日記 2022/10/10〜2022/10/16 運動会とラ・カンパネラ

2022/10/10 運動会とラ・カンパネラ

今日は運動会とピアノの発表会。5時頃目覚め、外を見ると嵐のような天気だった。昨夜の時点で曇りの予報ではあったが、その嵐を見て今日も中止なのかと嫌な予感がしつつ、二度寝した。
8時頃起きると、外は曇り空ではあったが、雨は降っていないようで、風もほとんどなかった。5時頃の嵐は何だったんだろうか。まぁ運動会の中止の連絡もなく、決行であれば問題はない。当日の予報を改めて確認しても、天気が大崩れしそうな感じはなかった。

9時頃家を出る。幼稚園の門の前では何家族も並んでいたが、そんな光景を見るのは幼稚園に通わせ始めて以来初めてのことだった。園児とその家族のほとんどが幼稚園に一斉に集まる。そう園児が多くない幼稚園とは言え、全クラスの園児と家族が集まるとグラウンドの周りは人・人・人で、場所を見つけるのも苦労する。僕らが入った時点で、階段や、園の2階から見ている人たちもいた。それでも今回の運動会では保護者(連れも?)は1家族2人までと決められているので、コロナ禍前よりはまだ余裕があるはずなのだ。コロナ禍前の運動会やその他イベントはどんな感じだったんだろう。

縦割りの幼稚園だが、運動会では基本的には学年毎に出るプログラムが決められている。娘は年少だが、娘が出るのはかけっことダンス、そして保護者と一緒に行う球転がしの3種目だった。

かけっこでは笑顔で手を振りながら僕らの前を走り抜け、ダンスではど真ん中に陣取って堂々と踊っていた。球転がしには妻ではなく僕が参加したが、娘の身長ほどの大きさの球は思いのほかよく転がり、僕はほとんど転がす必要がなく、球が動くその軌道を修正するくらいだった。

娘の姿はもちろん印象に残ったが、いろんな園児が元気に駆け回る姿を見られたのは良かった。年長クラスのかけっこリレーは最大の見所で、僕らは娘が去年のクラスで一緒だったお兄さんお姉さん、そして今年のクラスで一緒になったお兄さんお姉さんが本気で走る姿を全力で応援した。先生方、保護者、他の園児みんなが年長さんの走る姿を応援し、ところどころで声があがり、拍手喝采、大盛り上がりだった。

運動会が終わった後はおにぎりで昼ご飯を済ませ、ピアノの発表会のためすぐに天神へ向かった。午前中の運動会で3種目だけではあったが、娘はかなり疲れているようだった。僕も妻もなぜか疲れていた。娘の出番は1番目で、待つ時間がないことを考えれば運動会そのままの勢いで本番に挑むことができそうだった。

本番は1分程度。眼鏡を探してあたふたしている間に娘の出番は始まり急いでビデオカメラを回す。二曲目の途中で一音だけ外してしまって、そのときに観客席にいた僕と目が合ったけれど、すぐに真っ正面へ向き直して、最後まで演奏し終えた。それで出番は終わり。演奏は立派だったし、去年からの成長を感じさせれたけれど、運動会からの勢いもあっただけにあっけなく終わった感があった。しかしあとは他の発表者とゲストピアニストの演奏を聴くだけだ。さすがに途中、娘はダレたようで椅子にじっと座ることも難しい状態となったけれど、最後のゲストピアニストの演奏まで聴いて1日のイベントが終わった。
先生が「生きているだけで最高!」と言っていて、その通りだと思った。娘の名前にも実は「生きているだけで最高!」の想いが込められている。

しかし、ゲストピアニストの人の演奏は素晴らしかった。榎元圭という若い方だった。割と狭いホールだったし、ピアノからの距離も近かったからかもしれないが、ピアノの音、特に高音がこれまでに体験したことがないほどにすんごかった。ピアノのライブを観るのは初めてではないのに、僕にとってのピアノの「高音」の初体験は今日だったのかもしれない。
演奏していたのはクラシックで、そのうち1曲はリストのラ・カンパネラだったが、そこで聴こえる高音は、分野違いから用いるこの表現はふさわしくないのかもしれないけれど、最高にロックンロールだった。音が転がりまくっていた。Bob Dylanがライブで「Like A Rolling Stone」を演奏したとき、Richard Manuelがピアノを叩いた最初の一音、あの音を初めて聞いた衝撃と似たものがあった。
生でその高音を聴き、ガツンと揺さぶられた。僕の常識を全て覆す高音で、これ以降ピアノに対する印象が変わりそうだ。そこで演奏した子ども達のための演奏だったはずだが、僕が打ちのめされてしまった。

帰宅後、いろんな人のラ・カンパネラを聴いているが、演奏者によって全く印象が異なる。Apple Musicで検索すると検索結果があまりにも多すぎて数曲しか聴けていないが、日本人でも今日の榎元圭さんと辻井伸行さんと反田恭平さんでは全然違う。辻井さんと反田さんの演奏を比較すると、反田さんの音の方が好みだ。

こんな比較動画もあった。

疲れがどっと押し寄せてきたので、ラ・カンパネラを聴くのも止めて、坂本龍一の「async」を聴く。

2022/10/11 ビッグバン★セオリー完

「ビッグバン★セオリー」全12シリーズをとうとう観終えた。確か観始めたのが7月とかで、途中からは観るペースが少し落ちたとは言え、ほぼ毎日のようにこのドラマを観ていたにもかかわらず、観終えるまでに3ヶ月ほどかかった。さらに言えば、その前には「ビッグバン★セオリー」のスピンオフである「ヤング・シェルドン」を観ていたから、このシリーズとは本当に長いこと付き合ってきた。最終話を観るときには、感動的な内容であったこともあるけれど、長いこと観てきたシェルドンたちとの日々もこれで終わりかと思いもあって、感極まった。

最終話の1つ前に、ペニーと知り合う日第1話から、その後の印象的な場面の振り返りのようなものがあったが、それを観ると第1話の頃はみんな見た目が若かったし、印象もだいぶ違っていた。歳を重ねたと言えばそうなのだけれど、結婚、出産、死別などドラマ内で起こったキャラクターの生活の変化によって、表情や仕草などもまるで違っていた。特にシェルドンは劇的と言ってもいい変化で、最初は表情もぎこちなく笑顔も少なかったが、途中から笑顔がよく見られるようになって、口角をはっきりとあげた満面の笑みすら見せるようになっていた。シェルドンはずっとシェルドンであり続けたが、変化を嫌うシェルドンが様々な変化に巻き込まれ、否応なく変化を受け入れた結果、最も変化したのはシェルドン自身であった。

「ビッグバン★セオリー」は特別なドラマで、またいつか最初から見直すことになるだろうが、しばしお別れだ。このドラマの1話20分というのはちょうどよく、寝る前に1話か2話観るのが日課だっただけに、その日課がなくなるのは辛い。他のドラマを探してはいるが、「ビッグバン★セオリー」ほどのものはあまりないだろう。

Amazon Prime Videoで「THIS IS US」というドラマを見つけて、早速昨夜から観始めた。主人公たちの年齢はみな36歳の設定であり僕とほぼ同じ年齢である。それだけで興味がそそられる内容である。 Sufjan Stevensの「Death with Dignity」が流れて始まる冒頭はとても印象的で、1話を通して音楽、登場人物のキャラクター、映像のすべて好きなテイストだったし、これから先も楽しめそうな内容だった。だが、「ビッグバン★セオリー」に変わるかと言えばそうではなく、「ビッグバン★セオリー」に比べればずっとシリアスな内容なので、毎日観るかは分からない。しばらくは「THIS IS US」を楽しもうと思う。

明日からは野球。

2022/10/12 パステル画

ついこの前まで半袖で過ごしていたのに、いつの間にか長袖1枚でも寒くなってきた。昼間でも、長袖の上にプルオーバーなどを着ないと寒く感じてしまう。長袖1枚でも過ごせる期間はどこにいったのだろう。金木犀が香るこの季節は長袖1枚で十分だと思っていたのだけれど。

しかし今年の冬は寒いらしい。ただでさえ冬は苦手なのに、いつもより寒いとなると僕にとっては厳しい数ヶ月になりそうだ。なんといっても暖房が苦手なのだ。冬に暖房ガンガンのデパートに入ると、それだけで具合が悪くなる。暖房の生暖かい空気が服の中に籠もる。半袖であればその空気は逃げてくれるのだけれど、着込むと逃げ場がない。それで変な汗をかく。建物の中では薄着になっても、外に出ればもちろん寒いわけで、その寒暖差でまた具合が悪くなる。悪循環だ。冬は苦手だ。

さて、今日からオリックスとの直接対決である。今日の相手は山本由伸。言わずもがな、かなり厳しい相手である。打線が繋がるのも難しいだろうが、足でかき回してなんとか1点でも2点でももぎ取ってほしい。石川はテンポで相手打線のリズムを見だしてほしい。

娘は今日、絵画教室だった。今日はパステル画。
絵画教室では、1レッスン毎に必ず何かしらの作品を作り上げてくる。1時間半で1作品だから、完成させるには集中しないといけないと思う。絵を描くときには家の中でも集中力を発揮しているが、絵画教室では新しいことに挑戦することが多いので、時間内に作品を作り上げるのが難しいこともあるだろう。が、いつもきちんと作品を作ってくる。中途半端に終わっていることはない。もちろん先生のサポートもあるだろうが、娘自身が作り上げた作品を誇らしげに見せてくるので、自分でも充実感を持っているのだろう。

今日のパステル画の出来には驚かされた。パステル画は描き方が決まっているらしく、今日は教えてもらいながら描いたらしいが、できあがったそれは、いまの季節感を感じさせる本当に素晴らしいものだった。
パステル画といえば、僕がすぐに思い浮かべるのは坂口恭平なのだけれど、坂口恭平の絵を見たときに感じるものが娘の絵の中にもあって、それがパステル画らしさなのか、それとも他の何かなのかはよく分からない。

絵画教室では今日のように描き方を教えてくれることもあるが、あまり技術的なことは求めていない。ただ集中的に絵を描く時間を娘に与えることさえできればいいと思っている。今通わせている教室では、毎回違った道具を使わせてくれるのがありがたい。パステル画なんて、使う機会を僕らで与えることはできない。
娘が誇らしげに絵を持ってくるとき、小学校のとき、図工の時間がどれだけ好きだったかを思い出した。その前の晩に眠れなくなるほど楽しみだったときもあった。ものを作るときに楽しさ、作り終わった後の嬉しさ。娘が毎回嬉しさと楽しさを示していることが、僕にとっては何よりも嬉しい。


2022/10/13 健康診断前日

昨日の山本由伸はいつものように凄まじく全く打てる気配がなかった。フォアボールでの押し出しで複数点を入れられたのは想定外だったが、負けてしまったものは仕方がない。あと1敗しかできないので、今日勝たないと崖っぷちに追い込まれる。昨日はなかなか良いところがなかったが、ポジティブ要素をあげられるとすれば、中村晃の複数安打と、最終回に川瀬、グラシアルが安打を打ったことだろうか。特にグラシアルが復調してくれると大きい。もともとクライマックスシリーズには強いみたいだし。

明日は健康診断でバリウムを飲まないといけないので、夕食後からは水しか飲めなかったり、23時以降から明日の検査までは絶飲食だったりと何かと気を使わないといけない。夕食には消化のいいものを摂らないといけない。あとは明日の朝は検尿を忘れずにしないと。と、これから気にとめておくべきことを自分に言い聞かせるように書いている。

持病以外は特に自覚症状はないが、要検査などなったら嫌だなぁとか不安な気持ちもある。バリウムを飲むのは2回目で、特に問題はないと思っているが、ゲップするのを我慢するのもしんどいよなぁとか、血をいっぱいとられるのもなぁとか、まぁとにかく明日のことが憂鬱である。

夜は絶飲食でどうせ何もできないので、今夜は野球が終わったらすぐに寝る。
今日は勝ってくれ。勝ったところで明日の検査結果に何の影響もないのは分かっているが、明日の健康診断に気持ちよく行けるようになるためにも勝っておくれ。

2022/10/14 健康診断、そしてバリウム

昨夜23時から絶飲食をして今日は健康診断。

なぜか数ミリ身長が低くなっていた。加齢に伴い少しずつ身長が低くなることは父からよく聞いていたが、僕にもその加齢が訪れたのだろうか。まぁアラフォーなので縮んでも仕方がないのだろうが、低くなるのは良い気分がしない。

昨年もそうだったのだが、健康診断の会場は暖房が効きまくっていて暑く、1回目に血圧を測ると140オーバーの数値が出た。2回目には低めの数値が出てその平均値ということにしてもらったが、140オーバーは少し気になる。

身長が低くなることと言い、血圧が高いことと言い、幸先があまり良くない。

眼圧検査のときに通常であれば空気がプシュっと出るはずが、出てこなく、係員の人が何度も調整する。数回調整してもプシュっが出ず、他の係員の人に助けを求めていた。結果、僕の顔があるべき枠に収まっておらず、正常にプシュっが出てこなかったらしい。僕の顔のサイズに調整してもらったら、プシュっが出た。顔がデカいからや。

バリウム検査は去年に続き2回目である。1年ぶりとは言え、バリウム検査のときに求められるような動きをすることはないので、何の問題もなく出来た。ゲップも最初は我慢していたが、途中からはそこまで我慢する必要もなかった。
バリウム検査でしんどいのは、その後下剤を飲まないといけないことである。しかも2回も。検査が終わって数時間ぶりの水を口に含み、下剤を2粒飲む。5時間から6時間で効いてくると説明書きには書いてあったが、30分ほどでお腹が痛くなってきた。冷たい水で薬を飲んだせいか、下剤がすぐに効いたのか。

その後医師から当日に分かった範囲での検査結果を説明してもらう。血液検査の結果はやはりコレステロール値の問題があった。コレステロールを低くする薬を服用しているが、服用の結果その数値であれば、これからも薬を止めることはできなさそうだ。今日のところはその他に異常はなかったが、バリウムや胸部レントゲン検査などの結果は後日分かるのだろう。エコー検査で同じ部分をずっと見られていたのが少し気になるが、大丈夫だろうか。最近すごく屁が臭いのだ。

帰宅後、すぐにトイレに駆け込む。これからまた2回目の下剤を飲まないといけない。今日はトレーニングを控える。

2022/10/15 バリウム後の苦しみ

昨日夕食を摂った後にバリウム検査後にもらった残りの下剤を飲む。最初の2粒は検査直後にもらって、帰宅直後に腹痛になった。ところが夕食後の2粒は一向に効かず、それどころか服用した後は自覚できるほど腸が動いていなくて、寝るまでの間ずっとお腹が張った感覚があった。腹痛は一度もなかった。

3時頃腹痛で目が覚める。直後にトイレに入るも、腹痛のみで相変わらず腸はは動いていない。とりあえず腹痛は治ったのでお腹の張りは感じつつもまた寝る。
8時頃また腹痛で起きる。今度はお腹が動いている感覚があって、トイレにすぐに入って用を済ませることができた。

しかし今日はずっとお腹の調子が良くはなかった。まだ下剤が効いているのかもしれない。バリウムを飲んで、それを全て出さなければいけないのはわかっているが、これはしんどい。二度下剤を飲まないといけないというのがしんどい。一度目は効いたのだ、二度目が全く効かず、逆にお腹の動きを悪くしていた感じだった。下剤というのは便を促すのではないのか。

バリウムではなく胃カメラという選択肢もあったのだが、麻酔無しで挑まなければならず、同僚からかなりきついということを聞いていた。検査費用をオプションで払ってまできつい思いをするのは気が進まず、であれば自分で麻酔ありで検査できる病院を探して胃カメラを頼んだ方がいいと思った。いずれにしても、40代に入ったら一度胃カメラで検査した方がいいだろう。とりあえず来年はまたバリウム検査になるだろうから、今回下剤飲んだ後の体の変化については覚えておいた方がよさそうだ。

昨日のホークスは勝ち。これで土曜日の今日も野球を観る権利を得た。千賀はナイスピッチングだった。野村勇のホームランも相変わらずすごかった。野村勇はフリースインガーなんだろうが、ロマンがあるのでもっと使ってほしい。今日は山岡が先発なので使われないんだろうなぁ、と思うけれど。

2022/10/16 ハッピーセットと図書館

昨日は、隣駅まで娘と一緒にマクドナルドのハッピーセットを買いに出かけた。

1週間くらいから娘の周りでハッピーセットという単語が行き交っていた。

娘が毎日一緒に帰る男の子がハッピーセットの話をしていたのが最初だった。その男の子は乗り物が好きで、ハッピーセットでプラレールを手に入れたらしい。

そして運動会の日。娘が仲良くしてくれている女の子とそのお父さんがプログラムに参加しているところを撮影し、それを送るためにラインを教えて貰ったのがきっかけで、妻とそのお父さんがラインでやり取りをするようになった。話を聞いていると何でもないようなことをやり取りしていて、メル友(死語か?)のようになっている。
運動会当日に、そのお父さんが急にケンタッキーでフライドチキンを食べる姉妹の写真が1枚送ってきて、すぐその下に「マクドナルドですか?」と書いてあった。僕はそれを見せられてどういうことだ?と思ったのだけれど、自分たちはケンタッキーにいてケンタッキー派である、あななたちはマクドナルド派ですか?といったノリだったらしい。妻とそのお父さんは公園でよく一緒になるらしく、2人の間でノリができあがっているのかもしれない。そこでもマクドナルドの話になって、ハッピーセットの話題になった。ケンタッキー派なのにマクドナルドにも行っていて、マクドナルドのハッピーセットがリカちゃんであるという情報が子どもを通してそこで伝えられた。

リカちゃんであれば娘は欲しいに違いない。

さらに、娘のハッピーセットへの興味を決定的にしたのが、ハッピーセットの公式サイトでおもちゃの紹介とをしているのが娘が好きなYouTubeのひまわりチャンネルの2人だったことだ。娘は食いつくようにそれを見て、ハッピーセット、ハッピーセットと連呼するようになった、というわけである。で、昨日ようやっとマクドナルドに行くことができた。

モバイルオーダーであらかじめオーダーして、ハッピーセット2つと月見バーガーセットを受け取る。ハッピーセットが2つなのは、1つを妻が食すからである。裏技というのか、反則なのかもしれないけれど。

リカちゃんのハッピーセットは計5種類で、そのうち1種類がシークレット扱いになっている。今回手に入ったのは、娘が欲しいと言っていた3つのうち2つで、つまりは当たりだった。ハッピーセットのおまけおもちゃなので作りはちゃちだが、髪の毛が太陽の光にあたると変わるなど、子どもが喜ぶ要素が入っていているし、人形そのものはとてもかわいらしい。娘は大喜びだった。

それから妻と娘はダンス教室へ、僕は図書館へとそれぞれ向かった。

福岡市図書館は好きな場所で、最寄り駅はマクドナルドと同じ隣駅なのだが、
駅からも15分程度とそこそこ遠く、隣駅なので電車を使うまでもない、かと言って家からだと30分弱と、近いにもかかわらず利便性が悪いためここ数年は足が遠のいていた。
ただ、ここ最近は読みたい本が山のように増えていて、それらを全て買う経済的な余裕はとてもない、というのか小遣いは既にマイナスなので、図書館を利用する選択肢しか残されていなかった。

数年ぶりだったので、まずは図書カードの更新から。土曜日だったのである程度時間をかかることを想定していたが、そこまで混んでおらずスムーズに手続きは終わった。で、検索サービスを使って本を探す。お目当てはダニエル・ヘラー=ローゼンの「エコラリアス」である。柿内正午の「プルーストを読む生活」で一部が引用されていて、そこがあまりにも面白かったのですぐに読みたくなった。図書館で借りるという選択肢が出てきたのも、柿内さんが図書館で借りたと書いていたからである。

検索すると「エコラリアス」はあった。誰にも借りられていなかった。この本は購入しようとすると5,000円以上もする。いくら興味があるといえ、そう簡単に買える値段ではない。図書館に置いてあり、すぐに借りられたはラッキーだった。その他、娘の絵本数冊を借りて図書館を出た。

図書館に向かうときはワクワク感もあって、あれこんなに近かったけ?と思うほどすぐに着いたのだけれど、図書館から家に戻るときは、リュックに本の重みが加わっていることもあり、家がとても遠く感じる。図書館から戻るときのこの感じを忘れていた。
しかし往復で1時間のウォーキング。いい運動になった、と思い、その日のトレーニングは省略する。

図書館で借りた本は2週間以内に読み終えなければいけないので、他の本は置いとくくらいのつもりで集中して読まないといけない。

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