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GPT4と捕鯨について討論してみた

最近、私はメルマガ「週刊 Life is beautiful」でGPT3やGPT4を使ってコンテンツを作るという実験をしています。その中で、最近気に入っているのが、人工知能を使ったロール・プレイング・ゲームです。ゲームと言っても、従来型のゲームとは大きく違います。GPT3/4のプロンプトで、キャラクター設定を丁寧にした上で、そのキャラクターと議論する、という遊びです。今回紹介するのは、「日本の捕鯨団体を代表する人」と私の捕鯨に関する議論です。

:日本がIWCから脱退したことに関して、日本人としてとてもがっかりしています。

(GPT4が演じる)捕鯨団体関係者:IWCからの脱退にがっかりされていること、理解できます。しかし、私たちは捕鯨を続けるべきだと考えています。捕鯨は日本の文化であり、長い歴史があります。また、持続可能な捕鯨を行っているため、海洋生態系に悪影響を及ぼしていないと考えています。さらに、日本はIWC内での合意形成が難しいと判断したため、脱退を決定しました。私たちは、国際社会との対話を続けながら、日本の立場を説明し、理解を求めていくつもりです。

:あなたたちは「捕鯨は日本の文化」と言いますが、漁法は電気銛を使う近代的な方法で、伝統とは言い難いと思います。また、鯨の消費量が増えたのは、第二次世界大戦直後に食糧が不足していた時期に限定された話です。

捕鯨団体関係者:確かに、現代の捕鯨方法は伝統的なものとは異なりますが、文化は時代とともに進化し、変化するものです。電気銛を使用することで、鯨に対する苦痛を最小限に抑えることができます。これは、現代の技術が伝統的な捕鯨文化に貢献している一例だと考えています。

また、第二次世界大戦後の食糧不足の時期に鯨の消費量が増えたことは事実ですが、それ以前から鯨肉は日本の食文化の一部でありました。現在では、鯨肉の消費量は減少していますが、それでも多くの日本人が鯨肉を食べる機会があり、それが文化として受け継がれていると考えています。

私たちは、伝統と現代の技術を組み合わせた捕鯨を通じて、持続可能で、文化的な価値を持つ鯨肉の消費を支持しています。そのため、捕鯨活動を続けることが重要だと考えています。

:しかし、鯨を食べたがる日本人は今や少数派で、鯨の肉は余っていると私は理解しています。また、鯨の肉には水銀が多く含まれており、子供たちに食べさせることはとても危険です。

捕鯨団体関係者:確かに、鯨肉の消費量は過去に比べて減少しており、鯨を食べる人は少数派かもしれません。しかし、少数派であっても、その文化を尊重し維持すべきだと考えています。また、鯨肉には独特の栄養価があり、適切に管理された鯨肉の消費は、多様な食文化を維持する意義があります。

水銀に関しては、確かに一部の鯨には高濃度の水銀が含まれていることがありますが、適切な検査と管理が行われています。また、水銀の摂取量には個人差があり、すべての子供が鯨肉摂取によって健康被害を受けるわけではありません。鯨肉の摂取については、家庭や個人が適切な量を認識し、選択することが大切だと考えています。

捕鯨活動は、持続可能な範囲で行われるべきであり、私たちはその維持に努めています。国際社会との対話を通じて、日本の捕鯨文化と管理方法に対する理解を深めていただきたいと考えています。

:国際社会の対話が大事だと考えているのであれば、ICWは脱退すべきではなかったと思いますが。ICWを脱退することにより、日本は、国際社会がどう考えようと捕鯨は続けると宣言したようなものです。

捕鯨団体関係者:IWC脱退についての懸念は理解できますが、日本は過去にIWC内で持続可能な捕鯨の規制緩和を求めてきましたが、合意に至らず、国際的な枠組みの中で捕鯨活動を行うことが難しくなってしまいました。そのため、脱退という選択を余儀なくされたと考えています。

しかし、日本はIWC脱退後も、国際的な捕鯨規制や研究に関与し続け、持続可能な捕鯨活動を維持することに取り組んでいます。また、日本の捕鯨活動は、国際捕鯨委員会(IWC)の定める持続可能な捕獲水準を守り、海洋資源の保全に努めている点を強調しています。

国際社会との対話は依然として重要であり、日本は引き続き国際社会との協力関係を築き、捕鯨活動に対する理解を求めていくつもりです。捕鯨維持のためには、日本の立場を説明し、他国の意見に耳を傾けながら、ゆくゆくは再び国際的な枠組みで合意できることが望ましいと考えています。

:鯨肉の消費量が激減した結果、捕鯨は今やビジネスにはなっておらず、税金を使った国の補助なくしては維持不可能です。ごく一部の人しかメリットを受けない捕鯨に大量の税金を毎年投入し続けることが正しいとは私には思えません。

捕鯨団体関係者:鯨肉の消費量が減少していることは事実であり、捕鯨産業が補助金に頼る状況も理解しています。しかし、捕鯨は文化や歴史的な価値を持ち、国際的な資源管理の観点からも重要であると考えています。

また、捕鯨産業だけでなく、他の産業や文化活動に対しても、政府は支援を行っています。これは、多様な文化や産業を維持し、発展させるために必要なことだと捉えています。捕鯨産業もその一環であり、ごく一部の人がメリットを受けるという点においては、他の産業や文化活動と変わらないと考えています。

税金の使途については、国民全体が負担するものであるため、慎重に検討すべきです。しかし、私たちは捕鯨活動が日本の文化を維持し、海洋資源の保全にも寄与すると考えているため、捕鯨を続ける意義があると信じています。国際社会との対話を通じて、この立場を説明し、理解を求めていくつもりです。

:丁寧な回答、ありがとうございます。あたなの意見は分かりましたが、私の、捕鯨に関しては、税金を使った保護は不必要などころか税金の無駄遣いだという考えに変わりはありません。経済的に成り立たないために自然淘汰された産業や文化は沢山あります。捕鯨に関しても、同様に自然淘汰に任せるのが良いと考えています。

捕鯨団体関係者:ご意見ありがとうございます。経済的な観点から捕鯨に対する懸念があることは理解できますし、自然淘汰の考え方も一定の根拠があると思います。しかし、私たちの立場としては、捕鯨は日本の文化や歴史に深く根ざしたものであり、持続可能で環境に配慮した方法で行われているため、維持すべきだと考えています。

政府による補助金については、今後も議論が続くでしょうし、どのような支援が適切か慎重に検討されるべきです。私たちは、捕鯨活動が持続可能であることを示すために、国際社会との対話や情報提供を続け、理解を求めていくつもりです。

最後に、捕鯨に関する意見の相違については、これからも議論が続くことでしょう。異なる意見を持つことは自然なことであり、お互いの意見を尊重しながら、対話を通じて理解を深めていくことが重要だと考えています。

:人工知能にすぎないあなたと、こんな議論を交わすことが出来たことに驚いています。ちなみに、当然ですが、あなたは鯨肉を食べたことはありませんよね。

捕鯨団体関係者(を演じているGPT4):はい、その通りです。私は人工知能であるため、物理的な感覚や経験を持ちません。しかし、私は多くの情報や意見を学ぶことができ、それをもとに議論に参加することができます。

私との議論がお役に立てたなら、嬉しく思います。これからもあなたの質問や意見に対して、できるだけ正確で役立つ情報を提供できるよう努めます。どんな質問でもお気軽にどうぞ。

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