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【Voicy 「ライジャケRadio!」】#6 「絵本『かっぱのふうちゃん』出版秘話。」

ライジャケサンタの「ライジャケRadio!」 今日もがんばっていきたいと思います。「子どもたちにライジャケを!」の活動は「トナカイクラブ」のみなさんにサポートいただいています。

おはようございます。「子どもたちにライジャケを!」代表、庵治石細目「松原等石材店」3代目、ライジャケサンタ・森重裕二です。今日もどうぞよろしくお願いします。

「Voicy」の放送これで6回目になりますね。みなさんありがとうございます。切っていただいて…。ラジオ聞いていただいている方からですね、「聞いてますよ!」っていうメッセージとか、いろんなメッセージが届くようになりまして、本当に嬉しい限りでございますけども…。ありがとうございます。そのメッセージの中にね。「なんか3回目の放送、元気なかったですよ。」っていうのがあったんですけどもね。声ってすごいですね。雰囲気が伝わってしまいますからね。いやこれ、収録はボク前日までの時間あるときに車で、落ち着いて撮ってるんですけども、その回どうしてもなんか朝に撮り直したくなってですね。ギリギリに必死で家の中で録ったんですけども、子供がまだ寝静まってましたんでね。ちょっと遠慮がちにしゃべったんが伝わってしまいましたけどね。いやこんなメッセージも大歓迎ですんでね。コメントメッセージどうぞよろしくお願いします。

今日はですね。絵本の「かっぱのふうちゃん」って、いつも言うてるんですけどもね。初めての方の方は知らない人もいると思うんでね。「かっぱのふうちゃん」の紹介と、その絵本が何で生まれたかっていう誕生秘話みたいなんを紹介していきたいなと思ってますんで、どうぞよろしくお願いします。

ちょっと最初に、絵本の反応があったんで、ちょっと聞いてもらいたいんですけども、先月近所でブース出してたときに、あるお母さんが近くに寄ってこられますね。「実は『ライフジャケット』買ったんですよね。」って話しに来られたんですよね。「どうされたんですか?」って話聞いてたら、「実は自分の子が学校で『かっぱのふうちゃん』を読み聞かせしてもらって、帰ってきてもうずっと『ライフジャケット』買ってくれ、買ってくれって言うから買ってあげたんですよね。」っていう話をしてくれたんですよね。いや…もう、その話聞いてめっちゃ嬉しかったですよ。「そんな絵本を出したかったんですよね!」って感じなんですけども、読んだら水辺の安全のことが分かってしまう絵本。そんなの作りたかったんですよね。今日は、その絵本の話をさせていただきたいなと思ってますんで、最後までどうぞお付き合いよろしくお願いします。

絵本「かっぱのふうちゃん」なんですけどもね。子どもの未来社さんっていう出版社の方から、昨年5月に出版されました。絵は、絵本作家の市居みかさん、ストーリーはボク森重裕二の作になっています。この絵本の編集の堀切リエさんていう方がものすごいがんばってくださったんですけども…。この3人で作ったっていう感じの絵本になりますね。

ストーリーとしては、かっぱなのに泳ぎが苦手なふうちゃんが「ライジャケサンタ」から「ライフジャケット」をもらって、着け方を教えてもらって、みんなと一緒に泳げるようになった…っていう話ですね。そしたら友達のけいちゃんが流されてしまってですね。水辺の危ない場所を「ライジャケサンタ」から教えてもらうんですよね。そして、そのことを広めるために「ライジャケサンタ」と「よいこのみずべのおやくそく」っていうのを考えて、それをみんなが教えてもらうっていう感じの話になってます。

さっき紹介したみたいにね、読んだら、子どもたちが楽しく水辺の安全について学ぶことができるし、読み聞かせした大人の人も学べるのでね。めっちゃおすすめなんでね。ぜひ皆さんも読んでいただけたらな…と思うんですけども。

この絵本は何で誕生したかといいますとですね。実はコロナが始まったシーズンですよね。3シーズン前かな…。シーズンに海水浴場は閉鎖されて、ライフセーバーさんを海に出れず、ボクらは講師に呼ばれたことも言えず、講習呼ばれてたのも行けず…っていう感じのシーズンだったんですけども…。そんな中でも、やっぱり密を避けて、水辺に近づく人が多くて事故が多く報道されて…もう本当に何かできることはないかな…っていうことを、すごく悩んだシーズンだったんですよね。

シーズンを終えて、ずっと考えてたんですけどもね。ふと、ハッと「絵本」っていうイメージがぱっと下りてきたんですよね。ほんまに「降りてきた!」って感じだったんですけどもね。教室で読み合わせしてるようなイメージが降りてきたんですけども、先生の読み聞かせして子どもらが聞いてて、その絵本さえあれば、子どもたちは学べるし、あんまり水辺のこととかね知識のない先生も読みながら学べるし…みたいな絵本ができたらいいのにな…っていうことを思ってしまったんですよね。とにかく、その絵本が広がれば、コロナ禍であってもですね、ちゃんと水辺の安全のことが伝わっていくと思ったし、たぶん学校とか園とかやったら、夏休み前とかプール開きの時とかに、絶対指導するんでね。そんな絵本があったら絶対役に立つんちゃうかな…っていうことを思ったんですよね。

とにかく「そんな絵本を作りたい…」ということで、イメージはもう本当に完璧に出来上がってたんで、どうしようかな…と思ったときに、実は有名な絵本作家の市居みかさんっていう方と昔から親しくさせてもらってたんで、滋賀にいた時になかよくさせてもらって、一緒にライブしたりとか、授業にゲストに来てもらったりとかね。本当にお世話になってたんですけども、ボク好きなんは「いもむしかいぎ」っていう作品だったりとか「ろうそくいっぽん」っていう作品だったりが好きなんですけども…。市居さんに「とにかくそんなに絵本が出したい…」ってことを相談させてもらったら、出版社の「子どもの未来社」さんを紹介していただきました。

で、ボクいきなり電話かけまして、自分の活動のこととかね、この作りたい絵本に対する思いを、とうとうと語らせてもらったんですね。それを受けてくださったのが堀切さんなんですけども…。おそらく1時間ぐらい喋ったんちゃうかなと思うんですけどもね。すごい丁寧に聞いてくださってね。本当にありがたいぐらい丁寧に聞いてくださって…。ただ最後に「こういう類の本は、なかなか流通しないので、出版社からはなかなか出せないんですよね…。」と、やんわり断られたんですよねつまり「売れないんで出せない。」という話なんですけども…。自費出版したらどうですかとか言って提案されたんですけども、お金もないしそんなんできひんな…と思ったんでね。自費出版は無理です…と、気合いを入れて売るんで、どうかお願いします…って言ったんですけどね、なかなかうんと言ってもらえず、話が終わりかけたんですよね。そのときにちょっと質問したんですよ。「何冊ぐらい売れたら、出版できるんですか?」って聞いたらね。堀切さんがこう答えたんですよね。「最低1000冊は売れないと無理ですね…。」そう言ってくださったんですけどね。

ボクその1000冊っていう言葉聞いて、正直「いける。」ってその瞬間に思ったんで「わかりました。1000冊ですね。」って言ってすぐ電話切って、友達に電話しまくったりとか、メッセージを送りまくったりとかしてね。1000冊予約取ったろう…と思って始めたんですよね。ただ、そのとき何ができてたかっていうと、僕のイメージしかなかったんですけども…。とにかく「読んだらみんなが『ライフジャケット』のこととか、水辺の安全のことが分かる絵本」を作りたいから予約してほしい…ということでお願いしたんですよね。今から考えたらようホンマみんな予約してくれたな…と思うんですけども。

SNSでもアピールしたんで、実は1000冊行くまでにもう6日間しかかからなかったんですよね。6日間で予約1000冊とれたんです。1週間かからなかったってことですよね。その様子を出版社の方を見てくださってて、「分かりました。」と子どもの未来社さんもね。「出しましょう。」っていう話をしてくださったんですよね。

本当に嬉しかったし…っていうか、嬉しいというよりも「早く形にしたい!」というか…「形にしないと…!」っていう気持ちだったんですけどもね。とにかくまず編集の堀切さんと「絵本のストーリーどうしますか?」っていう話になって…。ボク実は「かっぱのふうちゃん」っていうストーリーの前に曲があったんですよね。絵本の最初にその楽譜も載ってますけどもね。

♪「かっぱのふうちゃん」泳ぎが苦手、いつも1人で遊んでる〜

っていう歌い出しの曲なんですけども。またYouTubeとかで歌ってるんで聞いてみてくださいね。ふうちゃん、泳ぎが苦手なんですよね。かっぱなのにね。なかなか遊べなかったけど「ライジャケサンタ」からもらったライジャケ着けたら遊べましたーっていう感じのストーリーなってるんですけどもね。実は、市居みかさんと仲良くさせてもらってたんですけども、市居みかさんの作品、さっき僕が紹介した「いもむしかいぎ」とか「ろうそくいっぽん」とかね。「絵本より先に曲ができた。」って市居さんが言ってたんでね、いや僕もいつかそんなんなったらいいな…と思って、曲を最初に作ってたんですけども…。

絵本という話になったんでね。ぜひ同じようにやりたいんです…って言ったらね。堀切さんが「ある程度それをベースに考えましょう。」という話になって、堀切さんとホンマに何回もしゃべってストーリーを考えていったんですよね。

ある程度できたところで、「絵の担当どうしましょう?」という話になって、「ボクどうしても市居さんに頼みたいんです…」っていう話を堀切さんに伝えたんですけども、「1回自分で頼んでみてください。」と言われましたね。すごい有名で忙しい方なんでね。無理を承知で頼んでみたんですけど。昔からの話も…僕がどういう活動してきたかもよくご存知だったし、多分そんなあれでOKしてくださったと思うんですけどね。OKのメール見たときに、もうホンママジで号泣してしまいましてね…。ちょっと若干家族が引くぐらい号泣してしまいまして。いや、ほんま嬉しかったですね。

市居さんに引き受けていただいてから、3人でストーリー考えたり、ラフスケッチ描いていただいて、どういう風な絵本にするかを考えたりして、何度も何度も話をしてね。作っていきました。命に関わることなんでね。ホンマに軒並み水辺の安全に関わる方々にラフスケッチを見ていただいて、気になるところを指摘していただいて…っていうこともしてきました。もうお礼も十分にできない…ぐらいな感じでやったんですけど。どうしても絵本で、子どもたちに伝えたいんだ…ってことをお話さしてもらったら、みなさん快く引き受けてくださって、教えてくださいました。絵本の後ろにね。皆さんのお名前も載せてるんでチェックしてみてくださいね。

この絵本を本当に素敵なものができたと思っています。みんなの思いがたっぷりこもっています。読んでくださった方は「ライジャケサンタ」の思いがたっぷり詰まってるよね…みたいな感じで言ってくださってるんですけども、正直ボクだけじゃなくてほんまにみなさんの思いがこもってると思ってます。うちの人曰くですけど、「この本には『ライジャケサンタ』の生き霊がついてるんちゃうか…」というね。不吉な言い方をされてますけど…(笑)でも、それぐらい思いのこもってる絵本になりましたね。読んだ子どもたちも結構気に入ってくれる子が多くてですね。寝る前に何度も読み聞かせしてますよーとか、読み聞かせししてしてって言うんですーっていうような声も聞くんでね。ぜひオススメなんでね。Amazonにも売ってるし、ぜひ大切にしてる子供たちにプレゼントしてあげてほしいなと思います。シーズン前にぜひ子供たちに読んでもらいたいし、読み聞かせしてあげてほしいなと思うし、学校や園に届くことを願っています。

絵本出す前からね。ボクちょっと本気で、全部の小学校とか幼稚園に届けたいなと思ったりしてたんですけども、全国の小学校2万校ぐらいあるみたいなんで、いつかは、ぜひ届けたいな…と思ってるんですけどね。うちね、高松市の幼稚園、保育園、小学校、支援センター、図書館とかには全部寄贈させてもらったんで、近所でブース出したときなんかは、「この絵本知ってるー!」って結構多くの子が言ってくれる状態に今なってきています。香川県内では、だんだん広がってきてるんで、香川の子たちはどこ行ってもこの絵本に出会う…ぐらいの状況にしたいなっていう気持ちもあるんですけども…。クラウドファンディングでは、全国の都道府県に…ということで寄贈を考えてるんですけどね。いつかは全ての小学校とか幼稚園とかにも置いてもらえるようになるぐらいがんばりたいと思ってますんで、またみなさんどうぞよろしくお願いします。

あと、そう実はですね。6月10日から7月2日までの間、高松市の「石の民俗資料館」で、実はこの絵本「かっぱのふうちゃん」のね、パネル展を開催させていただくことが決定してます。ありがとうございます。ご近所の方はね、またぜひ来てほしい…と思ってるんですけど、ほんますごいですよね。こんなことができるようになるなんてね思ってもみなかったことですけども…。本当にありがたいなと思っています。期間内は石の民俗資料館で入場無料なんで来てほしいな…と思うんですけども、絵本をパネルにしたものと、水辺の安全のことがわかる展示をしたりとかですね。水辺の安全教室とか、ライブとかもやる予定になってるんでね。詳細決まったら、またお知らせさせてもらいたいと思ってますんで。お近くの方はぜひお越しくださいね。

はいというわけで今日はですね「かっぱのふうちゃん」の紹介と出版秘話について話をさせていただきました「ライジャケRadio!」、また皆さんと一緒に盛り上げていきたいなと思ってますんでね。もしよかったらフォローしていただいたり、コメントいただいたり、コメント恥ずかしいな…って方はメッセージいただいたりしていただけたら嬉しいなと思っています。

思いはただ1つ…子どもたちの命を守ること。
どうか1人でも多くの方にメッセージが伝わりますように…。

今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。また明日。


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