ひょいと壁を越えられる

パーソナルスペースや
人との間の線や壁って
みなさんどうなんでしょ??

僕、人との壁がすごく高いんです。
というお話を聞いて

私もそれなりな壁を持ってるんですけど
勝手に侵入されるんです。
というお話をした。

先日もアクセサリーショップにて
カチューシャの色に迷っていたら

どれ!おばちゃんが見てあげるからつけな!!

と、見知らぬおば様が現れた
これは!?と見てもいなかった
カチューシャも試着を促され

大丈夫!どっちも可愛いよ!!!

と一言残し去っていった……

思えば高校生のときが1番
知らぬ人に声をかけられていた

夜遊びに行けば
それらは楽しくすごせる仲間になって
メリットもあったけれど

日中は圧倒的に
じいちゃん、ばあちゃんに声をかけられ
私のスクールバッグの中は
黒飴と黄金色の細長い飴だらけだった

また貰ったのー?と言われるくらいに
飴だらけだった

道を聞かれたり、お隣いいですか?
みたいなのは日常茶飯事で、

あんた○○高校でしょ!?
おばちゃんグッズ持ってる!!

だとか

最近の若いこはそんな可愛いの着るの!?
ちょっと写真撮らせて!と写真を撮られたり
(ロリィタファッションや浴衣に帽子とつけ袖など
アレンジをよくしていた)

相席した電車では
夕日を眺めながら
見知らぬおばあちゃんに
昔は夕日で明日の天気がわかった
という話を聞いたりもした

そんな中でも私の中で
ダントツ印象に残っているのは
友達を待っているときに

ちょっとあなたの絵を描かせてください

とおじいちゃんに声をかけられたことだ

その日は友達がバスに乗り遅れ
私はベンチに座ってボーッと待っていて

そしたら大きな革のバッグに
ハンチングを被った
小洒落たおじいちゃんに
声をかけられたのだ

2-30分、彼は私の絵を描き続け

ありがとう、とても感性が刺激されたよ!

と描いた似顔絵を手渡して去っていった


その似顔絵が

信じられないくらい似ていなかった

ことに二重で衝撃を受けた出来事になった

これを越える出会いを経験するのか
ちょっと、楽しみでもある

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