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ミドリムシさんの実験①培養編

ミドリムシ(ユーグレナ)とは
光合成による独立栄養と、他者を捕食する従属栄養の両方で生息できるマイクロアルジェ(※)の仲間。
生命力が強く、他のマイクロアルジェが生息できないような環境、強い光や強酸(pH4.0以下)下でも生息できる。

マイクロアルジェ=micro(微細な)・algea(藻類)ミドリムシ以外になじみのあるものだと、シアノバクテリア・クロレラ・デュナリエラなどもマイクロアルジェの仲間。反対語のマクロアルジェ(大型藻類)には昆布・わかめ・ノリなどがある。

ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康参考

マイクロアルジェはバイオ燃料・バイオマスの分野、サプリメントや健康添加物などの分野、そして農水環境の分野での活躍が期待されています。
もうサプリメントの分野では十分すぎるほどの活躍を見せていますね。^^

どんなことが研究されて実用化されるのかは竹中裕行さんの「ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康」を見ていただければと思います。

一言で言うと「え?!ミドリムシさんでサピエンスが抱えている問題が全部解決するやん!」でした。

ぜひぜひ

株式会社ユーグレナさんのページでも分かりやすく説明されています!

で、このミドリムシさん。なんと農業分野での研究も株式会社ユーグレナさんが進めていらっしゃるとのことです。

培養土・肥料

バイオ燃料製造過程から出るミドリムシの残渣を活用した有機液肥や培養土や、残渣だけでなくミドリムシが配合された有機化成肥料も開発されています。
ミドリムシの使用により、収穫量の増加や収穫後の作物鮮度の低下を抑制する可能性が示唆されており、今後ますます農業分野における更なる利活用や機能の追求に関する研究がすすめられています。

株式会社ユーグレナHPより抜粋

実際に市場にはまだ出回っていなくて、協力農家さんが使用している段階だそう。

で、私のどんな効果があるのか知りたい欲が爆発しまして。
はい。例によって実験をすることにしました。(前置きが長いんよ)

ミドリムシさんを培養する

まずはメダカの通販サイトでミドリムシさんの培養セットを購入。
説明書とおり、ハイポネックス原液を水で薄めた培地で培養してみたら問題なく成功しました。

ほかにも、エビオス錠や強力わかもとなどの錠剤を溶かした水でも増えるとのこと。
(エビオス=酵母、強力わかもと=麹・酵母・乳酸菌なので、おそらくえひめAIでも増えそうな予感)

ということで、3つの培地を用意して観察してみます。

1/3くらいミドリムシさんを入れて…
左から光合成細菌・ネイチャーエイド(有機液肥)・えひめAI

左から光合成細菌50cc・ネイチャーエイド(有機液肥)10cc・えひめAI50ccです。ペットボトルは1リットル容量。

5日後

ネイチャーエイド一強かと思われましたが…なんだか様子がおかしい…

9日後

ネイチャーエイド

しだいにネイチャーエイドで培養したものが香るように…
なんか油分のようなものも浮いています。

えひめAI

えひめAIは香りも少なく雰囲気的に培養がうまくいっている感じ。

24日後(培養終了)

撹拌前
撹拌後

左の光合成細菌培地は透明に。真ん中のネイチャーエイドは真っ赤に。唯一えひめAIだけなんとなくミドリムシさんが培養成功した雰囲気です。

ネイチャーエイド培地の香りは「光合成細菌」さんと全く同じ香りでした。
もしかしたらネイチャーエイドに光合成細菌(かそれに似た何かの菌)が含まれていて、それが培養されたんじゃないかと想像しています。

ということで、えひめAIで培養したものがベストとします!(やんややんや)

えひめAIで培養する

えひめAIの濃度を変えて培養してみました。
①50倍(20cc) ②20倍(50cc) ③10倍(100cc)
3週間後の様子です。

撹拌前 左から20cc・50cc・100cc
撹拌後 左から20cc・50cc・100cc

ここで重要なことに気づいたのですが、何をもってして培養成功なのか分からないということです…。
顕微鏡をレンタルしてみてみましたが、よく分かりませんでした。苦笑

100ccは撹拌前が赤くなってしまってミドリムシさん以外が繁殖した感じなので、20ccか50ccが検証実験用に使いますね。


実験実験!

ハナダイコンさん・ストックさん・忘れな草さんの3種類。
経過をまたご報告します^^


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