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私の子育てについて

 長男を28年前に産み、育休中は、とても幸せな日々を過ごしました。
 子どもを私の母に預けて仕事に復帰したのですが、このまま子育てだけをしていたいという気持ちが強かったことを覚えています。

 次男を産む前には、長男がこんなにかわいく思えるのに、二人目が産まれたら同じようにこんなにかわいいと思えるだろうか・・・・と真剣に思ったものです。

 しかし、いざ次男が産まれてくると不思議なことにまた可愛いのです。
ちゃんと、二人が違う可愛さを主張してくるんですね。

 ところが、次男の育休が終わり、職場に復帰をすると、逆に仕事で見ている子どもたちの親子の問題や自分の親との関わりをも深く考えるようになりました。

 後々に、自分が親として子育てをするときに自分が育ってきたことを基本に子育てをしていくのだから、自然に影響を受けながら子育てをしていくのだということを知りましたが。

 その時には、仕事も子育ても精一杯だったので客観的に物事を考える余裕などなかったと思います。

 施設で生活する子どもたちが通う学校で働いていたこともあり、家庭や母親について深く考えてしまったんだと思います。

 結果的には、その時の経験は現在にものすごく良い影響を与えてもらっていると感じます。

 まだ、若かった私は「頑張れば不可能はない」と信じ、ただひたすら突っ走ることしか知らなかったと思います。人の力は、無限だけれど、一人では何もできず、周りの人にどれだけ助けられて生きていることか・・・

 その頃の私には、理解できていませんでした。

 今は、少し理解していると思っています。私の息子たちは客観的に見たら、まだまだ半人前の子たちですが、私が育てた子どもと考えれば、ほんとに立派に育ったと、自慢の子どもたちです。心の中では、自慢しまくりなんです。

 これも、あとから気づいたことですが・・・
 私が子どもを産んだ時には、自分自身がまだまだ精神的に大人になり切れていなかったんだなと思います。それを知った時には、子どもを産んだことを後悔もしました。しかし、子どもがいることは現実で育てる責任があります。そんなわがままいっていられません。

 私は、上手に子育てをすることはできませんでしたが、周りにはたくさんの支援者がいました。子どもたちが大きく成長できたのも、その人たちのおかげです。ただただ・・・感謝しかありません。

 そんな私でも、支援者になることはできると思いました。

 母親にとって子育ては、人生の中で最大の使命だと思っています。自分にしかできない大仕事です。プレッシャーや責任やいろんな想いが常に悩みになってしまいます。

 子育てに正しいマニュアルなんてありません。
 逆に失敗もありません。
 そして、子どもを母親ひとりで育てるということもありません。

 人間は、みんなで育てることができるように動物学的になっているようです。できるだけたくさんの目と手で見守り、できるだけたくさんの耳で子どもの声を聴いてあげられると良いと思っています。

 子育ては、私たちの未来です。

 自分たちの明るい未来のために、たくさんの人たちで子どもたちを育てていける社会にしていきたいと考えています。

 

 

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