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試験の強制


2022.01.28


「試験を受けろ」

「落ちることは許されない」

1ヶ月ほど前、上の人から言われた。


この会社にいると多くの試験がある。

そして試験の合否は出世にも関わってくる

そんなのはもちろん理解している。

理解しているからこそ計画的に期日内で試験には合格してきた。

ただ、今回は試験には『強制』が付随してきた。

理不尽であったし、何かが関わってくる時の上の人たちの行為には呆れた。


試験の強制って何だ



資格の取得なんて間違いなく個人の問題である。

資格を取得すれば昇給でき、できなかったら少し遅れる。

それまでである。

だからこそ、個々の自由であり問題でしかない。

そして資格だからこそ受験費も関わってくる。

お金が全てではないがどうせ払うのなら、確実な自信があった上で望みたいものだ。

勉強不足による受験はお金を捨てているのと同じ


昇格するにはいつまでに合格が必須である
ことはわかっているからこそ

組織から『いつまでに合格しろ』と言った言葉には納得いかなかった。

何かが関わっている組織の上の人たちのエゴでしかない。

そして、試験に強制を求めるのは一種のパワハラだ。


組織表彰の項目に追加


『何か』存在がこれ。

今年度の組織表彰の項目に3人の資格取得が入っていた。

そして、年度末にかけてその項目でポイントが取れるかの重要度が増していた

ポイントを取っても取らなくても関係のない組織においては、試験の強制などない。

ただ現組織はそのポイントが重要である現状であった。

そして、それを伝えられたのが試験締切1ヶ月前

ターゲットは組織内の若者集

いきなり『受けて受かれ』と言われても、不信感が大きすぎる。

その項目の重要性もわからないし、受験費も関わってくる。

加えて2番手や若者にとって組織表彰は大きくない存在

上の人たちの1年間の功績であり評価


そもそも、『4月の早いタイミングで言えよ』とか、不信な点しかないがとりあえず強制で勉強することになった


上の人と言い合った


とりあえず指定された日に試験を受けた。

結果。落ちた。

あと3問程度足りなかった。

今回の試験は毎週どこかしらで受験することができる

だから試験日というのが指定されていない。

強制的に提示された日程で受験し落ちた。


もちろん受からなかった自分に腹が立ったが

それ以上にその直後の上の人の対応に怒りが浸透してきた。

試験落選後、自分の心境としてはもう数ヶ月しっかり勉強してから万全な知識量で受験しようと決めた。

組織の表彰などどうでもいい。

無駄な受験費勉強に注ぐ時間だけはマネジメントしたかった。


そこでの電話。

「来週、試験受けてください」
「あと3問なら次受かります」

今までの上の人の対応を含め、腹が立ち言い合った。

そして、受験を断ったら次の言葉が返ってきた。

「受験費を払えば受けてくれる?」
「あなたも評価もわたしの評価にも関わってくるんだよ?」

呆れたし、この合否で評価が変わるんだったら勝手にしろとも思った。

若者らしく素直に受け入れることもできたが、さすがに受け入れられない事象だった。


受験費と時間の問題


お金の問題は関わってくる。

受験費は1万円弱かかる。

どうせお金を払うのに中途半端な知識で臨むことは個人的には考えられない。


その点を関与せずに『来週受けろ』はおかしい。


そして時間の問題。

年末年始のこのタイミング。

多くの時間を勉強に奪われた。

もっと計画的に(昇格に必須な期日まで)勉強に時間を使いたいと思っている中の強制。

時間管理の自由が、この組織表彰のわずかなポイントのためだけに奪われることも不快でしかなかった。


受けるor受けない


試験に落ちてから今までいろいろ考えた。

言い合った部長には『受けません』と言った。

組織表彰なんかどうでもいいからこそ、受験しないこともギリギリまで考えた。

でも悔しさ見返したさの方が大きかったから勉強した。

腹が立って言い合ったがそこには怒りと悔しさも感じた。

社会人になってまで仕事で燃えること、他人に対して燃えることなんてないから久々の感情であった。



試験には無事合格した。

なんとか1月中に取得した。

本意ではないがポイント取得の一つの駒になった。

この強制試験に関しては上の人の闇や、自身の感情の変化を含めて学ぶことが多かった。

色々あったが、怒りって人を動かす最もな感情なんだなと再確認した瞬間だ。



組織ポイント取得には3人の合格が必須の中
現在、僕含めて2人。

意味がなかった。

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