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花に名前が付けられる...!?「未来の花屋」のクラウドファンディング

こんにちは。未来の花屋「Lifft(リフト)」です。
Lifft?聞いたことない...!という方は、是非こちらのnoteをお読みください。

Lifft、新たなスタート

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2020年2月、BOTANICのオフィスは、Blue Bottle Coffee 中目黒カフェの2F、3Fへ移転しました。僕たちは、ここで人に愛されるサステイナブルな施設を作ることを目指しています。

具体的には、Lifftの活動を発信し、魅力を体験できるショールーム Lifft Concept Shopを3月28日(土)にプレオープンします。今後は、書店とコラボした花・植物に関連する書籍の販売や、お花の生産について学べるディスプレイ、イートインスペースなど、これまでのお花屋さんにはあまりなかった企画がオープン以降順次スタートする予定です。

リターン

Lifftの新たなスタートに伴い、BOTANICでは2月24日(月)から3月30日(月)までクラウドファンディングを実施中です。また、僕たちは様々なリターンを用意しました。その一つが花の新品種命名権です!

花の品種名とは?

店頭で見かける花にはどれも名前が付いています。春の花であれば、チューリップやサクラ、ヒヤシンスなどが思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、チューリップと一口に言っても花色や花姿は様々ですよね。

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実は、チューリップは総称であり、各品種に異なる名前が付いています。例えばLifftの春のブーケ「Juicy」には、優しいアプリコットピンクに色付く「タイス」と、黄色からオレンジへと美しいグラデーションを織りなす「マリット」の2品種が束ねられています。

このように、どんな花も一つ一つ名前が付いているのです。

魅力たっぷりな新品種、誕生

今回のリターンでは、 長野県上伊那の信州片桐花卉園で誕生したアルストロメリアと、高知県宿毛市の石田蘭園で誕生したシンビジウムの新品種に名前をつけていただくことができます。

信州片桐花卉園のアルストロメリア

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日本アルプスの麓で日光を燦々と浴びて育った、信州片桐花卉園のアルストロメリア。園主の 片桐鏡仁(あきひと)さんは、花の色褪せにつながる紫外線を和らげるため、大きなガラスハウスで栽培することによって繊細な色を綺麗に出すなど、細部にこだわり高品質なアルストロメリアの生産を30年以上に渡って続けています。

① アルストロメリアとは?

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アルストロメリアは、チリやアルゼンチンを中心とした南アメリカ原産の球根植物。花の斑点、また他の植物にはあまり見られない葉の形状が特徴です。ヨーロッパでは、バラやユリと並んで消費される花のベスト5に入るほど人気のある花となっています。

②時間をかけて誕生した、日本のオリジナル品種

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日本にアルストロメリアの育種家は、片桐さんを含めた数人しかいません。片桐さんはオランダに留学された経験を生かし、様々なノウハウを用いてアルストロメリアの栽培を行っています。

近年では、無菌状態のフラスコの中で人工的に植物が育ちやすい環境をつくり、効率よくアルストロメリアを生産する農園が増えています。しかし、片桐花卉園で育種される系統のアルストロメリアはこの手法で育てられないため、5年の歳月をかけて株分けを行い、100株まで増やしたそうです。

③優しく繊細な色合い

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片桐さんが生み出す品種の特徴として、小輪から中輪で顔がやや上向きであること、ニュアンスカラーや淡い色を好む傾向にある日本人の琴線に触れるような、優しい繊細な色合いであることが挙げられます。

今回誕生した新品種は、花弁に点々の模様がないスポットレス。片桐さんもお気に入りだという、ベースの白にピンクや黄色など、和の雰囲気のある繊細な色合いが織り成された美しい逸品です。

農家さんの花仕事

長い年月をかけ、育ててきた新品種のアルストロメリア。片桐さんは、これからもこだわって大切に育てていきたい品種の1つだと語ってくれました。

石田蘭園のシンビジウム

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国内屈指の洋蘭産地である高知県で親子2代、約半世紀に渡ってシンビジウムの栽培を続けている石田蘭園。「しんびのある日々」をモットーに掲げ、従来のシンビジウムのイメージを覆すような、暮らしに寄り添うシンビジウムを探究し続けています。

①シンビジウムとは

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シンビジウムは、東南アジア、東アジア、オセアニアなどに生息するラン科の植物であり、「4大洋蘭」の一つとして知られています。特に、お祝いや季節の贈り物などとして人気があり、ラン科の中で胡蝶蘭に次ぐ生産量を誇ります。

②中小輪の切り花という、シンビジウム改革

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シンビジウムといえば、コチョウランのように大輪の鉢花での出荷が主流ですよね。そんな中、中小輪のシンビジウムの切り花を出荷しているのが石田蘭園の特徴。これまでにない、みんながワクワクするようなシンビジウムを作るため、中小輪のシンビジウムの生産へと大きく舵を切ったといいます。

今回のリターンの新品種も、人々の暮らしの中にそっと寄り添うサイズ感が魅力のひとつ。石田さんは、コンパクトで葉の上に花が咲く品種を目指したと語ってくれました。

③山上げによって生まれた、美しい色合い

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シンビジウムには、夏の間片道3時間かけて山の上の農場に避暑させ、開花を促進させる「山上げ」という作業が必要だそう。この新品種は、暑さに強いため開花促進は必要ないそうなのですが、寒さを感じないと綺麗なピンク色が発色しないことが発覚し、山上げが欠かさず行っているそうです。

しなやかな茎がすっと立ち上がりたおやかに咲く花姿と、淡いニュアンスカラーのグラデーションが美しい新品種。暑さに強く丈夫なため庭植えできるだけでなく、茎が細く弓なりのラインが綺麗なため、花束やクラッチブーケなど切り花としても活躍します。

名付けた花のある暮らし

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今回のリターンでは、この2つの新品種に名前をつける事ができます。将来的には、その名前で全国のお花屋さんに並ぶ可能性も...!また、それだけでなく命名後にアルストロメリアの場合はブーケを、シンビジュームの場合は鉢植えをプレゼント。実際に、自分が命名したお花のある暮らしを楽しむこともできます。

BOTANICでは様々なリターンをご用意しています。その中でも、新品種に命名するチャンスは人生に何度とないはず。クラウドファンディングに参加し、花き業界の明るい未来をぜひ一緒につくっていきませんか?


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