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七夕の夜

七夕というのは、なんとなくロマンティックなものですね。「たなばたさま」と名づけられた美しい童謡がすぐに思い浮かんできます。

今年もそうですけど、昨今の今頃は大変な猛暑で、ロマンティックな感慨に浸る余地も無い感じです。“雨にならなくて良かったね” ぐらい言った方が良いのかな (東京は晴れています) 。

旧暦に倣った伝統的な七夕はいつになるのか……現在の定義では「二十四節気の処暑 (しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間) を含む日か それよりも前で処暑に最も近い朔 (さく=新月) の瞬間を含む日から数えて7日目」だそうで (←なんだかよく分からん説明…) 、今年は8月10日に当たるそうです。

https://www.nao.ac.jp/faq/a0310.html


今日は都知事選挙。朝、わりと早めの時間に投票を済ませ、その後NHKの囲碁番組を見たあとに隣の町のスーパーまで出かけたくらいで、家に大人しくしていました。銀座の和装の店へ行きたいな…とかいう気持ちもあるのですが、こう暑くちゃ中々・・・。

今日もスーパーへの道々、友達タカちゃんのことを考えながら、歩くこと自体を楽しみました。今日が七夕の日なら、自分はタカちゃんに逢いたいな。

随分前に図書館で借りた本に「七夕人形」の作り方が載っていて、そのコピーがいまも手元に残っています。

一度も実際に作ったことはなくて、もう今日の七夕には間に合わないから、8月10日に向けて作ってみようかな…と、ふと思い付きました。


七夕ということで、もう一つ頭に浮かんでくる歌があります。戦前から活躍し、浅草の芸者さんから流行歌手になった市丸さん。昭和8年に発売された「二つ燈籠」。

恋と情けの    二つ燈籠か七夕の
星の夜に    書いて流した    梶の葉よ

月は十六夜    涙冷たき袖袂
消えてゆく身の    泣いてかぞえた    鐘の音

歌詩に出てくる梶の葉。昔は七夕と言えば梶の葉がまず頭に浮かんだものだったようです。


YouTubeで探してみたんですが、市丸さんの「二つ燈籠」ありませんね…。他の歌は色々上がっているから意外。儚げで、情緒のある歌です。


なんだか纏まりが無いですが、都知事選の結果が気になりつつ迎える、七夕の夜です。



※投票率、相変わらず低すぎだヨ



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