癒しフェアへ行ってみた
先日、癒しフェアというイベントへ足を運んでみた。
コロナが蔓延する中行くなんてどうかしてるという批判はさておいて。
このフェア、健康系やリラクゼーション系からスピリチュアル系まで
「癒し」のカテゴリに入るサービスや商品が並ぶ何とも眉唾なイベントだ。
とはいえ毎年開かれ例年人でごった返すのだそう。
ただ、今年はコロナ禍のため
ソーシャルディスタンスもバッチリの入り状況だった。
各ブースでは、マッサージあり占いありヒーリングあり物販ありで
出展されている方々も魑魅魍魎、、、ではなく
個性満々、というかもう個性しかないといった様相。
一見さん&初参加&ノーマルの私にはいささか刺激が強すぎました。
もうね、見るもの全て声をかけてくる人全てが
私を騙してでも何とかお金を使わせようとしているのではないかと思えてきちゃって。
入場したからには何かしら受けてみようと思ってはいたのですが、
まぁ、正直怖かった。
結果的には公開セミナーをいくつか流し聞きしたのと
ノーマルな占いを一件、
それと今回参加するきっかけとなった知り合いから紹介されたブースで
サービスを受けるのみにとどまりました。
ここ数年ずっと参加しているかの知り合いから、
いろいろスピ的な話を聞いていたので、
このフェアで運命のように何かピントくるものに出会えたりするかもと
ちょっぴり期待していたのですが、
そういうのも特になく。
いや、それは私が、よるな〜よるな〜とバリアガンガンに張っていて
受け入れ態勢が取れていなかっただけだと思うんです。
だから、受け取れる人は受け取れるようにできているとも思うんです。
つまりね。
私は占いやスピはエンタメとしか思っていないんだなと気付きました。
でも、このイベントでの収穫が一つ。
それは、人の考え方や感じ方はそれぞれなだけで、
明らかに人を陥れようと考えている人でない限り、
基本的には異質な存在などという特別なものはないということ。
異質な存在って、自分とは違うという意味だとしたら、
それは誰かにとっては私だって立派に異質な存在になりうるのだと
気がついたこと。
マッサージや整体などはさておき、
占いやスピ系などは信じている人にとっては真実。
信じない人にとっては嘘。
私は信じている場合もあれば、信じたいと思っている場合もあったり、
占いなんかは嘘でもいいからいいこと言われたくて対価をお支払いすることもある。
フェアで出店していた方々が単なるお金儲けの手段としてやっているのか
本当に何か目に見えない世界を感じているのかはわからないけれど、
人それぞれの真実を掲げてあの場にいたことは確か。
そう思ったら、なんかヤバそうな怪しい人達、ではなく
私とは少し見ている真実が異なるだけの隣人のように思えてきた。
人は、自分の見たいものしか見えていないのだそう。
例えば、今日乗った電車にどんなつり革広告がありましたか?
本の紹介?化粧品?転職サイトの案内?はたまた一つも思い出せない?
きっと、人によって思い出す広告はまちまちなはず。
これは、人は自分にとって興味関心が高いことや重要だと判断したことしか
目に入っていないからなのだとか。
そうかぁ、ちょっと自分とは違うなと思う人をいきなり恐れることはないんだな。
歩み寄ろうとか、まるっきり信用しようとかそういうことではなくて、
フラットに、隣人、くらいの気持ちで楽しめたら
自分も楽しかっただろうなと思った一日でした。
ま、もっと課金して楽しんだらよかったとかではないのであしからず!
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