日記 2022/07/25〜2022/07/31 文字との格闘とフジロック配信

2022/07/25

残念ながら今年もフジロックには行くことができないが、配信はとても楽しみだ。楽しみではあるけれど、あれだけ毎年行っていたフジロックがもはや配信で観るだけのフェスになってしまったのには寂しさを覚える。もしこれから状況が落ち着いて行けるようになったとしても、果たして娘を連れて行けるものなのか分からない。娘も楽しめるだろうとは思うけれど、3日間はさすがに過酷だろう。福岡からだと1日だけ行くというのはやはりもったいなく、行くとすれば3日間だが、現実的なマニーの問題もある。まぁ、でもいつかは娘を連れてフジロックに行きたい。

今年の配信はどうなるかは分からないが、タイムリーでジャック・ホワイトを聴きまくっているので、できれば配信で観たい。「Fear Of The Dawn」はとても素晴らしいアルバムだけれど、先日リリースされたばかりの「Entering Heaven Alive」はアーシーでとても好みのテイストなので、是非ライブで観てみたい。ジャックホワイトはソロ、ラカンターズのライブを生で観たことがあるけれど、最新のライブはそのとき以上にパワフルな印象だ。今さらではあるけれど、ジャックホワイトは自己プロデュース能力がとても高い。ホワイトストライプスの時の赤白黒のシンボルカラーも良かったが、最近の水色は美しいし、髪のカラーリングにはかなり過激な色だとは思うが、ジャックホワイトによく似合っている。

ジャックホワイトはちょっとだけぽっちゃりのイメージで、見るたびにそこから太ったり痩せたりで、数年ごとに体型が変わっているような印象だが、今のジャックはと言うと太っているのか痩せているのかよく分からない。がっちりしているのか。筋肉質になったのだろうか。(若干の二重顎ではあるけれど)一時期のような二重顎ではないし、(少しは出ているけれど)一時期ほど腹が出ているようには見られない。歳を重ねてさらに格好よくなったんじゃないか。

ジャックホワイトと言えば、ストーンズのShine A Lightでもそうだったように、いつも嬉しそうに楽しそうに、そしてエモーショナルにパフォーマンスをする。観ているとそれが伝わってきて感動するのだ。おそらくYouTubeで確認できる最新ライブだとは思うけれど、この配信を観ても何度も鳥肌が立つ。

フジロックの配信はとても楽しみだけれど、今のジャックをできれば生で観たかった。日本でツアーとかやらないのかな。やるとしても福岡までは来ないか。

2022/07/26

午後から左耳の調子がおかしく、聴こえづらい。そこまで酷くはないが、ずっとこもった感じで小さな耳鳴りがしている。よくならなければ耳鼻科に行くことになるのだろうが、今の状況で病院にはあまり行きたくない。

仕事をしている時の姿勢が悪いのか、首の左側と腰が痛い。この首の痛みから耳鳴りが発生しているのかもしれない。とりあえず首と肩のストレッチを30分してみた。あまり変わりはないが、寝てみてよくなることを祈るしかない。

オールスターゲームは楽しかった。
オールスター前にはペナントのヒリヒリした雰囲気の方がいいだろうと思って、そこまで楽しみにはしていなかったというのか、早くペナントが再開してくほしいくらいに感じていたのだけれど、観てみるとスター揃いでとても面白い。毎年同じことを感じているような気がする。ホームランダービーは柳田が決勝に行ったが、山川との対戦は見応えがあったし、パリーグの先発は去年までは育成だった我らが大関で、点を取られはしたものの、先発する姿を見られるだけで嬉しかった。久しぶりにPayPayドームで開催されることを知っていたにもかかわらず、現地で観戦しようとは全く思わなかったけれど、今日テレビで観ていて現地に行けば良かったと思った。
明日のパリーグの先発は佐々木朗希。今季は打てる気がせず、相手先発が佐々木朗希と知ったときには絶望しかないが、明日は味方にいる心強さ。キャッチャーは松川か。引き続きホークスの選手も活躍してほしい。

レッチリが10月にも2枚組のアルバムを出すげな。Unlimited Loveを聴いていてもジョンのいる4人で演奏するのが楽しくて仕方がないことは伝わってくるが、1年でアルバムを2枚も出すとは本当にノリに乗っているんだろうなぁ。楽しみ楽しみ。

2022/07/27

左耳はまだこもっている感じする。先週のピクつきといい、この2週間は症状の観察日記のようにもなっている。ピクつきといえば、昨夜くつろいで海外ドラマを観ていると右足裏がピクついた。これまでピクつきが発生したことがない箇所だった。今日オールスター戦を観ていると、また右肩あたりが大きく何回もピクついた。今もピクついている。先週同様に長く続いてしまうかもしれない。まぁ気にしすぎても仕方がないので、出てきた症状はできるかぎり記録して、次の診察のときに担当の医者に相談することにする。

で、オールスター戦だが、第2戦も面白かった。ホークスファンとしては、出場したほとんどのホークスの選手が活躍し、柳田がMVPと言うことなしの試合であった。柳田はここ数試合調子を上げてきていたが、オールスター戦でもMVPを取ったことで、このまま調子を維持して後半に入れそうだ。牧原もヒットを打っていたし、これを機に調子が上がってくれればと思う。後半は大きな怪我がないことを祈るのみである。

あと、気になるのは支配下登録が残り1枠となった今、育成から誰か登録されるかというところである。2軍で活躍している黒瀬に上がって欲しい気持ちもあるが、育成3年目の石塚も自由契約になる前に支配下してもらわないと他のチームに取られる可能性がある。枠が足りない。残り4日しかないが、誰かが支配下を勝ち取るのか、新外国人が来るのか、独立リーグから選手を獲得するのか、それとも1枠空けたままにするのか、ハラハラワクワクである。個人的には黒瀬が上がってくれると嬉しい。

2022/07/28

黒瀬健太の支配下登録のニュース。嬉しい。右の長打が課題なだけに、黒瀬の活躍を期待したい。会見も観たが、いい表情をしていた。一方で、同じ長打の期待できるリチャードは登録抹消。おそらく黒瀬が1軍に上がるのだろうが(先に中村晃かもしれない)、リチャードには期待していただけに残念ではある。下位打線にリチャードがいると相手打線も嫌だと思うのだけれど、今の打率だとさすがに確実性が低すぎるか。2軍でレベルアップして、また近いうちに1軍でリチャードの姿を見るのを楽しみにしたい。あとは増田。ポジションの空きがないが、これからも2軍で成績を残せばまた必ずチャンスはあるはずだ。

明日からはペナント再開。が、明日から3日間はフジロックの配信もあるので、なかなかに忙しい。明日はHiatus Kaiyote、DAWES、bonobo、Vamire Weekendなど観たいライブが多い。bonoboとVamire Weekendは時間が被るだろうから悩みどころだ。2日目はさらに忙しい。折坂悠太、崎山蒼志、石橋英子、中納良恵、コーネリアス、ジャックホワイト、ダイナソーJr.。3日目で一番楽しみなのは七尾旅人。新譜がもうすぐ出るのでライブでもやってくれるだろう。

ジャックホワイトと言えば、先日のスッキリに出ていて、録画して観た。思っていた以上にシュッとしていて格好よかった。妻も今が一番格好いいと言っていた。最近のジャックホワイトはどこかロビー・ロバートソンと似ているように思う。目が似ているのだろうか。背も高いし。男前。

そんなこんなで明日からは忙しくなるが、そんなに外で遊ぶこともできないし、家で楽しんでいきたい。

2022/07/29

数字を練習する娘。1から3まではほぼ書けるようになっているのだが、4で躓いている。ゆっくり書けるようになればいいと伝えているのだが、4歳だからと4にこだわりがあるらしく、一刻も早く書けるようになりたいらしい。それも完璧に。生来頑固な性格で、人の言うことを聞かない傾向にあるので、教えるようになるまでがなかなか難しい。これと思ったら、それ以外の書き方をしようとしない。

娘の躓きは、アルファベットのAが頭にあるからか、最初の斜め線を上からではなく下から書こうとすることに原因があった。下から右斜め上に線を引いてそこから引き返して山にするから、そこから4に修正するのが難しくなりAのようになってしまう。そもそもの最初から書き方がおかしいと言っても聞こえない振りをするか「ううん」と否定をする。何回やってもうまく書けず、次第には怒ってしまう。

こっちも根気強く向き合わなければならない。4は上からだよ、と言っても聞かないので、雨ザーザーだから上から書くんだよと言って雨を実際に書いてみたらようやく興味を示した。そこからまずは雨を降らせ、その雨が落ちたところから真横につなげる。横の線のちょうど真ん中から縦線を書く。何回も根気強く教え、ようやくなんとなく4を書けるようになった。

次は5である。しょっぱな。5も最初の縦線をなぜか下から書くのである。下から書くのは娘の癖なのか。4で僕の信頼度が少し増したのか、上から書くのだと言うと引っかかりなくいった。そして落ちたところから半円。3は書くことができるので、3の上半分だけを書くのだと教えると、そこも難なくクリア。これで5も書けるようになるかと思っていたら、最後の横線を縦線の真ん中にひいて、ひらがなの「ち」になった。何回書いても最後は「ち」になる。5に見えないこともないから問題もないのだが、「ち」と「5」を横に並べて書くと少し気になる。気になるのは僕だけかもしれない。しかし娘はと言うと、仲の良い友達の名前に「ち」が含まれるので、「ち」が書けることに喜んでいた。

4がAに似ていることも、5がちに似ていることも娘に教えるまで気がつかなかった。たぶん忘れてしまったのだろう。おそらく最初に文字に接したときにはそういった文字の不思議にも一つ一つ驚いていたが、そういったことは忘れていた。最も今になってもいちいち驚いていたら、文字を書くのが進まないだろう、と思ったが、キーボードでタイピングするだけだから決してそういうことはないのである。

2022/07/30

昨日からフジロックの配信を見続ける1日。おかげでレコードプレーヤーを動かすことも、サブスクで音楽を聴くこともほとんどない。昨日の18時以降は野球と並行して観ていたのでなかなか大変だったが、野球も少しストレスの多い展開だったので音はミュートにして基本的にはフジロックを観ていた。残念ながら、今日の野球もさらにストレスの溜まる展開。首位転落。まぁ仕方がない。

昨日の配信で最も印象に残ったのはDAWESだった。アルバムも好きなテイストなので楽しみにしていたが、ライブがとんでもなく最高だった。気になったので少し調べてみると、ロビー・ロバートソンのバックバンドで演奏していたこともあるらしく、さらに言えばリヴォンヘルムのMidnight Rambleにも出演したことがあるようだ。ロビーとリヴォンのいずれとも親交があるのか。The Bandと直接関係が深いことは知らず、そうだと知っていれば最も集中して観ていたかもしれないが、娘の相手をしながらでも十分にその素晴らしさが分かったし、昨日のライブから間違いなくフェイバリットバンドの1つになった。フジロック後にさらにアルバムを聴き込むのが今から楽しみだ。

Vampire Weekendは途中トラブルがありながらも、やはり素晴らしいライブをしていた。どのメンバーもそれなりに体型が変わっていたが、ほぼ同じ歳の僕としてはそうだよね、分かる分かるという感じで、というのもおそらく最初の来日だったサマソニからずっと定点観測的に観てきたからで、大学時代の友人と久しぶりに会ったのと似た感覚もあるのである。エズラは昔も今も可愛い感じだが、ベースのクリスはタンクトップの半パンでクネクネしながらベースを弾いていたのが第一印象として強く残っていて、今でもクネクネ感はあるが昔ほどのキレはなく、しかしその分円熟味と安定感と存在感が増していた。エニウェイ、ずっと第一線で活躍し続けているのはすごい。Vampire Weekendはライブでのハッピー感がすごいが、体に充満していくそのハッピー感は家にいるとそこまで感じることはできず、観ながら苗場が恋しくなってしまった。あの広いグリーンステージで聴くVampire Weekendはとても気持ちが良く、今年はそれを体感できる久しぶりの機会だったのだ。

2022/07/31

昨日のフジロック配信は1日目よりもさらに忙しく、朝の再配信含め、ほぼ1日中ずっとフジロックを観ていた。現地に行くよりもずっと忙しかったように思う。

崎山蒼志くんのライブを観ていると、彼の音楽への真摯で愛のある向き合い方が伝わってきた。思っていた以上にずっとすごいライブをしていた。

折坂悠太。それぞれの楽曲のアレンジがさらに変わっていた。トーチのアレンジはbutajiバージョンにかなり寄っていて、聴いていてなんだかとても感動した。さびしさから始まり芍薬で終わるセットリスト。芍薬で終わるとテンションが上がったまま観終えられるから、その後のライブも とはいえ、折坂悠太のライブは結構集中して聴いたので疲れてしまい、そこで少し休憩した。

Dinosaur Jr.のライブはJマスシス愛してるぜって感じだった。2006年のツアーに行って以来だからたぶん16年ぶりに画面越しに観たのだが、Jマスシスがかなり痩せている印象を受けた。が、ぶっといサウンドは相変わらず。ボーカルももともとパワフルにシャウトしたりするのでもないし、ヘタウマなと言ったら失礼になるかもしれないが、ちょっとヘナヘナのそのままの感じで、Dinosaur Jr.はずっとDinosaur Jr.であることが最高だった。

ジャックホワイトはこれまで観たライブと比較してテンションが高くて、最初ずっと怒っているんじゃないかと思っていた。叫びながらMCしていたし。ライブ中はもっと表情が緩んで時折笑顔を見せるくらいのイメージだった。そのテンションの高さは最後までそのままで、ホワイト・ストライプスやラカンターズの曲もやっていたし、もちろんソロの楽曲も素晴らしく、期待していた以上の圧巻のライブだった。ライブを観ているとやはり何度かロビー・ロバートソンに見えた。The Bandの頃じゃなくて、ソロになってからのロビー・ロバートソン。

ジャックホワイトのライブを観終えて最後はコーネリアスを観る。ジャックホワイトのパワフルなライブからクールなライブだったので最初は戸惑い、その雰囲気に慣れるまで時間がかかったが(こう考えるとステージ移動の時間は割と大事な時間なんだろうと思う)、METAFIVEのMETAATEMからの曲やスターフルーツなど初期の曲を聴けて良かったし、最後の「あなたがいるなら」は終わり方含め感動的だった。ちょっと心配だったが、元気そうで何より。

で、今日の最終日。

僕が観たいのは2日目と3日目に集中していて、3日目は奇妙礼太郎と七尾旅人以外は流し見しようと思っていたのだが、新たな発見という意味では3日目が最も面白かった。

奇妙礼太郎と七尾旅人のライブは期待以上だった。奇妙礼太郎の歌声は美しくて、七尾旅人の歌声は繊細さにちょっとだけ野生味が加わっているような印象だった。2人とも、ソロのライブが福岡でやることがあれば行きたい。七尾旅人の新譜はとても楽しみだ。

で、その他はアーティスト詳細で気になったものから観ようと思っていたのだが、強く印象に残るアーティストがいくつもいた。

まず、名前も知らなかった台湾出身バンドのElepant Gym。演奏の技術も高いし(ベースはレッチリのフリーが弾いてるのかと思うほど迫力があった)、曲もライブ映えするようなものばかりで、最後まで目が離せないライブだった。ヴィジュアルもいいし、日本でもっと人気が出てもおかしくない。11月に来日するとのことで調べたら、残念ながら福岡での開催はなし。もし福岡に来るようなことがあれば観に行きたいと思う魅力的なバンドだった。

BLACK COUNTRY, NEW ROAD。アルバムを一度聴いたことがあるような記憶もあるのだが、おぼろげ。アーティスト詳細を観て少し期待して観たのだが、もろ好みの音で引き込まれた。3日間の中で一番大きな発見のバンドだった。メンバーが代わる代わる歌うスタイルで、どのメンバーの歌声も個性があっていい。サックス、フルート、フィドルがいるメンバー構成もいい。で、女性メンバーはみんな可愛い。黒髪の子は流ちょうな日本語を話していたが、日系なのだろうか? とりあえずApple Musicでマイリストに追加しておいたけれど、できればレコードで欲しいところだ。

Tom Misch。彼の音楽もあんまり聴いたことがなかったのだけれど、ものすんごくクールで格好よくて驚いた。アーティスト詳細にはジョンメイヤーも認めると書いてあるが、ジョンメイヤーの音楽よりもアダルトオリエンティッドな感じで、ライブの時間からさらに夜更けにお酒やコーヒーを飲みながら聴くと気持ちよさそう。まだアルバムを聴いたことがないので、ちゃんとアルバムを聴いてみたい。

フジロックに行っていたときは、フジロックが終わったあとは抜け殻のようになって、少し落ち着いたら気になったミュージシャンのCDを買いまくるのが恒例だった。今ではサブスクでボタン1つで追加できるようになって、実際早くも明日から仕事をしながら聴けるから便利なこと極まりないのだが、それでもCDを買いまくっていたとのときのことを懐かしく感じる。とりあえずフジロックのプレイリスト作ってみて、気に入ったものはCDかレコード買おうかな。

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