娘と私の関係(1)
先日、思春期のお嬢さまとの距離感に悩んでいるというお話をお聞きしました。今の娘と私の関係は…
5週間の日本滞在を終えて戻ってきた娘が少し成長したように感じました。
もうすでに20歳を過ぎているのにおかしいですよね。今回の日本滞在中に2週間のインターンシップをしたせいか、何か今までとは異なる自信を感じさせます。
最近の娘との関係は、”お友達”ぽい感じかしら⁉️ 流行りの化粧品や洋服、美味しいレストランやカフェなどの情報交換をよくしています。特に化粧品に関しては、娘の方がよく知っていて、
日本で私にクレ・ド・ポーボーテの口紅を誕生日プレゼントに買ってきてくれました。とても人気らしいです!
今のような関係になったのは、娘が大学生になってからです。中高生の頃は、反抗期で、口をきかない時もありました。
しかし、彼女が大学生になってから、私は彼女を一人の女性として
見るようになりました。おそらくそれが私たちの距離感をちょうど良く保っているのでしょう。
私がこのように考えるようになったきっかけは、娘が通ったシドニーの女子校での経験があるからです。
ほとんど英語が話せない娘に対して、学校の先生が言った言葉があります。
「この子にまず必要なのは自信を持たせることです。」英語ができないことは、問題視しなかったんです。私は先生とどうすれば娘の英語力を伸ばせるか相談しようとしていました。逆に先生からは「日本語を忘れないように家では日本語で会話をしてください。徐々に英語は上達するので、学校に任せてください」と言われました。
自信をもたせることについて、正直、私は考えたことがありませんでしたので、驚きました。その時の言葉の裏には、人生を歩むために重要なことが込められていたように思いました。娘も一人の人間であると気づかせてもらった気がしました。
この学校生活が、彼女も一人の人間としての自覚を持つようになったのかもれません。娘は年末には、5年間(オーストラリアではダブルディグリーの制度があり、例えばビジネスとITのように2つの学科の卒業資格を取得できます)の大学生活を終えて、社会人になります。これまでとは異なる成長を楽しみにしています。
こんな娘も実は、幼児期はかなり大変でした!
それは、次回お話ししますね。
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