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家を買わないリスクの話

こんにちは。涼香です。
東京都内で自宅マンション購入のサポートをしています。

家を買うのってこわいですよね。
買った家の値段が大暴落したらどうしよう、ちゃんと支払っていけるか、ローンなにそれこわい、災害がきたら‥などなど、35年もの借金を背負う買い物なので、当然です。でも、私は「買わないリスク」もあると思っています。

当然ですが、家を買わなければ自分の家を持たないということになります。私は、これこそがリスクだと思います。

冒頭で書いたような、

  1. 物件の値下がり(売却したい時にできるか)

  2. ちゃんと払いきれるか

  3. 借金したくない

  4. 災害が起きたら

  5. そこにずっと住むかまだ分からない

の中の、1〜3についてはお金に関する不安で、4、5は家自体とライフスタイルに対する不安です。

お金のリスク

経済状況は変化するので、10年後も20年後も同じ金額を返済できるとは限りません。特に退職後は心配ですよね。
それに、少子化で人口がどんどん減っているので、住む家を探す人も少なくなって、そうすると価格も減少してしまうかもしれません。

お金のリスクを考えて家を買わない場合、誰かの家を借りる必要があります。賃貸という選択肢です。
でも、今までは大家さんは入居者を簡単には追い出せないようになっていたのが、最近では期間をおいて出て行ってもらえるような契約も出てきています。ネットやテレビで耳にしたことがあるかもしれませんが、入居者の高齢による孤独死を避けるため、入居に年齢制限をする大家さんも少なくありません。

一方、自宅を購入して自分の家があれば、住宅ローンを払い終わってしまえば支払いもありませんし、追い出されることもありません。
払い終わるまでは大変な時もあるかもしれませんが、その後のことを考えると、購入した方が安心な気がしませんか?

賃貸は、何十年支払っても家は自分のものにならないし、お金が返ってくることもありません。でも、購入して自分の家だったら、売却すればいくらかは戻って来るのです。

賃貸は、住むことの権利に対する支払いなのに対し、購入は自分の家自体に対する支払いで、ここはかなり大きな違いだと思います。

災害時のリスク

せっかく買った家が地震で倒壊してしまわないか。
水害や台風の被害にあったら?
住宅ローンはまだ何十年も残っているのに。
そんな不安もあると思います。

災害のリスクは確かに心配です。
ここは人それぞれなのですが、私自身の場合は、保険にきちんと入ることや、管理体制のしっかりしたマンションを選ぶということで納得しています。
過去のデータとしては、地震で倒壊したり浸水の被害にあったマンションは、国から補助金も出ています。

それに、本当に住めなくなって取り壊しになった場合でも、実は所有している土地の持分を売却することもできます。
これは、賃貸にはできないことです。

引越しのリスク

特に独身の方だと、いま買っても結婚したら引越すかもしれないからと考える人も多いと思います。
かつての私の場合も同じような考えがあって、私の場合は転勤の多い仕事をしていたので、私の人生において購入の選択肢はゼロでした。
家なんて一生買わないと思っていたんです。
でもある時、自宅を所有していたら、それを売却したらお金になるということに気づきました。

引越しの時でも、それまで住んでいた自宅を売却すれば次の家の資金になるし、手放したくない場合は賃貸で人に貸すこともできます。
でも、自分の家がなければ、そもそもそんな選択肢がありません。

家は、住居を購入しているようで、実は寝床付きの貯金箱みたいなもので、ローンを返すということは、貯金箱にお金を入れるのと似ています。

まとめ

家の購入は、だいたいの人は一生に1回か2回です。
人は、よく分からない難しいことは避けたくなるものです。
だからこそ不動産エージェントが存在しているので、自分の気持ちを理解して一緒に並走してくれるプロと出会うのが、理想の暮らしへの近道です。

家を買うリスクについて考えることはとても大切なことですが、同時に買わないリスクについても考えてみると、また違った考えが見えてくるかもしれません

もちろん家を買うリスクもあって、心配は山積みです。
買うリスクと、買わないリスクの両方を考え、その上で自分の未来やライフスタイルを考えてどちらを選ぶべきかを考えることをおすすめします。


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