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もし10億円貰えたら


2021.10.2


今年も10月に入った。

4月に2番手として着任し半年間が経過。

理想』と『現実』を受け止めながらも日々向き合っている。



僕たちはこの上半期で『大成功』した。


今回はタイトルの深掘りも含め

上半期の『大成功』という観点で振り返る。

大成功』っていうには甘すぎるかも知れないが、昨年と比べ、コロナ前と比べると

数字で見る組織は大きく変わった。

2年前まで全国の底辺だったこの場所が

今では全国トップ10に入っている。

1位も狙える位置なのだ。

上半期の山場


成功の要因の1つとして

7月戦に勝ったことが大きい。

毎月、数字は求められるが

特に年に数回、全社として強化する月がある。

それが『7月』である。

保険会社によって呼び名は様々だが

みんなが意識している月であることは間違いない。

極論、年間で与えられた目標を達成すれば良い仕組みだから

年に数回の『大きな目標』の月に勝つことができれば

その他の月目標は未達でも年間目標では達成できる。

僕たちは上半期の大一番に勝ったのだ。



もし10億円もらえたら

7月戦が始まる時

トップが生保レディにこんな質問を投げかけた。

今月〇〇万やれたら10億円貰えるとしたらやる?

※この〇〇万は頑張らないともちろん届くことのできない数字

でも決して不可能ではない。

仮に100Mを9秒台で走れたら10億円貰える

と言われても全く響かない。

だって不可能だとわかってしまっているから。

ただ、本気で1ヶ月間頑張れば達成するかもという数字である。

無論、10億円なんて貰えない。

実際は『達成』に対してはケーキ等の差し入れとかになってしまう。


でも、仮に10億円貰えるとなったらどうにかしてでもやるのは間違いない。

だからやればできるのだ。

やり続ければできるのだ。

そして10億円は貰えないが

成果は営業職の魅力でもある『給料』として目に見える報酬として現れる。

金額こそ違えど、達成した人が報われる制度である。というのはあながち間違ってはいない。

この目標の高すぎる目標設定

そして10億円効果

これが結果として『勝利』に繋がった。


言い続けることの大切さ


正直、トップからこれを聞いた時

僕自身は「やってやるぞ」という気持ちになった。

例えるなら、戦に出る前の決起集会みたいな感じ。

トップの言葉に奮い立たされている自分がいた。

しかし『生保レディ』を見た。

心の底ではどう感じているかまではわからないが

一切響いていない様子だった。

ちらほら聞こえてくる声は
・言うのは簡単だよ
・10億円なんかいらない
・私ができるわけない

マイナス発言の方が多かった気がする。

でもトップは続ける。

「とにかく自分に期待してみてください」
「一度自身の殻を破るタイミングにしてみてください」

この『自分に期待』『タイミング』がパワーワードだったのかも。


これまで出てきたトップというのは

今の所属長の上にいる人

月に2.3回しか会う機会はない。


言うだけ言って帰って行ったよ

と少し思いながらも

次の日から『長』とともに言い続けた。


高すぎる目標設定


〇〇万と言うのは達成率でいうと

200%-300%の水準である。

普通100%達成したら評価される。

今回はそれを超えたところに求める目標設定がある。

一番の効果は100%を超えた人が、そこで終わらないことであった。

100%達成しても、横の人がみんな100%達成していたら100%の価値は下がる。

そして目標設定が100%だと、達成後のスピード感は間違いなく落ちる。

とにかく高めに設定。かつ諦めない目標設定

馬鹿げた設定ではなく、ギリギリ設定。
これが大事。


変わってくる組織


とにかく僕は言い続けた。

ホワイトボードにもそこら辺にある紙にも

『〇〇万』と書き続けた。

とりあえず1人で突っ走るのも面白いと思って、ある意味開き直ってとっていた行動。

しかし、振り向けば付いてきてくれる人がたくさんいた。

みんなやっぱり変わるタイミングは求めている。

無理矢理でも言い続ける。

『全体の場』『個別の場』

とにかくポジティブな言葉を伝え続ける。
「いける」「あと少し」「期待してみよう」

調子がいい人、ダメな人は存在するが

僕はその月は言い続けた。

結果、組織としての勝利に繋がった。

個別に見るとダメだった人もいる。

突っ走った7月が終わったタイミングで、ダメだった人に対してはより意識してフォローした。

1人ずつ1人ずつ、軍を増やしていくことができたのが良かった。



プラスαの戦術


これは効果があったのかはわからないが

この7月戦に変えたことがもう一つある。

それは朝イチで音楽を流すこと。

今月のテーマ曲を決め

それを出社するタイミングで永遠と流し続けた。

ポジティブな曲。勇気づけられる曲。アップテンポな曲。だったら何でもいい。

やっぱり人間だから
「会社行きたくない」「今日はやる気起きない」
など日々の気持ちの変化はある。

出社したら前向きな曲が流れているだけで、少しの気持ちの変化を生み出すことができていたのかも。


ずっとは頑張れない

結局、人間ってずっと頑張ることは難しい

仮にずっと頑張ってると他の部分でダメージを受ける。

そして知らないうちに目に見える形として現れてしまう。不幸な形で。

とにかく突っ走った後は休むことが大事。

ゴールが決まっているから頑張れる。

ゴールが決まっていないとどこで爆発すれば良いかわからない。

ゴールが決まっていないとどこか妥協が生まれる。

1ヶ月間限定で全員が爆発的に動き回ったのが良かった。

7月戦が終わった僕たちは

8月上旬のお盆休みへと移っていった。

スケジュールは確認済。


ゆっくり波を作りながら、その波を見つけながら、波に乗れる体制を整えながら、

今日もまた過ごしていくのである。

僕のサラリーマンゴールはいつだろうか。

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