日記 2020/08/31

昨夜もぐっすりと眠ることができた。
問題なく寝ることができるだろうとは思っていたのだが、これまでの経験上、リラックスできていて眠くて仕方がないときほど症状が出やすい。だから、昨日の日記で眠くて仕方がないなどと書きながらも、症状が出ることが少し怖かった。症状が出なくて良かった。

副交感神経が優位になっているときに症状が出やすくなるようだ。寝るときには症状が出るのはそういうことだろう。昼まどろんでいるときなどは夜よりも副交感神経が優位になっているのか、症状が出ることが多い。だが、その症状は夜ほどきついものではない。「寝なければいけない」という強迫観念のようなものがないからだと僕は思っている。

夜布団に入るときは、あまり副交感神経が優位になりすぎると症状が出やすくなる傾向があるため、少し交感神経を働かせるために活字を読みながら寝落ちを期待することにしている。それで交感神経が働くかは不明だが、ただ目をつぶっているよりも、文字を追うことだけでもして寝落ちる方が症状は出にくい。読むことでほんの少しでも頭は使われているはずだから、単に目をつぶるよりも活動はしているはずだ。

もっとも、寝る前に本を読むのは子どもの頃からなので、もしかしたらそれが症状の原因の一つになっているのかもしれない。わからない。だが、もしそうだとしても、今さら寝る前に活字を読むことを止めるわけにはいかないのである。そうしないと症状が出やすくなるのだから。

そもそも病気の原因もその治療方法もわかっていないのだ。自分で体調を観察し、病気と付き合っていくしか今のところない。とりあえず今できること(やっていること)は、寝るときには何かをしながら寝落ちるのを待つということ。

数年前からこうやって定期的に体のことを書いているが、書いていても気持ちのいいものではないし、(読む人がいるとして)読んでいる人もきっと面白いものではない。だが、病気と付き合うことは数年前から既に日常となっており、生活の一部なのだから、日記に書かない方が不自然である。症状が出たときには、その記録という意味においても書かざるを得なくなる。

健康であるということはどういうことなのか。稲葉俊郎の本を読みながら考える。
病気が完全に治れば健康なのか?きっとそうでもないと思う。もちろん病気が治るに越したことはないが、今病気と付き合っているこの状態が健康ではないということなのかと考えると、たぶん健康状態の範疇にあると思う。思いのまま体を動かすことができ、自分で用を足すことができ、食事も自分で摂ることができる。運動もできれば、仕事も問題なくできる。
健康ですか?と尋ねられれば、はい、健康ですと答えるだろう。(ただいろいろとありましてね…という言葉を飲み込みながら)

だが、病気がこれ以上ひどくなると話が違ってくる。医師からは、この病気がこれ以上ひどくならないことを第一に考えるべきだと言われている。治すことではなく、悪化させないこと。悪化すると、上で書いたような健康状態からは外れてしまう可能性がある。人の手を借りなければいけない可能性が出てくる。

幸宏さんが脳腫瘍とのこと。Twitterでつぶやいている内容からずっと心配していた。手術後の経過は安定しているらしく、良かった。METAFIVEも再始動?したばかり。しばらくは音楽活動も難しいかと思うが、幸宏さんの新しい音楽を聴くことを、またドラムを叩く姿を見ることができる日を楽しみにして、心から回復を待っている。


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