四万十川の沈下橋が沈下した映像 3 LIFE is PHOTO 高橋正徳 2021年6月16日 23:20 夏に雨が多く冬に雨が少ないのが高知の気候の特徴ですが、今年は特に、気象庁が統計を取り始めて最も早い5月15日に梅雨入りとなり、初夏の晴れ渡った季節を楽しむこともあまりないまま、長い雨の季節に入ってしまいました。 暖かい季節に雨が多く降る傾向は、今年10年ぶりに更新された気象庁が発表する平年値を見るとよくわかります。年間の平均気温を上回る5月から10月の降水量の合計は1887ミリで、平均気温を下回る11月から4月の2.4倍となっています。ひと月当たりの降水量は、最も少ない1月が59.1ミリなのに対して、6、7、9月は350ミリを超えています。 季節による降水量の差は、実はますます顕著になっています。10年前の平年値では、5~10月の降水量は1765ミリでした。この10年で122ミリも増えています。夏にバケツをひっくり返したような雨が降り続き、冬は雨は降らず乾燥する。まるで熱帯地域の雨季と乾季のようです。 四万十川が増水し、沈下橋が沈下する光景も、これからますます増えるのかもしれません。この写真は、四万十町浦越にある里川沈下橋で、安全な場所から撮影しました。増水した河川は大変危険です。決して近づかないでください。 #写真 #動画 #空撮 #四万十川 #四万十町 #沈下橋 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート