含めたらもうちょっと多いけど)。ポケモン達の自覚があったのも含めて、運がよかったなと感じます。
自分は受験の関係でこれからポケモンに割ける時間がどんどん減っていく中、この時期に結果だせてよかったです。1桁目指したい気持ちはありますが、今回がかなりの上振れだと感じているのと、生活的に最後まで潜れるシーズンも多くないので難しいかなと思っています。また時間あるときに頑張って上目指します。少なくとも今期は試験あるしお休みかな…。
ここまで読んでくださりありがとうございました!

@Ligg_byle
質問などありましたらこちらにお願いします

Special thanks

メン限でオーガカイナに言及したり、構築相談に乗ってくださったシグマさん












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