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今日だけ生きる一日一生 明日のことは明日考える #1
『道は開ける』は私の聖書
なぜこんなに毎日が苦しいのか? どうしてこれほど悩むのか?
生きていることがただつらい。眠れなく長かった夜が終わり、やっと朝を迎え、鏡に映った顔を見て大きくため息をつく。
誰でもこのような経験をしたことがあると思います。
そんな絶望の淵で手にした1冊がディール・カーネギーの「道は開ける」である。カーネギーの書籍では「人を動かす」が有名です。人と円滑にコミュニケーションをとり、相手を動かすための人間関係の原則を説いた「人を動かす」と違い地味な本のような扱われ方をする。でも経営者の苦しみを癒すには「道は開ける」が良本だと思う。その中の一つを「今日1日の区切りで生きよ」で救われた経験をもとにご紹介します。
今日一日の区切りで生きよ
私は悩んでいた。数千万円の内装工事の現場をまかせていた従業員が突然出社しなくなり私の前から消えた。
残ったのは消えた従業員が無断で発注した建築材料が狭い内装店舗に次々と届き現場は収拾がつかなくなった。どうしたら良いか途方に暮れた私は現場の隣にあった書店に逃げるようにふらりと入った。
ビジネスと経営の案内板の場所でディール・カーネギーの「道は開ける」が目に入った。明日が見えなかった私にぴったりなタイトルの本だった。そして手に取ってパラパラめくった。
”今日一日の区切りで生きよ” 本の中の1文を見て私は何も考えずに読んだ。そして目の前がパッと明るくなったことを数十年経った今でも鮮明に覚えている。
ぼんやりと遠くが見えないモノは見るな。目の前のできることだけをやる。つまり、今日だけを一所懸命に行動して、明日のことは明日になってから考えよ。というのである。
未来なんて誰も分からない、明日のことは明日考える
人はぼやけた未来を失敗せずに、今日より豊かに生きようとするから悩むのである。手探りの状態だから辛いである。苦しいのである。
1週間後、1ヶ月後、1年後に何が起きて、どうなるかなんて誰にもわからない。地震などの災害が起きないという保証はない。交通事故にあわないということは予言できない。昨日までピンピンしていた身体が、突然の病いが襲ってくることもある。1、2分先ならなんとなく予測できるかもしれないけど明日のことなど誰も予測はできないのである。
明日のことがわからないなら、明日のことは明日になったら考えよとある。確かにその通りである。どうなるかわからない未来を考えるから人は悩むのである。今日できることを精一杯やる、それだけで良いというのだ。
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どのようにして問題を解決したのか
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