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壁の穴を修理しよう

木造住宅の壁の殆どに使われる中空の石膏ボード壁ですが、押し入れの突っ張り棒なんかでよくボードを突き破って穴を開けてしまうことがあります。
どこに修理依頼すれば???いくらかかるの??と焦ると思いますが、初心者でも簡単に穴を塞ぐことができます。

1.穴の周りの崩れたボードのかけらを除去
2.穴と同じ形のボードを作る
3.穴の直径より少し長い木片を穴の内側に引っかかるように入れる
4.引っかかりの部分を狙って表側から木片にビスを打って固定
5.2のボード片でフタをし、裏に木片がある箇所にビスを打つ

という手順となります。

穴の断面を上から見た図にするとこんな感じです。

木片の真ん中のビスは、木片を壁の中に落とさないよう「ツマミ」として浅く打っており、ボードの裏に木片を固定してから外します。

最初のサムネ画像は壁の中のガス管を塞いで休止するためにくり抜いたボードを使って再度フタをした完成写真です。真ん中の穴、なんだっけ…

仕上げは穴と埋めたボード片の隙間にパテをして壁紙などを貼ります。この工程は最初はちょっと難しいですけどね。

この穴はちょっと複雑な形でした。無理せずに穴の方を単純な形に切ってもいいです。切るのはカッターナイフで。

この長方形の穴はコンクリート煙突に開いていた換気穴ですが、石膏ボード壁のような中空部分がないため、木片を入れる方法が使えません。フタをするボード片の厚みがちょうど納まる深さに下地となる木片を「コンクリボンド」で接着しました。あとは同じようにボード片をビスで固定。

まだビス打ってませんが、こんな完成イメージ。

ボロリノベでは給水管などの引き直しがよく発生するので、管を撤去した後の穴だらけになりがちで、この作業の出番が頻繁にあります。覚えておくといいでしょう。

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