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若尾文子さん

今日たまたま YouTube で検索していたら、面白い動画があった。大好きな映画会社「大映」の俳優だった若尾文子の作品について語っている番組。

《⬆「大人のドロドロした恋愛を扱う ”大映映画” に数多く出演した若尾文子と主演作品を徹底解説。相性抜群!?  川島雄三・若尾文子コンビ」》


若尾文子という人は、自分が中学生~高校時分に昔の大映映画が割と頻繁にテレビで放映されていて、そのお陰で知ることができた。元々は、同じく大映の所属だった江波杏子さんのファンになったことが大映作品を観るきっかけだった。

若尾さんの特徴というのは、やはりあの独特の声ですよね。初めて知った時から強烈にあの声がインプットされました。

今日見つけた動画でも語られていた通り、やはり大映映画の特徴は「濃密・濃厚・ドロドロ」なのでしょうね。学生時代にテレビで観た作品はどれも強烈な印象だった。まだ純真だったから大変。垣間見た大人の世界・・・とでも言ったら良いか。

この動画で語られていることは、ほぼ全くその通り…と思った。この方が「良い」と言っている作品は、自分も同感だな…と思う作品が多かったし、「イマイチ」と評されていた作品についても同様だった。

ただ、小津安二郎監督の『浮草』は自分は退屈だとは思わなかったし、お奨め作品として挙げられた吉村公三郎の『女の勲章』は確かによく出来た作品だとは思うけれど、どうにも結末の悲しい作品で後味がちょっと・・・。

この動画の方の言うことなら信用できるかもしれない…と感じたので、ここに挙げられていながらも未見の作品は是非これから観ていきたいな…と思った(『妻は告白する』などはまだ観ていなくて、ネタバレが含まれるようなので、この作品に触れている部分だけ飛ばしてこの動画を観た。増村保造作品は観ていないものが多い)。

吉村公三郎監督の作品には、結構強烈な印象を持っている。先ほどの『女の勲章』もそうだし、『夜の素顔』なんてのもそうだし。でも惹かれる所の多い作品であるのは確かだ。動画の中にも出てきた『婚期』だとか『家庭の事情』だとかいう辺りは本当に面白いので、多くの人にお奨めしたく思います。

それと川島雄三監督の『女は二度生まれる』も大好き。三隅研次監督の『女系家族』、面白いですヨ。


[自分の好きな若尾作品]
「青空娘」
「最高殊勲夫人」
「東京おにぎり娘」
「やっちゃ場の女」
「浮草」
「女系家族」
「婚期」
「家庭の事情」
「女は二度生まれる」
「越前竹人形」



《⬆インタビュー/増村保造作品「青空娘」「妻は告白する」について語っている》



《⬆『女系家族』予告編》


《⬆「若尾文子映画祭」予告編》


《⬆ユーバンCM(1974年) 》


《⬆伊藤ハムCM(1979年) 》



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