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訪問看護指示書について学ぼう

訪問看護指示書とは

主治医が訪問看護が必要と判断した場合に利用者さんが必要としている訪問看護ステーションに交付する指示書になります。


訪問看護師は主治医からの指示がないと訪問看護ができません。


訪問看護の基本フロー

1 医師の診察:在宅(自宅・施設)へ往診にきます

2 訪問看護指示書交付:医師の指示に基づいて訪問看護ができます。病院からの退院日であれば施設は算定できません。

3 訪問看護実施:ケアプラン・訪問看護計画書に記載されているケアの内容に基づいて訪問看護を行います。

4 訪問看護計画書提出:本人もしくは家族から同意をいただく。医師とケアマネージャにも提出 

5 訪問看護報告書提出:医師とケアマネージャに提出


上記のフローが基本です。


気になる算定は?


訪問看護師指示料 300点 

交付月に1回算定可 有効期間最長6ヶ月 

算定日は診療の日でなくてもOK

特別訪問看護指示加算 100点 

交付月に1回算定可 診療日から14日間交付可

訪問看護指示書の種類


訪問看護指示書


最長指示期間:半年

指示期間の月日を記載

特別訪問看護指示書

急性増悪などにより頻回な訪問看護が必要になった場合交付される

医師の診察があった日が交付日としその日から14日以内は
週に4日以上の訪問看護が可能


原則月に1回の交付に限る

月に2回の交付が可能なケース

・気管カニューレを使用している状態

・真皮を超える褥瘡の状態にある場合

訪問看護指示書の確認項目はきちんと確認しましょう!訪問看護に慣れていない主治医に当たってしまうと訪問看護師指示期間が1年とかになっていることもあります


在宅患者訪問点滴指示書


指示期間:7日間を限度

診察の結果、点滴の継続が必要であれば再交付可能

他の指示書の書式(訪問看護指示書・特別訪問看護指示書)を活用して交付

まとめ

訪問看護指示書のポイントを知っておけばきちんと訪問看護が行えますので流れは必ず押さえておこう!

訪問看護指示書の確認ポイントは必ず抑える

訪問看護指示書には医療行為についてや注意事項も記載されています。

訪問看護指示書の確認項目

・訪問看護指示期間が半年以内か?
・訪問看護ステーション名が合っているか?
・病名は合っているか?
・指示書の記載日が訪問看護指示期間の前の日にちになっているか?


点滴指示書はミスを起こさないように点滴類と確認できるようにコピーを置いておくと便利です。

特別指示は期間が切れる前に再交付が必要か?

アセスメントして診察時に主治医へ報告できるようにしましょう。

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