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選べない家族というある種の重さ

職業柄、結構な頻度で自分の人生を振り返る機会があるんだけど、毎回思うのは、自分の8割は家族からの影響によって作られたものなんじゃないか、と思ったりする。

自分の天性の自己中心ぶり。責任感が高く、頑固であること。些細なことはどうでもよく大雑把なこと。根拠のない自信があるところ。まあ、いろいろあげたらキリがないのだけど。

家族における自分の立ち位置。父親と母親の性格。しつけ。口癖。仕事。祖父母との関係。色んな側面から、さまざまな形をとって自分に影響を与えていたりする。

もちろん、親に感謝する部分もあれば、嫌だなあと思うこともある。多分、それは誰でも少なからずはあるのではないかと思う。

マガジンでも書いている不倫によって僕が大打撃を受けたとき、これでもかってくらい自分と向き合った時期がある。自己分析、内省、瞑想、文章完成ワークなどなど。

そのときに知っていた、ありとあらゆる自己理解の手法を使って、自分と向き合ったときに悟ったことがある。

それは、大事なところで自分が変わりきれなかったり、自分の変えられない短所だったり、重要でかつ自分の否定的な部分というのは、どうしたって家族からの影響を受けている、ということだ。

そして、家族は選べない。思いっきり影響を与えられるうえに選べないという、特殊な人間関係であったりする。

家族は重要だ。それは良くも悪くも。長所も短所も、思い返せば家族の影響を受けているのだから。

それだけに、家族は重い。

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