電子レンジの話

僕の家には高性能で多機能な電子レンジがある。母が買ってきたモノだ。
しかし、それはほとんど使われることはない。

使うのはその隣にある、ボタン一つの操作で温めることが出来る非常にシンプルな電子レンジだ。

結局僕の家ではその安くてシンプルな電子レンジで事足りてるということなのだ。

むしろ、こっちの方がシンプルで使いやすい。

無駄に機能を増やして本来の機能すら使いにくくし、それに付加価値を付けて売る日本の製品には疑問を感じる。

そんな文句を言いながらも、せっかく置いてあるので説明書を読みながら使い方を考えてみるのだが、
それを買った本人がもうそれを使いたがらない。

結局自分だけが使い方を知っていても意味がないことに気づくのである。

モノというのは性能や機能よりも使うときのことを考えて買わなければならないことを思い知らされた。

使い勝手というのは実はそれだけ重要なことであるのに、多くの人がそれを軽視しているように思える。

モノを買うとき、値段と性能と機能を見ながら最もコスパの良い製品を探そうと考えてる人はもう一度考え直すべきである。

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