見出し画像

悲しみが感謝の涙に変わるまで

先日、一人の凛とした女性にお会いしました。
彼女は今年、最愛のお母さまを亡くされ、
その深い悲しみからまだ抜け出せずにいるようでした。

私も6年前、母を亡くした時、同じような痛みを抱え、
まるで自分の体の一部をもぎ取られたように感じたほどです。

とても大切な人を失った後、すぐに立ち直るのは難しいものです。
無理に「乗り越えなければ」と思う必要はない!
そう気づかされたのは、私自身の経験からでした。

私が母の死を受け入れ、立ち直ることができたのは、
亡くなった母の愛を感じたからです。
母の体はもうありませんが、母の愛の強さは今でも私を包んでいて、
私が亡くなる日まで続くと気づいたのです。


【他界した母が導いてくれた不思議な体験】

母が亡くなってから、いくつかの不思議なことがありました。
その一つは、エンジェルヒーラーとの出会いです。
何度も偶然に会ううちに、
当時抱えていた母の死や夫婦間の問題に悩んでいた私は、
彼女にセッションをお願いしました。

すると彼女は「あなたはエンジェルヒーリングを学ぶべきよ」と!
私はその時、講座費を払うお金がないと断ったのですが、
彼女は「出世払いでいいのよ」と言い、講座が始まりました。
2ヶ月ほど経ったとき、
先生が「あなたのお母さんから頼まれたのよ」と言ったのです。


【母の愛を感じること】

母が他界してから、母がどれだけ私を愛してくれていたのか、
そして私を大切に思っていたかを知る機会が何度もありました。

生前は、母との関係は決して良好ではありませんでした。
母からは「あなたは難しい」と言われ続け、
私は理解されていないとずっと感じていたのです。

しかし、母の愛を感じることで、母への感謝の気持ちが芽生え、
過ごした時間がどれほど大切で幸せなものだったのかを実感しました。
母の体はもうありませんが、母のエネルギーは私と共にあり、
時間や空間に関係なく、そばにいてくれるのです。


【ドラマ『海の始まり』】

最近終わったドラマ『海のはじまり』は、
とても感動的で毎回涙が溢れました。
海ちゃんの言葉「ママ、いたよね」が特に心に残っています。
大人は「ママがいなくなった」というけど、
海ちゃんは「ママが生きていた」という事実を大切にしている。
その存在は決して消えることはないのです。

大切な人を失うことは、悲しく辛いものです。
しかし、一緒に生きて、一緒に笑い、泣き、怒ったその事実は、
永遠に消えることはありません。


【私が感じた愛の力】

私もまだ時折涙がこぼれることがありますが…

視点を変えることで、
母の愛を感じ「あなたの娘で良かった」と心から感謝が溢れたときに
涙は次第に悲しみから感謝の涙へと変わっていったのです。

どうか、皆さんのその涙もいつか悲しみではなく、
感謝と喜びの涙に変わりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?