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カマスの話


2021.11.15

朝礼にて『長』から時間をもらった。

「自由に話せ」と言われたからある話をした。


カマスの話


カマスの性質が人にも影響を与えることができるといった話。

カマスとは
→カマス科に分類される魚類の総称
→肉食魚で人を襲うとも言われている
→食べると美味しい


こんなのはどうでもいい。

そのカマスにした実験結果が面白い。

《実験内容》
1.水槽にカマスを入れる
2.カマスの入った水槽に餌を入れる
3.するとカマスは餌を食べる
4.次にカマスと餌の間に透明な板を立てる
5.カマスは餌を食べに行くが透明な板にぶつかる
6.透明な板を抜いても餌を食べに行かなくなる
7.最終的にカマスは餓死する

この実験は何度やっても同じ結果になるのである。

この実験結果から何がわかるかというと

カマスは一度無理だと思ったことに対しては、不可能だと思い込み行動すら起こさないのである。

これがカマスの性質。

目の前に餌があるのに。
邪魔物はないのに。

食べることは不可能だと決めつけて食べに行かないのである。


Q.この状況でカマスが餌を食べに行くようになるにはどうすれば良いか


この答えが人にも大きく影響がある。

A.新しいカマスを同じ水槽に入れる

以下その後の展開

・新しいカマスはもちろん餌を食べに行く。

・それを見ていた古いカマスも食べに行けると確信して餌を食べに行く

こんな結末がこの話にはあった。

要するには無理だと思ったことは絶対にしない。

しかし、何かがきっかけに行けると思ったら再度行動するのだ。

なぜこの話を朝礼でしたか。

数字や仕事内容には直接的には触れていないが

これからの活動に向けて、一人一人の考え方を一変してほしかった。


カマスの性質=大半の人の思考


このカマスの実験結果を聞いた時

自分自身も同じ行動をしているなと感じた。


例えば、好きな人ができたとする。

『脈がありそうだな』『イケそうだな』と思えばもちろんアタックする。

しかし、『脈を感じない』『可能性が極めて低い』『既に相手がいる』といった状況だと

アタックしなくなる。

多くの人はこうではないのか。

脈を感じなかったり、嫌われているのにずっとアタックできる人は極めて稀だと思う。

無理なことに対して燃えることのできる人はごく僅かなのである。


外部が与える心境の変化


上記の例の続きで

一度行動をやめても、『知人経由で自分に対しての好意を知った時』など

プラスの変化があったらまた動き出すものだ。

自分の中ではシャットダウンしていても

外部が与えてくれる何かのきっかけで、また心境やモチベーションは変わるのだ。

単純だけど人間ってそんなもん。

だからこそ、周りの存在って本当に大切。

周りの存在が自分にとって害を生むこともあるが

自分1人だけで変化を生むことのできる人は相当強い人だけだ。

恋愛を一つの例としてあげたが

『スポーツの世界』『仕事の世界』でももちろん当てはまる。

頑張ろうと思えるタイミングやきっかけって

結局近くの人の存在でに決まってくる。

よく、関わる人を考えろと言われてきたが、今になって共感するところもある。

『身近な人が頑張っている』『身近な人が結果を出す』といった出来事って

自分自身の心境を動かすのに大きな刺激となる。

絶対に勝てないと思っている相手に、自分と同じレベルのチームメイトが勝った。

そしたら、僕も勝てるかもと思う。

壁にぶつかって落ち込んでいる時に、隣で頑張っている仲間がいる。

そしたら、僕も頑張らないとと思う。

結局、立ち止まっている自分を動かす要因になりうるのは、近くの人の存在であるのだ。


生命保険会社におけるカマス


自分が新しいカマスになるか

新しいカマスを見て行動するか


この話を朝礼でした理由は、状況2点を感じ取ってもらいたかった。


人間は自分で限界を作る天才

そして、『概念を固定する天才

この性質はスポーツの世界同様、仕事の世界に置いても1番の敵であるのだ。


営業において、自分の型を持つことは大切だが、

それがダメになった時、通用しなくなった時って他の手段がない。

この状況を打破する方法は、今調子いい人を見たり、会社からの新しいツールを活用したりして

新たなアプローチ方法を習得できるかが本当に大切であるのだ。

新しいカマスを見て、学び、動くことが大事。

そして、成功したり、変化を生むことができたら

自分自身が新しいカマスとなり、古いカマスに教えてあげることが大切。

1人だけでは成長しない。

組織が大きく発展する源は『人の行動』だ。

現状、調子のいい人、壁にぶつかってる人、やる気のない人、さまざまな状況がある。

この話をしても、本人がどう受け止めているかはわからない。

ただ、少しでも後半戦に向けて何が変化を与える話になってくれればいい。

誰が新しいカマスとなるのかだけをずっと観察しようと思った。

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