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双子出産からの兄弟育児一年間

双子出産前日に記事を書いてから、あっっっ...という間に一年がたっていました…!

おかげさまでこの記事の翌日に無事に二人を出産しました。
帝王切開術自体は怖いとかなかったのですが、それまでの妊婦健診で双子がはっきり見えなかったり(大腿長などはほぼ”心の目”での計測だったかと...)、なんていうことが多かったもので、無事に二人出てきてくれるのだろうか?というのがとても不安でした。
なので一人出てきて元気な泣き声を聞いたときは、すごくほっとして思わず号泣。・・・していたら、いつの間にか二人目が出てきていました苦笑。
二人の声が重なっていたので全然気が付かなかったようで、看護師さんに「二人とも元気ですよー」みたいなことを言われて初めて「えっ出てたの?」みたいな。
二人とも外に出てきてからはすぐにいろいろな処置や小児科医の先生の診察をされて忙しかったようで(手術室には10人ほどのスタッフの方々がいたので私には見えなかった)、一通りすんでから看護師さんに運ばれてきてやっと対面したのですが、私の第一声は「わー!ちっちゃい!!!」でした。ちっちゃかった。二人とも、がんばったなあ・・・。
ていうかほやほやの赤ちゃんがこんなにかわいかったとは!と驚きました!すっかり忘れていたよ。あーーーありがとうーーーーーー。

ちょっとそれますが、これから帝王切開術を受ける予定の方、怖がることはないですよ!!
ネットなどで、帝王切開している間に”おなかをぐりぐりされる感覚”とか”ずるんっと赤ちゃんが出てくる感覚”があった、というのをよく見かけていたのですが、私は双子が出てくるか心配すぎてそれどころじゃなかったのか笑、あとは自分の麻酔の効きやすい体質のせいなのか、ほとんどわかりませんでした。一般的なことですが、妊娠出産はいろんなパターンがあるしやってみないとわからないのですが・・・そういうパターンもあるということで。
おなかの傷は手術翌日は想像以上に動けなかったですが、それでも時間がたつにつれて慣れました。きれいに治そうと傷口にテープを貼っておくつもりだったのですが、事前に買いそびれて「もういいや」ってなって笑、そのまま今ではおなかのしわの一部と化しています。見せる職業じゃなくてほんとよかった~といつも思う笑。
傷口にゴム口がかからない妊婦パンツがすごい重宝しますよ・・・というのだけ覚えておいていただきたいです笑。ちょっといいブランドの物だと、産後まではいていてもだるだるにならないのでおすすめです。(体験談)

それよりも、

それよりもですよ。

心配していたけれどもどうにもならなかった(というかどうにもなっていない現在進行形)のは、双子と退院後始まった兄弟育児です。

よりによって双子出産一か月前くらいから上の子(当時2歳)のイヤイヤ期が始まった...ように見えて、それこそ双子妊娠時から『上の子ファースト』という呪文を周りからも聞き自分でも日夜唱えていたわけですが、生まれて間もない赤ちゃんを二人抱えながらイヤイヤ期に神対応するなんていうのは私には無理でした。現実は厳しかったです。
コロナ渦中であったため夫が仕事を休業して家にいてくれ、(緊急事態宣言などの状況を見ながら)実母とお義母さんも交代で手伝いに来てくれていたのですが、それでも上の子に十分な対応をしてあげられるだけの余裕が持てない自分の無力さに毎日泣きました。
そんな地獄のような日々がたしか一、二か月続いたのですが、時間と環境の変化とともに少しましになって、みんな泣かずに一応の生活ができるくらいまでになりました。コマーシャルに出てくるような幸せ家庭像は程遠いですが(白目)、あの「なにもかもがいやだ!(by 上の子と私)」という生活からは抜け出せたかな・・・と思います。

このまだ始まったばかりかもしれない我が家の兄弟育児サーガの中で本当に助かっている点が、ずっと何かしらがまんをさせてきているだろうに、それでも双子たちにいじわるをしない上の子様様です。
「さみしい」「もっと遊んで」というようなことはもちろん毎秒言うのですが、「双子にかまってちゃやだ、ずるい」みたいなことは言ったことが多分ありません。
”双子のせいで”自分がかまってもらえない、とかいう思考がないのかな。それとも相手が二人いるから親を”ひとりじめ”されているように感じないのか?
今後も引き続きできる限りの優先的待遇をいたしますので、どうか、どうかよろしくお願いいたします・・・・・・。

この春双子は元気に一歳の誕生日を迎え、三歳になった上の子は日々トミカ愛を爆発させています。
新型コロナウイルスの一日も早い収束を祈るとともに、日夜休みなく働いてくださっている現場の医療関係者の皆様に感謝申し上げます。

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