日記 2022/11/21〜2022/11/27

2022/11/21

先週1週間はとにかく歩きまくった。

福岡に遊びに来てくれた友人たちと博多〜天神間を何度も歩き、六本松、港、大濠公園にまで足を伸ばした。食べまくった分を消費するという意味では歩くのは良かったかもしれないが、皆それなりに酒も飲んでいたので、体調が万全というわけでもなかった。しかし歩くとやはりすっきりとするもので、体調が良くない中でも、歩くのは気持ちのいいことだということを改めて実感した。それに、公共交通機関をほとんど使わずに徒歩で移動したので、福岡市をゆっくり見ることができたということも友人たちには好評だった。僕も博多から中州周辺は久しぶりに歩いた。特に中州あたりは少し苦手なエリアなので、あまり好んで歩くことはないが、夜に歩かない限りは歩いていて気持ちのいいエリアだと思った。

これだけ歩きまくって、今こそ、欲しい本リストに入れているレベッカ・ソルニットの「ウォークス 歩くことの精神史」を読むタイミングなのだろう。そう思ったが、4,000円以上もする本なのでなかなか買うことは難しく、こういったときに頼りの図書館の蔵書検索をしたところ、あったあった。今は借りられているが、早速予約をして、予約しているのは僕以外にはいないのでは遅くとも来月には読み始めることができるだろう。

しかし、気づけば11月も残り10日である。今年中にあと何冊読めるだろうか、と毎年この時期になると自問している。12月はまた忙しいので読めない期間も出てくるだろうし、この時期に手持ちの本を確認するのも大事なことのように思う。

就寝前にゆっくりと読んできた佐伯一麦の「ノルゲ」を昨夜読み終え、積ん読になっていた町屋良平の「ほんのこども」を読み始めた。数ヶ月前に一度読んで、気分にというか流れに乗れずに一旦積ん読に戻したが、この小説は少しずつではなく集中して一気に読んでしまうのが良さそう、というのは前回すでに学んでいる。「ほんのこども」以外に併読している本はいずれも少しずつ読めるものなので、しばらくは「ほんのこども」を集中して読もうと思う。そのあと読むとしたら、今年の夏に集中して読んだ島尾敏雄の小説かなぁ。「死の棘」を読むかなぁ。ちょっと気が重い内容ではあるが、島尾敏雄の小説を読みながらあれだけ考えたのだから、戦争小説だけでなく今年中に「死の棘」も読んで、またさらに考えたい。

いつの間にかワールドカップが始まっていた。とりあえず今日のイングランド戦は観る。

2022/11/22

「ほんのこども」はグイグイと進む。前回はなぜ頓挫してしまったのだろう。若干文体の読みにくさや、同じ文章を何度も読んだりと引っかかりはあるものの、それは町屋良平であればこの小説に限ったことではない。他の小説よりも若干引っかかりは強めか。が、その引っかかりこそが町屋良平の小説を読む醍醐味の一つでもあるともともと感じていて、だからこの小説に限ってなぜ途中で読むのを止めたのか分からない。しかし、やはり本には然るべき読むタイミングがあって、今がまさにそのタイミングで、「ノルゲ」を読み終えたのがばっちりハマったということ。内容的には「ノルゲ」とは何の関連性もない。

「ほんのこども」を読んでいると、「クー嶺街少年殺人事件」をまた観たくなるし、映画のシーンが思い浮かぶ。殺人というテーマだけでなく、殺人した人間や、殺人に関わった人間に対する視点や、そしてなぜか描かれる風景までもが「クー嶺街少年殺人事件」を思い起こさせる。「ほんのこども」を読み終えたらまた映画を観たい。

さて、近藤はどこにいくのだろう。西武に行くのが決まったというニュースを読んであぁ決まったのかぁと思ったら、今朝朝早くにホークスが再アプローチしたというニュースがあった。しかも長谷川も同席したとか。近藤が長谷川のことを尊敬しているのは何かの記事で読んで知っていたが、長谷川が同席することで近藤の心は変わるだろうか。ここ数年のFAは、FAしたあとすぐにどの球団に行きそうか予想がつくことがほとんどだったけれど、近藤に関しては全く分からない。西武決定のニュースで諦めていたが、まだチャンスはあるのだろうか。ストーブリーグでもなかなかファンの心を揺さぶってくるなぁ。

嶺井はホークス入団決定。ようこそ。と書いたら柴田聡子の「ぼちぼち銀河」が聴きたくなった。

2022/11/23

駅近くにチョコザップというのができているのを見ていて、何だろうと思っていた。おそらくはトレーニングジムなんだろうとは思いながらも、昨日までは調べることすらもしなかったが、昨日同僚と歩いているときにあれは何だろうという話になって今日ようやく調べた。やはり思っていた通りにトレーニングジムで、しかし調べていくうちにどんどんと興味をそそられていった。月額3,000円程度で、24時間利用できるという。なんだ、その安さは。もちろんトレーニング器具も揃っている。ガチ筋トレ勢には少し物足りないらしいが、僕は筋トレ初心者なので、今のところは本格的なものは求めていない。なんだかすごく良さそう。

セルフエステもあるようで、印象的には女性の利用者が多そうだったが、必ずしもそうではないらしい。もちろん場所にもよるだろうが。

もともとガチのトレーニングジムに行くつもりでここ数ヶ月ペンディング状態になっていたが、今はとりあえずチョコザップに行ってみようという気になっている。

1ヶ月程前までなかやまきんに君のオンラインフィットネスをやっていて、その次のステップとしてトレーニングジムに通おうと思っていた。ところが、僕の家の近くにはボディビルダーが通うようなガチ筋トレのジムしかなく、ちょっと行きづらいなぁと思っているうちにペンディングになっていたのだ。チョコザップであれば、なかやまきんに君のオンラインフィットネスと、そのガチ筋トレジムに行くまでの中間ステップとしてちょうど良さそうだ。何より安いので始めやすい。まだ施設ができたばかりなので行きやすそうだ。

ということで、今日はチョコザップのことでずっとテンションが上がっていた。

このテンションそのままにサッカー日本代表戦を観る。

2022/11/24

昨夜あんな劇的な逆転試合を見せられては更新して寝不足になること当たり前のことで、心は寝不足であることを何とも思っておらず、むしろ起きてもあのときの情緒がまだうっすらと残っていることに心地よさを覚えたが、体はそうではなかったようで、午後から不調極まりなかった。この不調は昨日からだがサッカーの試合を観る前からで、だからサッカーの逆転劇による興奮は関係ないのかもしれないが、頭の中が、頭の周りが詰まっている感覚があって、興奮によって不調を加速させた可能性も否定はできず、これはマズいなぁと思っている。その予感はあったから、昨日はサッカーを観ながらビールでも飲みたかったけれど、その気持ちを抑えてノンアルコールビールにしておいたのだが。

明日仕事後に月1の通院があるので相談はするつもりではあるが、結局は医師はカルテに書き込むだけで、治療があるわけでも、何かの処置をしてもらうこともない。そもそも処置できるものでもないのかもしれない。

ということで、今日はがっつりサーキットトレーニングをするつもりだったが、軽めの背中・二の腕のトレーニングをした後は、陰ヨガ的な長めの柔軟をした。それで多少はマシになったように思うが、まだ詰まった感覚は抜けきっておらず、そのうちにまた突き刺すような耳鳴りの症状となって襲いかかるだろうという確信めいたものがある。通常の耳鳴りとも異なるあの音は、黒板を爪でひっかいたような音にも似ていて、不快なことこの上ないし、厄介なことには数分以上も続いて、治まったあともその感覚がずっと続くことである。この状態では自分ではどうにもならなさそうなので、鍼灸にまた行こうかと思っている。

こういう時には聴きたい音楽も違って、朝こそオザケンの犬キャラを聴いたけれど、午後はFeistのLet It DieやJacob Dylanのseeing thingsを聴いた。どっちも久しぶりに聴いたような気がする。Jacob Dylanのソロはやはりいい。またソロアルバムを出して欲しいのだけれど、最後に出したのが2010年、もう12年前か。

夜はYo La Tengoを聴きながら「ほんのこども」でも読む。今日はワールドカップは流し見くらいにしとく。No Alcoholで。

2022/11/25

Amazonのブラックフライデーで、今年唯一狙っていたのがKindle Fireのタブレットだった。FIre HD 10は安ければ即買いだと思っていた。というのも、全てはU-NEXTがFireタブレット対応になったからで、今はまだ電子書籍は対応されていないが、今後対応する予定とあるので、であれば安いうちに買っておこうと思っていたのだ。

で、ブラックフライデーが始まってセール情報を確認すると、Fire HD10の旧シリーズが安くなっている。6,000円弱。ケースと一緒に即カートに入れた。しかしどうも引っかかる。セール対象のFireタブレットキッズモデルのことだ。

たしか2年前に娘のゲーム用にタブレットを買ってあげたのだ。今回のセール対象となっているKindle HD10は2020年モデル。2年前のモデルということは、娘のキッズタブレットを買った時期と重なる。

キッズモデルのタブレットも、中身は通常のFireタブレットと同じだ。過去の注文履歴から、娘のタブレットがどのモデルで何年ものなのかを確認した。Kindle HD10であることはすぐに分かった。が、何年モデルなのかがよく分からない。結局注文履歴からははっきりと分からなかったので、モデルの確認方法を調べて、娘のタブレットを立ち上げて確認した。Kindle HD10の2020年モデルであった。まさしく購入しようとしていたモデルだ。

娘が頻繁に使っているのであれば、もう1つ買っても問題はない。が、娘は触るのは1週間に一度あるかないか。であれば、新たに買う必要はないということになる。あれだけ買おうと意気込んでいたのに買わなくていいのか…。

とりあえず、キッズ用となっている設定をノーマルモードに変更。そしてU-NEXTのアプリをダウンロードした。やはりまだ電子書籍はない。

娘のタブレットを触っていて、Kindle HD10は思っていた以上にずっと大きく重たかった。主な用途は、横になりながらU-NEXTの電子書籍を読むことだったが、それだと大きすぎる。新しく買わなくて良かったのだということに気がついた。

僕が求めているのはもう一回り小さいモデル。であれば、FIre7というのがそれに該当するらしい。これはセール対象外ではあるが6,980円と安い。Kindle HD10を買わなかったのだから、これをポチってしまえと思うが、今買ったところでU-NEXTが電子書籍に対応していないし、セールでもないのだから意味がない。であれば、U-NEXTに対応したタイミングで購入しても遅くはない。ブラックフライデー以外のセールで安くなるかもしれないし。

ということで、ブラックフライデーでは何も買わないことが決定したが、本当に求めているものがハッキリとしたことは良かった。

2022/11/26

午前中は娘と公園へ。今日はやたらと暑い。半袖のTシャツに薄手のウインドブレーカーを着ただけだったが、娘と遊んでいるうちにそれも暑くなり、半袖でもいいくらいの気候だった。

昼を食べて鍼灸院へ。先日の黒板を爪でひっかくような耳鳴りの症状は24時間以上発症してはいないが、また症状が出てくるのは嫌なので昨日予約しておいた。

今日はいつもよりも鍼とお灸治療の時間は短かったような気がするが、指圧の時間が長かった。指圧も整骨院のような仕方とは違って、強く押して終わりというわけではなく、同じ箇所を数分押し続け、それと同時に間接をゆっくりと回すというようなやり方だった。まるで陰ヨガのようだと思った。治療のあとは頭も含めて全身スッキリ。

今日の朝に図書館から予約しておいた本が受け取り可能になったとメールがきていたので、そのまま図書館へ。レベッカ・ソルニットの「ウォークス 歩くことの精神史」。一緒にいしいしんじの「キューバ日記」も借りた。受付で「ウォークス」を受け取ったときに思っていた以上に分厚く、2週間で読めるだろうかと少しだけ気が重くなった。まぁ読めなかったら、延長できそうであれば延長してもいいし、できなければまた借りればいい。読み始めるとやはり面白い。が、今は町屋良平の「ほんのこども」をまずは読みたいと思っているので、しばらくはちまちまと読むことになりそうだ。しかし、本を読む時間もなかなか取れない。ワールドカップ。

今夜はオンライン飲みの予定。鍼灸の治療のあとだから本当は飲まない方がいいのだろうが、せっかくの月1の飲み会なのだから少しだけでもいいから飲みたい。家には3本のビールがあるが、多くても2本、できれば1本。昨日予約する時点で今日がオンライン飲みの予定日であることをすっかり失念していた。

2022/11/27

ホークスの感謝祭「鷹奉祭」へ。

もともと行く予定はなかったのだけれど、そういえば明日(今日)鷹奉祭だなぁと昨夜ホークスのサイトを確認していたら、ECCキッズエリアのシートが1席500円で、まだ空きがあることがわかった。レギュラーシーズンであればもっと値段が張るはずで、まだドームの中へは入ったことがない娘を連れて行くにはいい機会だと思った。で、即3席購入。

12時半の開始時刻にドーム到着。ECCキッズエリアがどこなのかよくわからなくて間違って5番ゲートから入場してしまい、しばらく4ゲートから6ゲートまでをうろうろしていた。結局自力では分からず、係員さんに尋ねて、キッズエリアは5番ゲートの真横に専用入り口があることようやく分かった。真横であれば入る際に気づいてもよかったのだろうが、ギリギリに着いたのもあって焦っていたのかもしれない。

開始時刻から15分遅れほどで自席に到着。6階にあるのでかなり上の座席ではあったが、スクリーンがあるから問題ないし、ドームの臨場感も十分に味わうことができた。
三森と牧原の新背番号を現地で見られたのは良かった。野村勇の開会宣言は大いに盛り上がっていた。

ECCキッズシートの近くには遊び場があって、まだほとんど野球に興味がない娘はもちろん遊び場でほとんどの時間を過ごした。遊び場で誘ったようなものだ。遊び場は大勢の子どもで賑わっていて、時折他の子どもとぶつかりそうになりながらも楽しく遊んでいた。同じく興味がない妻にはただつまらない時間だったとは思うが、500円であれだけど遊べて、娘は満足していたようだ。

花火を観て帰宅。19時からはサッカーを観た。スポーツデイ。残念ながらサッカーは負けてしまい、祝杯として用意していたビールは飲む機会がなくなってしまったけれど。

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