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「子ども相手に根に持たない」と自分に言い聞かすーーー私の育児方針3つ

突然ですが、私の(今のところ)9年間の子育ての中で、常々気を付けていた育児方針が3つある。

①車ではチャイルドシートに乗せる
②根に持たない
③極端なことを言わない

このことを思い出すたび、「相手は子供だというのに、いちいち気をつけないとこんなことも守れないのだから子育ては難しい」と思う。

まず①車ではチャイルドシートに乗せる。

2歳、3歳、4歳。子どもによって違うけれど、チャイルドシートを嫌がることは多く、しかも車に乗せるときは(保育園に行くときなど)親も急いでいる。チャイルドシートに乗せてベルトをする、というだけで頑張りが必要になる。街中では、チャイルドシートをせずに車内で動き回っている子どもを見かけることもある。

「ここは強い気持ちで。シートベルトをしていないと事故のときにえらいことになるから」と自分に言い聞かせること、この9年で何回だろう。どんな人になってほしい、などと高尚なものではなく、特に乳児期は、これが唯一の育児方針でした。

②根に持たない。

牛乳を毎回こぼす、テレビを見ていて宿題ができない。おねしょ。親・・・でなくても、いつも近くにいる人なら「学んでよ~!」と生理的に思ってしまうものだと思う。それをぐっとこらえる。禁句は「せっかく~~したのに」「だから言ったじゃん」。これを言わないということは、根に持たないということ。逆に、子ども相手に「根に持ってしまう」自分を自覚したときはけっこう驚きだった。「せっかく昨日、布団洗ったところだったのに」などと前のことをぐちぐち言っても全く効果はないことは明白。私レベルでは、さほどうまく返せるわけではないので(やはり感情的には”勘弁してよ”と思っちゃうので)せいぜい「はいはい・・・」と無反応に近い受け答えを目指しています。

③極端なことを言わない

これはけっこう難しい。一番我が家で出てくるのは、夫も言うのだけど「テレビばっかり見てご飯食べないのなら、テレビもう捨てるからね!」というやつ。テレビ視聴をうまくストップする方法を探ればいいことなのに、「もう捨てる!」と飛躍する。これダメなやつ。
日頃、ゼロ百思考(0点か100点かのどちらかで、間はない捉え方)の人の生きづらさに直面する仕事をしているので、この思考の弊害はよくわかっている。この思考を身につける方法はみなさまざまで、生まれつきの発達障害の人もいるけれど、きっと親から言われてきた人も多いと思われる。

「ごはん食べないならもう捨てるよ!」→食べない分は冷蔵庫入れておくから明日でもいいから食べてね
「お風呂に入らないなら、もう習い事なしだからね!」→シャンプーしなくてもいいから汗流してきて

正解かはわからないけど、こんな風にしています。親が子供に頼むことではないと思いつつ…私レベルにはこれくらいが精一杯。逆に、これくらいしか気にせず、日々子どもと同居しています。「自分の頭で考える子」「他人の気持ちがわかる子」などのスローガンは一切なく。とはいえ、この3つを気を付けるだけでもけっこう大変で、意識的でなくてはいけない、ということを誰かに知ってもらえたら幸いです。

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