日記 2022/08/01〜2022/08/07 ヤング・シェルドンとビッグバン・セオリー

2022/08/01

フジロックで気になったミュージシャンのアルバムを聴きながら仕事をする。アフターフジロックとして最高な1日なわけです。

Black Country, New Roadは1st と2ndでは雰囲気が違っているような印象だった。個人的には2ndのAnts From Up Thereの方が好みではあるが、ライブで感じたような雰囲気をアルバムから感じるまでには至らなかった。それだけライブから受けた印象が素晴らしかったということだ。1st含めて、聴き込めば聴き込むほどのスルメアルバムなのかもしれないので、引き続き聴き続けていきたい。

Tom MischはGeographyがライブそのままの雰囲気で素晴らしいアルバムだと感じた。ライブを観る限りだと夜の方が雰囲気が合うと思っていたが、昼に聴いてもゆったりとしていて聴きやすかった。仕事しながらでも思考が邪魔されることなく聴ける。長い付き合いになりそうなアルバムだ。

で、DAWESは改めて聴いてみると、なになになにこれ、やばやばやば、ちゃんと聴いてライブ観とけば良かったぁぁあと後悔するくらいアルバムも最高だった。今日聴いたアルバムはMisadventures Of Doomscrollerの1枚のみ。ライブを観てどストライクな音楽だとは思っていたが、アルバムもとにかく素晴らしい。夕日が差す部屋の中の雰囲気ともあっていた。とりあえずこれから毎日1枚ずつ聴いていって、DAWESを追い続ける。

さて、明日はいよいよ娘のダンス発表会である。娘と妻は昼前から20時くらいまでの長丁場でかなり心配だが、発表会自体はかなり楽しみである。昨夜はダンスの振り付けを間違えると言って怒りながら泣いていた。

2022/08/02

ついにダンス発表会当日。1日2回の公演で、妻と娘は昼前には家を出て行った。

僕は2回目のチケットのみを購入しており、18時半の開場に合わせて家を出た。おそらくは出演者の関係者ばかりだとは思うが、会場はほぼ埋まっていた。
娘の出番は2回である。ここ数日は振り付けで間違えてしまうことに怒り、途中で止めてやり直して最後まで踊るのが難しい状況が続いていて、ちょっとしたスランプに陥っていた。自身もダンスをしていた妻は、間違えてもとにかく笑顔が大事だと言い続けていた。1回あたり5分にも満たないが、それでも本番前の練習や、2回の本番を考えるとかなり忙しくなることは分かっており、最後まで集中力が保つか心配していた。

で、本番。2回とも失敗がないわけではなかったが、ここ数日の練習含めて最も上手に踊ることができていた。途中ステージのど真ん中に立つことがあったが、そのときにも堂々と踊っていた。何より笑顔だった。笑顔を作ろうと努力していることが分かった。しかし正直に言うと、2回の出番とも娘が出てきた瞬間に涙が出てきて、冷静に見ることはできなかった。何の発表会にしろ、それが運動会でのちょっとした踊りにしても、娘が練習した姿を見せた途端に涙が出てしまうのはどうにかしたい。涙を溜めた状態で、娘が頑張って口角を上げようとしている姿を見て、嗚咽が出そうになる。我ながら、やれやれ、という感じである。

帰宅したのは21時半頃。急いでお風呂に入れて、ようやく娘が寝ついたのは22時半頃だった。1日中付き添った妻もお疲れの様子だが、LINEグループで今日の写真や動画が早速共有されたらしく、それを見ている。

出演を辞退しようという話にはならなかったが、このコロナの状況で娘を出演させることに対しては大きな不安があった。しかし今日帰宅したとき、娘はダンスが楽しかったと笑顔で言っていた。娘にとっては一年で一回しかないダンスの発表会である。今日という日を無事迎えることができ、そして出演することができて良かったと思った。

明日は休みを取っているので、今日忙しくしていた分、思いっきり遊びたい。

2022/08/03

町田康の「ホサナ」読了。普段は併読をしているが、町田康の小説に関しては物語が半分あたりを過ぎると併読ができなくなる。併読するとしても、町田康の小説以外に1冊だけ。それも小説以外の人文書などでなければ読むことができない。物語がさらに佳境に入れば、他に1冊たりとも併読ができない状況となる。精神衛生上、町田康の小説以外を受け付けなくなるのだ。

「ホサナ」も「告白」や「宿屋めぐり」同様に夢中になって読んだ。

僕もしばらくの間、抜け作になろうと努めていた時期があった。子どもが生まれるさらに数年前。抜け作を目指してタオやヴェーダンタ哲学を集中的に学んだが、ただでさえ流されやすい傾向にある僕が抜け作を目指すべきのは違うんではないかと思った。で、今は抜け作になろうとは思っていないが、抜け作を目指していた時期のことを思い出して、さらには最近改めてヴェーダンタ哲学の本に少し触れるようになっていることもあって、抜け作になろうとしないというのもまた違うのだと感じた。そのあたりのバランスの取り方は年齢やそのときの状況によって自然と変わってくるものだろうし、もともとの気質として抜け作気味のところもあるので今くらいがちょうどいいのかもしれないが、それでもしかし抜け作への意識があるのとないのでは違う。なんてことを考えた。

で、「ホサナ」の解説が上田岳弘だったので、積ん読になっていた「私の恋人」を読み始めた。これもまた面白く、一気に読んで、さらに別の上田岳弘の小説に手を出してしまいそうだ。数日前に滝口悠生の「水平線」も届いて早く読み始めたいのだが、少し遅くなるかもしれない。とか書きつつ、明日あたりには読み始めるかもわからない。読書計画のようなものを頭の中で立てたところで、その通りになった試しがない、というところが読書の楽しさでもある。

2022/08/04

1ヶ月半ぶりの散髪へ。髪が伸びて、太い髪の毛の密集の中で熱が籠もるようになっていて暑くて仕方がなかった。今回は全体的に短めにしてもらった。

年々白髪が増えていくことは、我が家系の遺伝でもあるので仕方がなく諦めていることではあるが、その白髪に対してどう対処すべきか悩んでいる。以前までは白髪はそのままにして白髪染めなどしないという心持ちであったが、中途半端に白髪が交じった状態は少し気になる。それに黒髪が直毛であるのに対して、白髪はなぜかウェーブがかっていて、そのことによってその存在を主張する。ただでさえ目立ちやすいのに、さらにオシャレしてウェイウェイしなくてもいいものを。と、その白髪についてだんまりを決めるのもなかなか難しくなってきており、今年はまだそのままでいいにしても、来年あたりには一度決断を迫られそうである。

娘は前髪だけを切ってもらった。

美容室で受けたマッサージが気持ちよくて、その後眠気が襲ってきた。そのまま寝ることはできず、トレーニングをしてシャワーを浴び、夕食。唐揚げ。

ここ最近のホークスはなかなかに厳しい。
大関の離脱。今年は最も信頼できる先発と言っても過言ではないほどの活躍をしていただけに離脱は痛いが、大関の復活をゆっくりと待ちたい。
今日はグラシアルの登録抹消と千賀コロナ感染が発覚。先発の数が明らかに足りない。武田が先発に回るとしても、二軍から先発を呼ばないことにはどうしようもないのではないか。とは言え、二軍にはそこまで活躍を見せる先発ピッチャーはいない。田中正義が投げ始めていることはポジティブではあるが、さすがに先発に入れるのは難しいだろう。

今宮もずっと先発を外れている。こんなときに限ってガルビスも怪我で離脱中。まさに満身創痍。見守って応援するしかない立場ではあるが、モヤモヤの状況である。

2022/08/05

1ヶ月ほど前からU-NEXTで「ヤング・シェルドン」にハマっている。配信されている分は全て観た。で、数日前から「ビッグバンセオリー」を観ている。

「ヤング・シェルドン」はとても面白く、今のところシーズン4まで続いているが飽きることもなく、それどころかシリーズが進むにつれてどんどん面白くなっている。特にシェルドンが大学に入ってからは、哲学の教授に翻弄される様子など観ていて興奮すら覚えるし、隣人のビリーは中学に入って声変わりをするし背も高くもなるし表情も何だかぐっと大人っぽくなって複雑な表情を見せるようになるしで、たまにしか出てこない脇役ではあるが、抱きしめてあげたいほどの愛おしさを感じている。どの登場人物も魅力的に描かれている。

「ヤング・シェルドン」を観ているときから、それが「ビッグバンセオリー」のスピンオフであることは知っていた。先にビッグバンセオリーを観ても良かったのだが、気づいたときには少し話が進んでいたことと、先に成長した主人公のシリーズがあり、あとからその幼少期や過去についてのシリーズが作られるというのはスター・ウォーズのようで、IVから観たために時系列順に観ることがかなわなかった僕からすると時系列にスター・ウォーズを観るような体験ができるのではないかと思い、「ビッグバンセオリー」を観るのを楽しみにしていたのである。

で、数日前から待ちに待った「ビッグバンセオリー」を観始めた。
成長したシェルドンは、なるほど、ヤング・シェルドンとは変わっている部分もあるが、シェルドンはシェルドンのまま、偏屈さはさらに増して、すらっと背が高くなったあのシェルドンである。シェルドンが親元を離れて暮らしているのを観るだけで楽しく、話が進むにつれてどんどん面白くなっているのだが、しかし「ビッグバンセオリー」は最初違和感もあった。

というのは、アメリカのコメディドラマでよくあるように観客の笑い声が入ってくるのである。ヤング・シェルドンにはなかっただけに、その違和感でドラマの内容が全く入ってこなかった。笑うところくらい自分で決めるわ、と思ったし、戸惑った。Kindleの電子書籍を読んでいるときに、ハイライトされた文章が示されて、そのページに入った瞬間にハイライトの箇所ばかりが気になって文章に集中できない、他の人のハイライトなんか知らんがな、と思ったのと同じような感情が出た。押しつけがましい。やめれ、と思った。ところが、その違和感は徐々になくなっていった。それどころか、笑い声が入るとの同じ箇所で僕も大笑いするようになった。笑い声があるから笑っているのか、面白いから笑っているのか、よく分からない。いずれにしても、もはや笑い声なしには「ビッグバンセオリー」は成立しないとまで思うようになった。慣れるものである。

1話が20分程度だから、寝る前に観るのにちょうどいい。一気に数話観ることもあるけれど、基本的には1日に2話から3話程度。12シーズンもあるから、まだしばらくはシェルドンとの付き合いが続きそうで、とても嬉しい。

2022/08/06

昨日から続いてホークス快勝で気分良し。皆が調子いいわけでもないが中村晃など明らかに状態を上げている選手もいて、人数が足りないながらも、それをあまり感じさせずに勝てることができているのは大きい。

昨夜はあまり時間がなく、「ビッグバンセオリー」は1話だけ観た。

なんとなく気がついてはいたのだけれど、作品の詳細ページに「本作品は08月31日 23:59まで配信」と表示されている。これは文字通りに受け取れば、それ以降はU-NEXTでは観られなくなるということだ。待て待て、「ビッグバンセオリー」は全12シーズンある。全シリーズが「本作品は08月31日 23:59まで配信」であれば、えらいことである。そうなると、さすがに今月中に全話を観ることは難しくなる。

で、昨日確認してみた。ネタバレになるようなところは極力見ないようにして。
すると、シーズン7までは「本作品は08月31日 23:59まで配信」と表示されていた。シーズン8以降は今のところ表示されていない。
妻曰く、そう表示されていてもしれっと表示がなくなっていて、それ以降も観られることもあるらしいが、シーズン8を境に表示がなくなっているのを考慮すると、それは考えづらいのではないか。少なくともそれ以降も観られることを期待するよりは、観られないことを前提に行動する方がいいだろう。

シーズン1は17話。シーズン2以降は24話ある。計144話。シーズン1は第8話まで観終えているから、残り9話。合計して153話。1話あたりが20分。今日入れて残り26日で全て観るとなると、最低でも1日あたり6話分は観ないと間に合わない計算だ。1日120分。映画1本を毎日観る感じだが、映画よりは気負わず観ることができるとは思う。

それでも大変だ。合間合間に時間を見つけて観ていかないと、全て観終えることはできない。毎日必ず観られるわけではなく、観られない日もある。そうなると、どこかで貯金を作る必要がある。朝ドラはたまに30話分くらいまとめて観ることがあったけれど、そういう日をところどころ挟まないと…なんて考えると観るが義務みたいになるから楽しみで観ているはずなのに何だか本末転倒である。が、途中で観られなくなるのは悔しいから、ノルマはノルマである。

とりあえず、今日からノルマ6話がスタートである。22時前の時点で3話消化(消化なんて言っちゃっているし)。幸先がよい。

2022/08/07

「ビッグバンセオリー」の1日ノルマ6話だが、思っていたほど難しいことではないかもしれない。昨夜日記を書いたあとに10話観て(今日が休みだったから夜更かしできたのだ)、今日は既に5話観た。かなりの貯金である。明日からはまた仕事だが、明日は野球がないからたぶんたくさん観られる。

言うまでもないことだが、ノルマとは書いているけれど、何もイヤイヤ観ているわけではない。むしろ観始めると観るのを止められなくなって、楽しくて仕方がなくて観ている。アンストッパブル。同語反復。

ヤング・シェルドンが家族ドラマの要素が強かったのに対して、ビッグバンセオリーには家族要素はほとんどないが、その分際どい話題も出てきて面白い。シェルドンが話していることは、ヤング・シェルドンのとき以上に訳が分からないけれど、それもヤング・シェルドンで慣れているから笑うよりもそのまま流して聞いている。家族の中でも、友人の中でも、そして観ている側からしても、シェルドンはシェルドンなのが面白い。

スピンオフがヤング・シェルドンだったから、ビッグバンセオリーの主人公もてっきりシェルドンかと思ってのだけれど、シーズン1を見終わっても誰が主人公かよく分からない。どちらかと言えばレナードの方が主人公っぽく振る舞っている。が、ハワード、ラジェッシュ、ペニー含めた5人全てが主人公なのだろう。ペニーのスピンオフはどうだか分からないが、レナード、ハワード、ラジェッシュのスピンオフもきっと面白いだろう。特にハワードは面白そうだ。ヤング・シェルドンもしばらくは続きそうだからスピンオフがあるとしても先のことになるだろうが、観てみたい。

ビッグバンセオリーにハマったと言っても、シーズン12のうちシーズン2の序盤まで観たにすぎない。早く先を観たい気持ち、観なければいけない気持ちがありつつも、観終えてしまうのも寂しい。そしたら、シェルドンと同じようにスター・トレックを観るかもしれない。

少なくとも今月いっぱいはビッグバンセオリーと過ごす日々は続く。

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